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040 海での特訓

 ◇ ◇ 6月11日 かつての水竜岬 ◇ ◇


 私達は深海に向かうためにビュウスに頼んでイティアが水竜を狩った海まで送って貰った。

 まあ、距離を考えると今の私達では一ヶ月以内に海までたどり着けないし仕方ない。

 水竜が居る場所らしいから気を付けないといけないね。


「ほら、ここが俺とイティアが水竜を狩った海辺だ。水竜岬という名前の場所なんだが・・・・・・いつの間にかかつてのって過去形になってるんだよな」


「もしかして・・・・・・イティアが・・・・・・・」


 焼き鳥を狩ったように大量に水竜狩りを?

 そりゃ居なくなるよね。

 ちなみにシャウラが言うには焼き鳥は鳥頭だから数日もすれば元に戻るだろうとのことだけど水竜は頭悪いわけじゃ無いから逃げたらもう戻らないよね。

 と言うわけでここは安全地帯なんだね。


「ちなみにあそこ辺りに工房の跡地がある。BANされたあいつらの工房だが爆発した後で誰も手が付けられてないし向こうには無いドッグなんかもある。シャウラが確保した後だからあそこを立て直せば自由に使えるぞ」


「そうなんだ。かなりありがたいね」


 まあ、必然的に乗り物は必須だしね。

 深海と言っても泳いでいくのは流石に無理があるからね。


「・・・・・・爆発ってもしかしてボクの槍を爆破させたときのかな?」


「ここはかなり遠かったと記憶してるが・・・・・・とんでもないくらい遠くから奪われてたんだな。案外そういう装置とか残ってたりするのか?」


「残ってない・・・・・・とは言い切れないかな。BANされたから片付ける暇があったとは思えないしね」


 そもそもその工房を捨てる気だったかどうかも分からないからね。

 なんせ工房の敷地は安くは無いからね。

 この工房の敷地は相当大きいから今の私達の工房の資金でも簡単には買えない。


 買えたのはイティアが鹵獲してきたあの工房の資金というあぶく銭があったからこそだからね。

 そして、工房と町を行き来するだけならプレイヤーじゃなくても出来るので海までの近道となるようにとその資金を全額工房に預けてくれたから買えたらしい。

 近道のために工房を作るって・・・・・・まあ、そういう事が出来るようになってるのがこのゲームなんだけどね。


「さて、俺は先にあそこの工房の方に向かって再建築を始めておく。ホムラ達は深海に向かうための準備をしておけ。水圧やらなにやらに耐性をつけないと迎えないだろうからな」


「うん、なにからなにまでありがとね」


「別に構わないさ。あたらしい事を推し進めるのはあんがい悪くないことだしな」


 そういってビュウスは崩壊した海辺の工房の方に向かっていった。

 にしても工房も二つになったからそろそろ工房そのものを区別できるように名前をつけた方が良いのかもしれないね。

 最初の工房が本工房でここのは海辺の工房と呼ぶようにしよう。


「ホムラ殿、深海に耐えるにはどういう風にトレーニングをすれば良いのでござるか?」


「う~ん、水圧よりもまずすることがあるんだよね」


 というかそれをやらないことには始まらないからね。


「水中で戦えるようにトレーニングでしょ。ボクも水中で戦えるかは怪しいからね」


「そういうこと、魔力回復を挟みながらならずっと水中にいられるしまずはそこからだよ」


 ヒュルリ砂鉄山のように魔力で満ちあふれては居ないから魔力の消耗が激しくなる。

 魔力回復薬は大量に用意してあるからそれを使って魔力を回復しながら戦っていけば良い。

 そのうちどうにかする必要はあるけどね。


「なるほど、水中戦闘が出来るようにか」


「確かに水中で戦うなんて難しいもんな」


「とくにレクトなんかはまともに戦えるかどうか怪しいからね」


「弓の勢いが無いから飛ぶとは思えないからな。重量級の矢を使えば話は別だが・・・・・・・」


 地上とは違ってほとんど飛ばないもんね。

 水中で使えるスキルとかがあれば話は別だったんだろうけど無いらしいからね。

 そんな機会が無かったんだし当然だろうけど。


「レクト兄の援護がないのでござるか!?」


「あと、その弓だと水中ですぐ駄目になるんじゃ無いの?」


 レクトの弓が駄目になる?

 あ・・・・・・言われてみれば確かに。


「原型はホビーボウだしね。いくらパワーアップしたと言っても中に何かが大量に侵入すると機能停止しちゃうよ」


 除去機能はあるんだけど水中だと流石にそれだけじゃ追いつかないだろうね。

 なにより本人の魔力を吸い上げて機能するから持ってるだけで魔力が枯渇するというとんでもない代物になりかねない。


「って、僕は弓すら使えないのか!?」


「劣りはするけどマナコーティングミスリルボウがあるからそれを使おうか」


 まあ、それで海の中で弓が完全に使えなくなるという事態は避けられるだろうね。

 さてと、それじゃあ訓練開始かな。

ビュウス「うん、中身はそのままそっくり残ってるな。あちこち爆発四散したせいでつかえるものは残っては居ないが・・・・・・原型止めてるから解析くらいは出来るだろう」

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