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038 セクター・パンドラ2

 ◇ ◇ 6月10日 炎の大地 灼熱の火山 ◇ ◇


「クッソ、問答無用かよ! 【パワーガード】!」


 ドルフィスがセクターの初撃を防ぐ。

 アクターメタルで作った金属の棒で殴っただけ?

 てっきり呪いか何かを掛けられると思ってたんだけどドルフィスには何の影響も・・・・・・


「【スタン】」


「うぐ・・・・・・」


 そう思っていたら攻撃をしようとしていたオボロが倒れた。

 突然オボロの体に雷が出現した。

 魔法じゃ無い。

 コレが呪い!?


「セクターの左目には注意して。呪いの邪眼を持ってる。あれで見られると何かしらの呪術で攻撃されるよ」


 視界を使った遠隔攻撃!?

 そしておそらくだけど目から発射されているわけじゃ無くて視認した対象に直接影響を及ぼすタイプの力なんじゃないかな?

 うわ、普通にやっかいすぎる。


「なんで私の左目の力を知ってるのかな? そういえば右目の力も知ってたよね」


「さあね、それは戦ってる最中に聞くことかな! でもわざわざ見せてくれてありがとね【雷の邪眼(スタン)】!」


 コクウの左目が一瞬光った。

 するとセクターの体が一瞬こわばった。

 もしかしてコレって・・・・・・・


「私の力を真似た?」


「まあね。理由はあるけど戦闘中に話すことじゃないでしょ」


 コクウは電撃を纏った槍でセクターを突く。

 突こうとした瞬間にセクターはかき消えて遠くに出現した。


「そう簡単に食らってはくれないよね」


「ふ~ん、なるほどね。真似できるのは邪眼だけって事ね。神眼は無理なんだ」


「ははは、ばれた? まあ、君のそれは先天的に持っている力じゃないからね。だから無理なんだよね」


 アハハと笑いながらコクウはいう。

 私に分かるように伝えてきてる。

 ハッタリを混ぜてるけど転移出来ないのは本当だとね。


 神眼の中でも転移は両方の目を使う必要があるらしいからね。

 高度な技術力が必要になってくるから真似できないとのこと。


 うん確かに戦いながら慣れない力どころの話じゃないものを扱えというのは厳しいよね。

 精密作業を失敗しないように集中しながら戦えと言っているようなものだ。

 そんなもの私には無理だ。


「っく、動けるようになったでござ「【スタン】」りゅぁぁぁぁ」


 そう思っていたら電撃で動けなくなっていたオボロが立ち上がったと思ったらすぐにまた電撃で動けないようにされた。

 五分って所かな。


「なるほどね。ボクも使ってみて分かったけどクールタイムがあるんだねこの邪眼。恐らく五分って所かな?」


 五分かと思ってたら違った。

 コクウが私の感知を通して本当の時間を伝えてくる。

 三分だって。勘違いしていると思わせる為のブラフかな?


 いや、コクウ自身の使うスタンの時間を誤解させるためのものだね。

 コクウ自身のスタンもクールタイムが同じらしいからね。

 五分だと誤解させるようにしたんだね。


「別にこれだけが私の邪眼じゃないよ。【フリーズ】ウィズ【バインド】!」


 セクターがスタンじゃない力を使った!?

 すると私の地面から氷が生えてきた。

 私を拘束するように氷が迫ってくる。


 バインドといってたし拘束系の何かだろうね。

 フリーズは凍結という意味だし凍結させて拘束するって意味かな。

 なんで私に直接使わなかったのかはしらないけどこういう形なら飛び退いて回避できる。

 それに私の体に触れれば錬金技術の破壊術で壊せるしね。


 破壊術はシンプルに物を破壊するだけの技術だ。

 一時的に作って後で壊す予定の何かを遠隔で破壊するのに重宝するものだよ。

 破壊って錬金術で使えるのと思うかもしれないけど結構重宝するからね。


「これを避けるんだ。じゃあ次は・・・・・・」


「【氷結の邪眼(フリーズ)】!」


 コクウが速攻で真似してセクターを凍らせた。

 まあ、真似られるのに安易に真似するからってなんか使い方が違う気がする。

 さっきは地面から生える形だったのに直接凍らせた?

 でも、速攻で砕かれたね。


「やっぱり邪眼の応用も出来ないんだね。当然だよね。君は呪術師じゃないんだから」


「無理か。やっぱりデフォルトで使える邪眼は見て使ったところで全部効かないと思って良いだろうね」


 コクウは呟いた。

 って、真似ることが出来ても意味ないって事!?


「あはは、コレ厳しいかもしれない。実のところボクって自分の力の詳細把握しきれてないんだよね。単純に肉体スペックでしか戦えないからね。把握出来てる能力は正直味方くらいにしか使えない何かを奪う能力だしね。強いて言えば遠くにある所有物を手元に呼ぶ位しか出来ない」


 コクウがぶっちゃけた。

 って、ドラゴンも単純な肉体スペックだけで戦ってたんかい!?

 あの時は槍は無かったはずだしね。


「コクウはあの子に攻撃は出来ないの?」


「多分ボクは警戒されてるから速攻で回避される。そして他の三人は当てに出来ない。どうもボク達だけが動けている理由は何かしらの要因で邪眼を無力化してるからみたいだよ」


 邪眼を無力化ね。

 だから間接的に攻撃を仕掛けてきたという訳ね。

 よく見たらオボロ以外の二人も氷漬けにされて動けなくなってる。

 これって割とまずい状況なんじゃ・・・・・・

イティア「あ~もう! うっとおしい!」

モンスター父「ぬわー」

モンスター子「親父ぃぃぃぃぃぃ」

イティア「襲ってきておいてそういう罪悪感あおるようなやられ方するのやめてくれる?」

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