003 やってきた来訪者
2023/1/30 大幅改稿
2023/2/1 誤字修正
私がクラフティングオンラインを始めて一週間が経過した。
4月3日に始めたから今日は4月10日だね。
その間、色々あった。
本当に色々とあった。
弓を作ったり杖を作ったり槍を作ったりね。
特に槍は軽量な木材のまま強固で壊れにくくするにはどうしたらいいのかとか考える必要があったりで色々と大変だった。
しなやかさがある程度ないとへし折れるからね。
圧縮すると強固にはなるけどそれが原因でへし折れやすくなって製作評価が下がってしまうしほんとうに大変だった。
木材の性質をみてどれが槍に向いている木材なのかを考え、そして槍の先端として向いている木材で作り上げた究極の木槍が完成したんだよね。
まあ、木槍の作り上げた技術から弓もいくつかのパーツに分けて作り上げた木製コンポジット・ボウが完成したね。
コンポジット・ボウの値段は驚きの10000Yen越えだ。
材料費も相応にかかるけど比較的作りやすい量産しやすさに特化させたコンポジット・ボウがここまでの値段になるとはね。
徹底的に研究しただけはあるね。
「さて、ロギロスも準備できた?」
「アア、そのコンポジット・ボウのパーツヲ作リ上ゲル機械ヲ完成させタゾ」
うんうん、いいいねいいね。
私がなんでわざわざ量産しやすさに特化させたか?
それは量産するための装置が完成したからだ。
木製の小さい何かを自動でクラフトするというなにげに超高度な機械を作り上げたんだよね。
まあシンプルに特定の形に削るという単純な代物だけどね。
それでも作り上げてしまうあたり凄いよ。
「ところでどうやって作ったの?」
「アア、安ク購入でキル機械類ヲ分解シテ組ミ合わセテ作ッタ。無料ノ奴ハ分解できないノガ難点ダナ」
へ~安く購入できる機械ねぇ・・・・・・
それってもしかして・・・・・・・
「私の稼いだお金で買った?」
「イヤ、俺自身ガ課金シテ手ニ入レタ物ダ。だカラ安心シロ」
ならいいや。
機械類とか買うレベルでお金を使われたら洒落にならないからね。
折角安定して材料とか購入して物作りのための研究費とか貯めてるのに使われたら一気に何も作れなくなるからね。
あんな加工が出来る程の機械の大本をいくつも買える程資金は貯まってないんだから。
使うならかなり余裕が出来てからにしてほしい物だしね。
「それじゃあ、スイッチオン!」
ロギロスの作った機械がガガガガと動き出す。
そしてガコンガコンと木を加工し始めた。
「一時間あたり何個生産できるの?」
「二時間デ一個ダナ。一時間デ片方のパーツガ出来上ガル」
弓のリムの部分が一時間で一つ出来るってことね。
だから一個分作るには二時間待つ必要があると・・・・・・
結構時間かかるね。
「マア、こレノ調整はオレニ任セロ。稼働データヲ解析シテ改良ヲ施シテ行くつもリダ」
「期待してるよ」
まあ自動機械がこうも簡単に出来上がるとは思えないし加工後のリムのおかしいところを弄って修正する必要はあるだろうね。
その後は二つを結ぶハンドルと組み合わせて完成させないとね。
ちなみにハンドルはまだ自動じゃ作れないから手動だね。
リムのできあがり次第でハンドルを作らないといけないからまだ作ってないけどね。
ちなみに弓を扱う上で重要な矢は元からあった機械の自動加工でどうにかなった。
羽なしとは言え大量に矢が出来上がる光景は相当凄かった。
いずれは矢に羽をつける自動作成機械とか作って欲しいと思ってる。
「ホムラ~客人だよ~」
なんか工房内放送みたいな感じで呼ばれた。
そんなのもつけられてたんだ。
とりあえず私は呼ばれたのでシャウラの居る店の所まで行ってみた。
言ってみるとシャウラが店頭で寝そべりながら待機していた。
うん、客が来てるんだからシャキッとしようよ。
「私がそろそろ良いだろうと思って専属契約したNPCの人だよ」
「えっと初めまして。レクトです。貴方が僕の弓を作ってくれる人ですか?」
勝手に専属契約するなよとシャウラに言いたいけどこういうときの状況判断はシャウラの方が的確なんだよね。
まあ、いずれ通る道だったし別に良いか。
たしか工房と契約した冒険者という扱いだよね。
給料を払って無償で武器を提供して冒険してもらうNPCだよ。
冒険して貰っていろんなモンスターの素材やら冒険地の素材やらを手に入れたり冒険地に色々と建設するときの護衛とかそんな感じの役割を担うのがこの専属冒険者ってやつだね。
にしても見た目は金髪碧眼の男だね。
耳が尖ってるからエルフの類いかな。
このゲームエルフとか普通に出てくるんだ・・・・・・
「初めまして、ホムラです。よろしくお願いします」
とりあえず色々と話してどんな武器が欲しいのかを聞く。
まあ、今回の場合は弓だね。
店頭に出してない量産型を作ると決める前に作り上げたコンポジット・ボウがいいかな?
研究用に置いてあったんだよね。
とりあえず取り行って戻ってくる。
「こんなのはどう?」
「おお、店頭にも出てない高等な弓ですね。木材を複数種使ったコンポジット・ボウですか」
「店頭に出す予定のなかった量産型を作る前の高等品ですよ」
コンポジット・ボウを量産型を作るにはまずは最高の物を作る必要があったからね。
そこからグレードを下げて量産出来るよう適した形に仕上げたわけだからかなり高等な代物だよ。
「このレベルの弓ともなると矢の品質が低くても問題はありませんね。喜んで契約しましょう。あと堅苦しい口調はなしにしましょう。仲間になるんですから」
あ、そうなの。
ずっとこの口調続けないといけないかなって思って憂鬱だったから助かったよ。
「それじゃあ、今後ともよろしくね。レクト」
「こちらこそよろしくお願いします」
こうして私の工房に始めてNPCが仲間として踏み込むようになった。
ソニス「よし、分からない人は分からないかもだけどこの地点で改稿終了だね。今後のホムラの活躍に期待してね」




