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033 チョコの草原

 ◇ ◇ 6月2日 炎の大地 チョコレート草原 ◇ ◇


 私は探索中にとんでもないものを見つけた。

 まさか炎の大地にこんな場所があったなんて・・・・・・

 正直予想外だった。


 今日の探索を切り上げるための転移ポータルを感知を広げて探してたら偶然見つけたんだよね。

 私が見つけたいと思っていた場所がね。

 まさか、まさかこんな場所にあるなんて・・・・・・


「ウホォォォォォチョコの匂いがするぞ!」


「ドルフィス、甘いのが好きだからといって興奮するな。にしてもすごいな」


「一面チョコの草だらけでござる」


 そう、たどり着いたのはチョコレート草原と呼ばれている場所だった。

 私はこの場所をずっと探してたんだよ。


「チョコ草だぁぁぁぁぁぁ!」


「ホムラまで!? お前も甘いのが好きなのか!?」


 いや、ドルフィスと一緒にしないでよ。

 まあ、端から見たらそう見えなくは無いか。


「チョコ草はね。私が試練中に見つけてかなりいいと思った素材なんだよ」


「試練ってああ、生産スキルの習得の・・・・・・」


 あっちの世界で見つけた素材はこっちでも見つけたいと思っていた。

 その一つがこれなんだよね。


「こんなチョコの味がするだけの草がか?」


「このチョコ草を甘く見ないで欲しいな【抽出術(エクストラクション)】」


 私は錬金術の錬金技術の一つである抽出術で草に満ちるチョコを抽出した。

 出来上がったチョコをストレージにしまいつつ抽出した後の草を見せながら言った。


「これが、現状最強の接続素材コネクトグラスだ!」


「コネクトグラス?」


 まあ、疑問に思うよね。

 そりゃ、草見せただけで分かってもらえるとは思ってないよ。

 この草はとっても凄いんだよ。


「この草とマナクリスタルを錬金するだけでマナソーラーパネルが作れる」


「な!? そんなとんでもない素材なのか・・・・・・」


 このゲーム内世界においてマナソーラーパネルは高級品だからね。

 製造過程も過程だから容易には作れないはずだったんだよね。

 マナクリスタルとコネクトグラス、あとヒカリゴケを錬金するだけでマナソーラーパネルが一枚出来てしまう。

 超簡単に量産できてしまうんだよ。


 ちなみに全部の材料を言わなかったのは盗聴対策だ。

 ヒカリゴケを入れないと発電は出来てもとんでもないことになるからね。

 だからどう頑張っても完成はしないわけだ。


 試験運用せずに設置なんてしたら火事になるよ。

 動くんだけどしばらくすると燃えるからね。

 へたに動く分タチ悪いとも言えるけどね。


「いや~こんなところで手に入るなんてね・・・・・・もしかしたらシャドウアイアンもあるかも」


 シャドウアイアンはまあ正直微妙な所ではあるけどね。

 でも試練中は結構お世話になった。


「って、よく考えたらシャドウアイアンってオボロの刀の強化に使えるかも。砂鉄状態であるしね」


「マジでござるか!? チョコの草原最高でござる!」


 シャドウアイアンは地面のチョコ砂を同じように抽出した残りかすからできるものだ。

 砂を抽出した後に残る物だから当然砂鉄状態になるわけだね。


 ちなみにシャドウアイアンそのものは影を操る力を保持している。

 まあ、弱いから影を揺らす程度でしか無いけどね。

 でも工房に戻った今ならこの能力を強化する素材がいくつもあるから影を操る力を強化出来るかもね。


「思わぬところで凄い物を発見したね。ところであの草むらにいる何かは大丈夫なのかな?」


「そういえばそうだった」


 チョコの草原には何かがいるんだったね。

 シャウラの見立てだと草原そのもののおくに入ると危険との話だった。

 まあ、草を刈った後なら話は別らしいけどね。


「試練の時と同じとは限らないね。いや、出てきても問題ないか。今は・・・・・・・」


「拙者達がいるでござるからな」


 クラフターだけしか居なかった試練の時とは違うからね。

 今なら出てきたとしても倒せる。


「なるほどね。でも、食材系エリアだしモンスターもおそらくは・・・・・・」


「チョコモンスターか!」


 コクウが考察してる最中に大声でドルフィスが叫んだ。

 うん、甘党はしばらく黙ってようか【切断術(カッティング)】。


 火に対する耐性を引っぺがされてギャーと叫びながら転がる馬鹿は放っておいて話を進めよう。

 草むらに潜むモンスターについてだ。


「おそらくだが不定形モンスターだろうな。スライムとかそんな感じのやつだ」


「不定形ってかなり面倒な奴じゃ無いか・・・・・・」


 まあ、どうやって倒せば良いのか分からないモンスター筆頭だしね。

 雑魚扱いされてるゲームでは不定形じゃないスライムだしね。

 ゼリーみたいなのと流動するタイプでは強さは全然違うよ。


「まあ、大丈夫だよ。いざとなれば私の錬金術が火を噴くからね」


 錬金技術を身につけて戦闘補佐が出来るようになったんだ。

 ドルフィスの耐性を引っぺがしたみたいにモンスターも私が加工してあげるよ。


「さて、決まったみたいだし・・・・・・ってもう既に出現し始めてるね」


 まあ、やっぱりというか試練の時と出現条件は同じじゃ無かったか。

 そういうのを考えると易しめにされてたんだね。


「さて、それじゃあ戦っていこうかな」


 そして出現した不定形の何かとの戦闘が開始した。

ドルフィス「戦っていくぞ」プスプス・・・・

オボロ(ドルフィスさんが黒焦げになってる・・・・・・)

ホムラ(戦う前に回復させておかないとね)

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