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030 いつか目覚めるときまで

 ◇ ◇ 5月30日 工房 空き部屋 ◇ ◇


 ドラゴン素材を使ってようやく完成したよ。

 コールドスリープ装置がね。

 結構色々あったよ。


 技術力不足を補う為にスキル習得本の機能を使って数十年単位で技術を磨いたりしたからね。

 スキル習得は入れるのはプレイヤーとクラフターだけだから木工兄妹と私達五人のプレイヤーしか入れなかったんだよね。

 折角だからと言うことでシャウラが新たに作業NPCを雇ったんだ。


 鍛冶師のケナシに裁縫職のコトン、何故か種族は違うコトンの妹のパウリンに鍛冶が苦手なドワーフのヴァッカスの四人を追加で雇ったんだよ。

 十一人でスキル習得本を使って一分間に一年が経過する空間で技術を磨いたんだよね。

 コールドスリープ装置が作れるようになったらスキル習得の条件を達成させて加速空間から出たんだよ。


 その後皆で力を合わせてコールドスリープ装置を作ったんだ。

 これでリエラが死ななくて良くなる。


「リエラ・・・・・・絶対に呪いを解く方法を見つけ出すからそれまで待っててくれよな」


「私も絶対に見つけ出すから・・・・・・だからリエラ姉・・・・・・・・それまで待ってて・・・・・・」


 レクトとオボロがリエラと別れの時間を取った。

 幸いギリギリではなく数日程余裕を持って完成させたからね。


「リエラの呪いはこれ以上重傷化しないように常に浄化の魔法がかかるようになっているからね。呪いの進行はこれ以上しないはず・・・・・・だよね?」


「悪魔もろとも押さえ込んで眠らせるからね。これで重傷化するならもうお手上げだよ。悪魔に変貌する前にリエラを殺してあげるしか無くなる」


 シャウラはそう言った。

 だよね。

 にしても・・・・・・


「治す為の素材のありかとかは分かってるの?」


「深海に行ったり空の国に行ったりしないと無理だね。あとあのとき戦ったドラゴンの上位種の素材も必要になるね。上位種のドラゴンさえあればちょっとずつ浄化できるようになるから万が一の事態は無くなるけど・・・・・・何処にあるかどこにいるか分からないからね」


 あ~空の国もドラゴンも移動するもんね。

 スキル習得の時間加速で出されたお題が空を駆ける船だから飛行船は作れるけど何処にあるのか分からないんじゃ作っても意味ないからね。

 場所が分からないんじゃどうしようもない。


「まあ、万が一があっても一年は持つからね。それに・・・・・・運の良いことにイベントがある」


「イベント? このゲームにもイベントなんてあったんだ」


 まあ、スキルとかも結局あった訳だしね。

 クラフティングテーブルというスキルはかなり便利だしね。


「そのイベントはスキル習得の際の加速空間に行き数年間の間で何か目的を達するというものだよ。目的を達した時の報酬とかいろいろあるんだがそういうのはどうでも良くて」


「どうでも良くて?」


 いや、報酬なんかもあるんだ。

 多分リアルマネーとかさまざまなものが関わってくるんだろうね。


「持ち帰れるんだよ。素材も、制作物も全部ね」


「なるほど。確かにイベントは重要だね」


 スキル習得の際の世界からは何も持ち帰れなかったしね。

 持ち込みも持ち帰りもできないのがスキル習得の世界のルールなんだろうし仕方が無い。


「となるとイベントでの目的は勿論・・・・・・」


「レクト達冒険者の強化だね。イティアも毎回手伝ってくれるわけじゃ無いからね。というかイベントの重要NPCの位置づけだし参加してくれないよ」


 中身入りのNPC?がイベントの重要NPCになっちゃうんだ。

 何というか凄いねこのゲーム・・・・・・


「運が良ければ目的の素材も手に入るかもしれない。次のイベントまで出来ることはやっておこう」


「だね・・・・・・」

ホムラ「何か色々すっ飛ばされてない?」

シャウラ「リメイクと一緒に書いてるからめんどくさくなったんだろうね。でもさらっと辻褄合わせもやってるし続けるつもりだとは思うよ」

ホムラ「じゃあクラフトゲーのイベントは・・・・・・」

シャウラ「当然書くだろうね」


 というわけで色々とすっ飛ばした感じで一章は終わりです。

 まあ、リメイクの方でちゃんとその辺の物語はちゃんと描かれるので安心ください。

 ちなみにノベルピアとNolaノベルでリメイクを毎日投稿してるけどこっちも投稿は切らす気は無いのでご安心ください。

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