101 ワイズの修練
◇ ◇ Sideワイズ 拠点エリア 315日目 ◇ ◇
ふむ、第一エリアで長時間探索できるようになってきたの。
そして活動限界は4時間といったところか。
とても短いがこの短期間でこの深海で活動できるようになったことを考えれば良い方かもしれんの。
正直ホムラ殿の助けが無ければここまでスムーズに力を取り戻せなかったじゃろう。
そもそも弱体化した状態でこんな所に放り出されて生きていけるとはおもえんしの。
それ以前に弱体化もホムラ殿によって力を取り戻せるようにもなっとるしホムラ殿には足を向けて眠れんの。
じゃが、このまま成長してかつての力を取り戻せるのか不安になることがある。
根本的に体質が変わっておるからの。
以前と同じ方法で魔法が使えるかどうかは怪しいところじゃの。
ただでさえ浮遊島関連はほとんど時間が残されておらぬというのに。
この場所には資料すらないから魔法の研究ができぬ。
設備もないからの。さすがのホムラ殿も知らないものは作れぬじゃろう。
今のワシがどんな魔法を使えるのかさっぱり見当が付かぬ。
「困ったものじゃの」
経験と勘で下位の魔法ならある程度最適な術式に調整できるが中位クラスともなると話は変わってくるからの。
こうなると威力よりも弾幕をはり数を重視する攻撃スタイルで行った方がいいの。
弾幕を張ることなんぞそうそうなかったから良い訓練にはなるじゃろ。
「とりあえず体内の魔力系統の器官を鍛え上げることが最優先じゃな」
光の球をいくつも宙に浮かべる。
射出せずひたすら円運動をさせる。
ワシが恒星と見立てて光が衛星としてぐるぐる回る感じじゃの。
魔法を常時使いつつ動かしていけば魔力器官が鍛えられる。
それでワシの魔力出力を根本的に引き上げることが出来る。
同時にエネルギーを身体強度を僅かに上回るように全身に流し身体強度も鍛える。
こうすることで魔力量と連射力なんかを引き上げられる。
魔法を使っても身体に魔力が流れてなければ次の魔法は使えぬからの。
身体強度を引き上げてエネルギーの貯蔵器官から身体に瞬時に魔力を流せるようにしつつ流せる量を増やせば高出力の魔法の連射が出来るからの。
ついでに貯蔵期間に保有できるエネルギー量も増えるから一石二鳥じゃ。
「っく・・・・・・じゃが維持が厳しいの・・・・・・」
魔法を限界まで使いつつ動かししかもエネルギーを身体強度を多少超える程度全身に回してるからの。
これの維持は慣れでどうにかなるじゃろうがこのきつさだけはいつまで経ってもなくならないじゃろうな。
そうなるくらいつねにやりつづけるわけじゃから当然なのじゃが・・・・・・
じゃが生き延びることが出来たんじゃ。
ワシは早急に力を取り戻し他の場所の手伝いをせねばなるまい。
苦しいが頑張るしか無いの。
ワイズ「!?!?!?!?!? 股から血が!? 身体に負荷を掛けすぎた!?」
ホムラ「あ~・・・・・・・・」
オボロ「そういえばワイズ殿は元男性だから始めてなのでござるな」
コクウ「というかああいう形で女になったのに月の物があるんだね」
ホムラ「まあ、そういう風に身体を作り直したからね。子供を産めるかは微妙だけど月の物だけは普通にあるよ」




