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099 矢を飛ばす方法

 ◇ ◇ Sideレクト 第一エリア 303日目 ◇ ◇


 僕は弓で矢を飛ばす。

 遠くに設置した的に当てられるように何度も撃ち方を変えて挑戦する。


『クッソ、全然当たらない』


 分かってたことではあるけど普通の矢だと距離が伸びない。

 金属矢だというのも一つの原因かもしれないけどな。

 だが、こんな場所で使える矢といえばコレしか無いわけだしこれで頑張るしか無い。


 ホムラに作って貰った矢は製造コストが高すぎて普通の矢みたいにほいほいつかえないからな。

 しかも一度撃てば回収しても使えないという徹底ぶりだ。

 なんというか一度撃つとコーティングが剥がれて普通の矢とほとんど変わらなくなるんだとさ。


 そうなると弓そのものを変えない限りはどうしようも無い気がする。

 だけど、ホムラが矢をどうにかしたのを考えると弓そのものを改良して矢の飛距離を伸ばすというのは既にできる限りのことはやっているんじゃ無いか?

 だとすると劇的に弓が強化されるというのを期待するのはやめた方が良いのかもしれない。


 そうなると考えなきゃいけないのはスキルの習得だ。

 水中でも矢を地上と変わらないくらいに飛距離を伸ばすスキルを習得すれば何とかなるのではと最近になって気がついた。


 というかもっと早くそういう考えに至ってなきゃ駄目だったな。

 コクウに武器に頼りすぎと第三エリアで矢の飛距離に嘆いたとき指摘されたからな。

 指摘されて始めて自分がホムラに頼り切りになってる事実を自覚したからな。


 とりあえず、何発も撃って遠くの的に当てられるように試行錯誤を重ねるしか無い。

 変な矢でもまともに当てられるようにいろいろやったんだ。

 それを今回もやるだけだ。

 何度かやって色々と工夫を凝らしていけばいずれは出来るようになるはずだ。


『おお、レクト殿じゃの。こんなところで訓練しておるのか』


 矢を撃っていると後ろから声を掛けられた。

 そこに居たのはワイズだった。


 なにげに僕達とはあまり対話してないんだよね。

 まあ、僕達の訓練している場所にワイズが行けないし僕達も戻ってこなかったからというのが大きな理由なんだけどね。

 第一エリアも大概深海と言える喰らい深い場所にあるけどもう耐えれるようになったんだな。

 まあ、専用の訓練施設をホムラが作ったらしいからな。

 水深3000mまでしか出来ないから今の僕達には意味ないんだけどね。


『なにかようか?』


『用って訳では無いの。水中で自由に動けるように拠点の近場で泳いでたら見つけただけじゃ』


 あ~訓練施設は広々と泳げる程広くないらしいしな。

 ならこのへんの水圧に耐えれるようになったら外出て泳ぐ訓練もした方が良いのか。

 身体も大幅に変わってて勝手も違うだろうしな。


『しかし、なってないの。闘気を矢に纏わせずに飛ばして何の意味があるんじゃ?』


『闘気を纏わせる?』


 闘気って飛んでいく矢に乗せられるのか?


『それを意識すればうまくいくとおもうの。それじゃあワシはこの辺で失礼するの』


 そう言ってワイズは泳いでどこかに行ってしまった。


 にしても、いいヒントを貰った。

 闘気を纏わせる。

 それをしつつ矢を飛ばせば何とかなるかもしれない。

 実践していこうか。

コクウ「オボロもドルフィスも当たり前のように闘気を纏ってるのに今更か。遠隔武器といえど流石に遅すぎるでしょ」

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