キューピット、散る。
こいつら“まだ”鳥居前。
ロジー
「さて、そろそろ神隠しの調査をするわよ!」
ダーク
「……フッ
神隠しか……いざとなれば俺の暗黒竜の封印を解くぞ……」
リオナ
「調査と申しましても、どのように調査を行いますの?」
ロジー
「いい質問ね!お嬢様!
これだけ人数がいるんだから、何人かに分かれて調査するわよ!」
ミラ先生
「いいねぇ〜!
2人3班か、3人2班にするかどっちがいい?」
ロジー
「2人3班ね!
手分けして神隠しの手がかりを探すわよ!」
ロジー
「(ふふっ♪
実は“神隠しの噂”なんて“全部嘘”なの♪
ダークと巫女ちゃんをくっつける為の舞台なんだから♪)」
カレン (涙目)
「ティナぁ……
一緒にいて……?」
ティナ
「はいはい。じゃぁわたしはカレンと組むね?」
ロジー
「こらこら!勝手に決めないで!
班分けは私が“占い”で相性を決めるから!」
ティナ
「え〜……
占いなんて当てにならないじゃん。」
カレン
「そうだそうだ!
占いなんてしなくてもティナとあたしの相性は最強なんだから!」
ティナ (ちょい照れ)
「ね!わたしら最強だもんね!」
……
カレン
「うんー!」
リオナ
「(……あら?このおふたり、やはり……)」
ダーク
「……フッ
ロジー先輩の占いは本物だぞ……?」
ミラ先生
「いいじゃん!占い!
やろやろぉ〜!」
リオナ
「まぁ、たしかに面白そうですわね。
ロジー様、お願いできます?」
ロジー (にっこり)
「決まりね!」
ティナ
「しょうがないなぁ……」
カレン
「絶対ティナと一緒の班になるから!」
ロジー、カバンからノートを取り出す。
ノートを広げると占い用の魔法陣が描かれていた。
ロジー
「まずは巫女ちゃんの情報からね。
誕生日はいつ?」
ティナ
「6月6日ですけど。」
ロジー (ダークをチラ見)
「(ダーク、ちゃんと聞いてた!?
巫女ちゃんの誕生日は6月6日よ!?)」
ダーク、右腕の包帯を巻き直している。
ダーク
「……風が泣いている……
暗黒竜の封印を弱めておくか……」
……
ロジー (舌打ち)
「……チッ」
「(こいつ……絶対聞いてなかった……)」
カレン
「あたしは8月6日!」
ロジー
「あ、もう他のメンバーはいいわ。」
カレン
「なんでッ!?」
ロジー
「別に誕生日の情報いらなかったから。」
ティナ
「じゃぁなんでわたしの誕生日聞いてきたの!?」
ロジー、目を閉じ魔法陣に手をかざして集中。
ロジー
「……集中してるから静かにして。」
ティナ (ムスッ)
「……」
ロジー
「…………」
「(相性的に……
巫女ちゃんと組むのに1番向いてるのは――
やっぱり脳筋ちゃん……だけど――)」
ロジー (大嘘)
「出たわよ。
巫女ちゃんはダークと相性抜群ね♪」
ティナ
「え、ダーク君か〜、よろしく。」
ダーク (内心めっちゃ嬉しい)
「……フッ
ティナと、か……」
ロジー
「異文化交流が“吉”と出てるわ。」
ティナ
「……なにそれ?」
ロジー
「さぁ?ぶら探とオカ研の共同調査の事じゃない?」
ティナ
「そこらへんは適当なんだ?」
ロジー
「私がしてるのは“占い”であって“予言”じゃないの。
……お嬢様は――先生とね。」
リオナ
「あら♪
ミラ先生、よろしくお願いしますわ♪」
ミラ先生
「よろしくぅ〜!」
ロジー
「脳筋ちゃんは私とね。」
「(巫女ちゃんとダークの仲を邪魔させないように、私が見張っとかなきゃ。)」
カレン (即答)
「やです。」
ロジー
「……え?」
カレン
「あたしはティナと一緒に行きます!」
カレン
「そういうわけで、ロジーさんは“ひとり”で調査してください!
行こ?ティナ!」
ティナ
「え?あ、うん!
行こー。」
ダーク (ティナとカレンについて行く)
「……フッ」
リオナ
「では、わたくし達も参りましょうか。」
ミラ先生
「よぉしッ!
先生、お参りしてこー!」
次々と鳥居をくぐるメンバー達。
ロジー (置いてけぼり)
「ひとりでって……」
神社へ目をやる。飲み込まれる様な暗闇。
ロジー (ゾワッ)
「……いや、さすがに私でも怖いって!
誰か待ってよー!!」
リオナ (振り返り立ち止まる)
「あら……
ではロジー様もご一緒に参りましょう。」
ロジー (小走りでリオナチームへ)
「(くっそぉ……
巫女ちゃんとダークをくっつける作戦だったのにぃ……!)」




