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転生はかすり傷に入りますか?――エルフJK、好物は干し芋。  作者: ひなゆづ
高校生活開始編

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14/34

登校初日、姉は出禁。


翌日の朝。湖畔の街。

商店街のとある精肉店。

二階住居フロアから階段を駆け下りる足音。


カレン

「おはよー!」


カレン母

「おはよう。朝ごはん出来てるから早く食べちゃって。」


カレン

「お父さんは?」


カレン母

「朝から商店街の集まりですって。」


カレン(テーブルに着く)

「そうなんだ。

あっ!豚汁だ!!いただきまーす!」


---


朝食後。

カレンは制服に着替え家を出る。


カレン

「行ってきまーす!」


カレン母

「行ってらっしゃい。

馬車に気をつけるのよ。」


カレン

「はいはーい!」


通学路。

いつものようにランニング代わりに走りながら登校中。


カレン(ダッシュ)

「ハッ――ハッ――!!」


すると前方に見覚えのある金髪ロング、エルフ耳の制服姿の少女が歩いていた。


カレン

「(あれって……もしかして……)」


ティナ

「ねぇリリサぁ、

やっぱりスカート短すぎるって。」


リリサ

「何言ってるの、膝上15cmが最高にナウいのよ?」


ティナ

「……なういって何?」


カレン(背後から)

「やっぱり!!ティナだ!!」


ティナ(ビクッ!)

「うわぁ!?

……ってカレン!?」


カレン

「早速また会えたね!

その格好、もしかして今日から学校?」


ティナ

「うん……リリサが手続きしてたみたいで……

今日からお世話になる事に……」


カレン

「リリサ?――あっ!」


リリサ

「あなたがカレンちゃんね?

初めまして、ティナの姉のリリサよ。」


カレン

「は、初めまして!

(ティナも可愛いけど……お姉さんめっちゃ美人じゃん!!)」


リリサ

「昨日はティナをカツアゲから助けてくれたみたいで、ありがとうね。」


カレン

「あ、いえいえ!

(カツアゲじゃなくて、ナンパだったんだけどな……)」


リリサ(じ〜)

「ふむ。

(黒髪ショートに快活そうな笑顔……

引き締まったスレンダー体型……

――有りだわ。)」


カレン

「……あ、あの?」


ティナ

「気をつけて!

こいつが“噂の怪しい魔法使い”だよ。」


カレン

「え!?

この美人なお姉さんが!?」


リリサ(声が弾む)

「あら、美人なお姉さんだなんて、嬉しい事言ってくれるじゃない。」


リリサ(ガシッとカレンの肩を掴んで)

「カレンちゃん、いつでもうちに遊びに来ていいからね。」


カレン(たじろぎ)

「え?あ、あはは……

ありがとうございます?」


ティナ

「おい、新しい妹枠作ろうとすんな。」


リリサ

「……バレちゃった?」


ティナ

「……もういいや。

カレン、一緒に行こ?」


カレン

「え?うんー!!

一緒に行こー!」


ティナ

「って事でリリサ、もう帰っていいよ。」


リリサ

「……扱い酷くない?」


ティナ

「校門まで来たら他の女子生徒にも手出しそうだから。」


リリサ

「手は出さないわよ!

あくまで観察するだけ!」


ティナ

「それがダメなの!!

リリサ、噂になってるの気づいてないの?」


リリサ

「噂?」


ティナ

「カレン、言ってやって。」


カレン

「え?あたしが?

えっと……湖畔のロッジには怪しい魔法使いが住んでいて、

若い女の子を誘拐したりしてるって噂が……」


リリサ

「……何よそのデタラメな噂!

私そんな事した覚えないわよ!」


ティナ

「女の子を見る目がいやらしすぎたんだよ。

だからリリサは学校来るの禁止。」


リリサ

「……そんな……」


ティナ

「行こ?カレン。」


カレン

「あ、うん!

えっと……リリサさん、あんまり気にしないでください!

いつか遊びに行くんで!」


リリサ(感涙)

「……カレンちゃん……

なんていい子なの……!」


ティナ(手を振りながら)

「じゃぁね〜!」


リリサ

「気をつけてね。」


カレン(ペコっとお辞儀)

「行ってきまーす!」


ティナ

「ここから学校までどれくらい?」


カレン

「いつも走って登校してるからなー。

歩いていけば15分くらいかな。」


ティナ

「意外と遠いなぁ……」


カレン

「そう?走れば5分くらいだよ?

ウォーミングアップに丁度いいじゃん!」


ティナ

「朝から走りたくないよぉ……」


カレン

「あはは!ティナって運動嫌いなの?」


ティナ

「運動っていうか、動くの嫌い。

部屋の中は、ベッドから手の届く範囲に全部置くスタイル。」


カレン

「うわぁ……典型的なぐ〜たらエルフじゃん!」


ティナ

「省エネエルフって言って?」


カレン(鼻で笑って)

「あんなにたい焼きに固執してたのに?」


ティナ

「……うるさいなぁ……」


---


校門前。

人間、ドワーフ、魔族。

様々な種族の生徒達が校門へ入っていく。


ティナ

「(あぁ……始まってしまった……異世界JK生活……)」


カレン

「クラスは決まってるの?」


ティナ

「う〜ん……何もわかんない……」


カレン

「じゃぁ、職員室行ってみよっか。

先生に聞けばわかるでしょ!」


ティナ

「だね!」


カレン

「ついてきて!

同じクラスだったらいいなぁ〜!!」


---


職員室。

――コンッコンッ


カレン

「失礼しまーす!

ミラ先生いますかー?」


「はーい。」


椅子から立ち上がったのは20代半ばくらいの小柄で、気の弱そうな人間の女性教員。

茶髪セミロングを低めのポニーテールにし、丸メガネをかけている。

地味を擬人化したような教員だった。


ミラ先生

「あ、ホワイトロックさん、おはようございます。」


カレン

「おはようございます!

今日転校してきた子を連れてきたんですけど、クラスがわからないみたいで……」


ティナ(カレンの背後から)

「おはようございます……」


ミラ先生

「(わっ!か、可愛い……エルフだ!

初めて見たなぁ……)」


ミラ先生

「あなた、ティナ・フローレンスさん?」


ティナ

「あ、はい。そうです。」


ミラ先生

「私のクラスで、預かる事になってますね。」


カレン

「まじッ!?やった!!同じクラスじゃん!!」


ティナ

「ほんと!?やったぁー!!」


ティナとカレン、手を組んで小躍り。


ミラ先生

「あ、あはは……

もうすぐホームルームの時間だから、ホワイトロックさんは先に教室に行ってて?」


カレン

「はーい!ティナ、また後でね!!」


ティナ

「うん!!」


ミラ先生

「フローレンスさんは……私と一緒に行きましょうか。

き、教室まで案内しますね。」


ティナ

「は〜い。よろしくお願いしまーす。」


ティナ

「(カレンと同じクラスだし、先生も優しそうだし……

学校生活上手くいくかも!)」


ミラ先生

「じゃぁ、行きましょうか。」


ティナ

「はーい。」


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