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特異(得意)なバスケで異世界攻略   作者: ゆうきちざいもん
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特異(得意)なバスケで異世界攻略 第7話

 目が覚めると、見慣れない光景にすこしビックリしたがここが異世界の宿屋だという事を思い出し、チェックインの時に聞いていた宿の裏庭にある井戸に顔を洗いに向かった。

そこにはケントさんが先に来ており、少ししたら迎えに来るから一緒に朝食を取り、ドンガさんを迎えに行く事を確認した。

部屋に戻った俺は、風呂に入っていない事に気付きこちらも異世界もの小説定番スキルの『クリーン』を創造した。こちらはすんなり創る事が出来た。なにせ道具の手入れや掃除を行わないスポーツは皆無に近いだろうから。

 

 すっきりした俺はケントさんと食事を取り、出発の準備をしに部屋に戻った。その際昨日のアイテムボックスの件を思い出した。(そういえば寝る前に確か。。。)

ステータスを確認するとそこには新しく【バスケット】が追加されていた。観察眼で見てみると

【バスケット】‥物を異空間に収納できる穴が現れる。穴の出現場所や大きさはイメージによって変わる。中の時間は停止している。取り出しはイメージしたものがネット(網)から取り出せる。アイテムボックス。


 俺は確認した後、完璧にイメージ通り出来た事に満足し、とりあえず収納する物も何も持っていないのでバックを出し入れしどういう風に取り出しできるか見た後、そのバックを背に昨日と同じ格好のままドンガさんの元へ向かった。

 

 村を出た俺たちは途中何事も無く、ドンガさんの商会がある街”エスカ”へと到着した。

(うわー。大きい所だなぁ)俺は町の周りにある3mはあるだろう大きな壁と、入り口を守る衛兵や中世ヨーロッパっぽい建物が立ち並んだ街並みに暫くの間感心しっぱなしだった。街に入る時の衛兵の検査は身分証の無い俺の保証人にドンガさんがなってくれたお陰で事なきを得た。身分証は冒険者ギルドか商人ギルドで発行してもらえるらしい。どちらで作成しても身分証となるが、ギルドカード自体は共通でカードの表に登録ギルドの印が入るようになっているらしい。俺は両方のギルドで登録しようと思いながらドンガさんの商会に着いた。


 『ようこそ。わが家、わが商会へ。』

ドンガさんの商会はかなり大きな3階建ての建物で、1、2階が売り場で3階の半分が倉庫。半分が住居という作りになっているらしい。

中に入ると、従業員と思われる綺麗なお姉さんにお茶を出してもらい、待合室みたいな場所でドンガさんを待っていた。先にケントさんに依頼達成書を渡すのと、少し準備があるというの事だった。ケントさんに俺も冒険者登録をする事を伝え、『じゃあ、またな。』と簡単な挨拶を済ませたところで、ドンガさんがやってきた。


 『お待たせしてすまないね。一応先に家族に到着した事だけ伝えに行っていたのだよ。では早速だが約束の取引をお願いしたいのだが構わないかね?』と笑顔でドンガさんは訪ねてきたので俺は、

「もちろんです。ですが代わりに着る服が何も無いので、ドンガさんのお店で用立てて貰うことは出来ますか?」と尋ねた。

ドンガさんは『もちろん大丈夫だよ。ロウ君の着ている服は見た事も無い生地、製法で作られている。生地の再現は無理でもその製法を再現し、専売特許を取ればウチは大儲けだ。その簡単に開け閉めできる金具などは特に素晴らしい!とりあえず上着、ズボン、カバン一式で金貨100枚でどうだ?さらにその製法を使って売り上げた利益の10%は特許使用料として今後お支払いしよう。もちろんロウ君が自分で商売をしても構わないが、私はプロだ。君の何百倍も売り上げる自信がある。君には決して損はさせないよ。また君には大物になるオーラがある。沢山の人を見てきたので人を見る目には自信がある。これからも君との付き合いはこちらとしても是非お願いしたい所なんだ。』と熱く語ってくれた。


 俺はもちろん二つ返事でOKを出し、ドンガさんと熱い握手を交わした。それから上下5着の服と下着、それが入る位のバックをプレゼントしてもらい、商業ギルドに特許取得後の支払い契約を公正証書にして貰うべく向かった。ついでに今回の1,000,000G(ガル)を商取引としてドンガさんが申請してくれたお陰で商業ギルドへの登録も済ませる事が出来た。商業ギルドのランクはA~Eランクに分かれておりEランクは露天商レベル。Aランクは貴族を相手に商売ができる実績と一定金額の納税額が必要。ちなみに商業ギルドは国営で冒険者ギルドは民営らしい。

 俺はとりあえずEランクのカードを発行してもらったが、ドンガさんの見込みだと特許製品のマージンだけで何もしなくても納税をしていればCランクにはなれるだろうとの事だ。Cランクは個人事業主での最高ランクみたいだが一体幾ら売り上げるつもりなのだろうか?もちろんここまで出来るドンガさんはAランクだった。

ギルドカードはキャッシュカードになっており、とりあえず元々持っていたお金以外は全部カードに入金しておいた。小さな店以外は大抵の所でカードから直接支払い出来るらしい。元の世界で言う所のデビッドカードみたいなものだ。

 

それから今後の進捗確認も含めて、1か月後に顔を出す約束を交わしてドンガさんと別れた。


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