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特異(得意)なバスケで異世界攻略   作者: ゆうきちざいもん
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特異(得意)なバスケで異世界攻略 第24話

 ゴッズと話をした後、数日で旅立つ為この街エスカでお世話になった人に暫く街を出る事を伝えて回った。

 商会主のドンガさんには異世界人という事を伝え、少し落ち着いたらお金を稼ぐ為に商売の方にも力を入れる事を伝え、その際には全面的に協力してもらう約束を取り付けた。


 それから数日は王都へ行く為の食事や道具等の買い出しやデートに時間を費やし、出発前夜はもちろん暫く会えなくなるミリカと過ごした。本日はもちろんお泊りで。。。


 次の日の早朝、出勤前のミリカのキスで見送られ、馬車で7日程かかる王都へ向かって出発した。

俺はもちろん馬車は使わない。ランニング程度の力で走っても馬車の何倍ものスピードで走れる上に少々の事では疲れないスタミナがあるからだ。


 地図を見ながら王都への道を進んでいると素晴らしい景色に目を奪われた。日本はもちろん前の地球じゃお目にかかれないような壮大な自然と幻想的な景色。ますますこの世界を気に入った。

それから途中で視界に入った魔物は”チェストパス”でサクッと狩ったり、見晴らしの良い丘で食事休憩を取ったりなど、異世界旅行を満喫しながら旅を楽しんだ。

途中小さな町で1泊し、2日目の昼には王都の圧倒される程の大きな城壁が見えてきた。


 Cランクの冒険者カードを見せ城壁の中に入ると、そこは想像より遥かに賑わっていた。

まだ城壁入り口に近い場所でありながら馬車が数台横に並んで走れる幅の大きな通路に、所せましと立ち並んだ数々の店舗や屋台。まっすぐ歩けない程の人だかり。俺はその全てに圧倒されながら、城壁で検問をしていた兵士に聞いた冒険者ギルドへ向かった。


 剣と盾の冒険者ギルドの看板を見つけ、エスカの3倍はあろうかという大きさの建物の中へ進み正面にあるカウンターへと向かった。ちょうど空きが出来た受付に進み、ゴッズの紹介状と手紙を渡し王都ギルドマスターへの面会してアポを取り、暫く待った後ギルド2階のギルドマスターの部屋へ案内してもらった。

 中に入るとゴッズと同じ人種のムキムキおっさんがやってきて

『俺が王都の冒険者ギルドマスターの”ジン”だ。よろしくな!』と笑顔で握手を求めてきた。

俺が手を握ると物凄い力で握り占めてきやがった。顔は笑顔のままでだ。

俺はいきなりの事でイラっとしたので反射的にかなりの力を入れて握り返してしまった。

『ボキボキッ』と嫌な音がして慌てて手を放したが、時は既に遅し。おっさんは声こそ出さなかったが『ヴヴヴッ』と顔を真っ赤にしながらうずくまっている。俺は慌ててバスケットから回復薬を取り出しておっさんの手にかけてやった。

 少しして落ち着きを取り戻したおっさんが

『弟のゴッズが手紙に凄い奴だと書いてあったんで、ちょっと試してみたかったんだ。すまん。さらに回復までありがとうな。ちなみに俺は腕力で人に負けた事は無いんだがお前一体何者だ?手紙には詳細は本人に聞けってしか書いていなかったんで教えてくれないか?』と言ってきたので、異世界人と言う事やこれから俺がしたい事等をジンに伝えた。

 出だしはアレだったが、話せばやはり良い人で全面的に協力をしてくれる事を約束してくれた。それからエスカで申請していたAランクのゴールドカードを発行してもらい、夕方になる前に王城前の兵士の詰め所に向かった。そこで兵士長のアレンさんを訪ねると、護衛の中でも特別な第2王女専属護衛兵の兵士長だという事等を教えて貰いながらアレンさんを待った。

 20分程待つとアレンさんがやってきて、『ロウ様。先日は誠にありがとうございました。本日はどのようなご用件でしょうか?』と言うので、少しお願い事があるのでどのような形でも良いのでティア様と面会出来ないかと尋ねた。

 すると『多分大丈夫ですよ!逆にティア様がロウ様とどうにか会えないかと模索していた位ですから。』と快く返事をしてくれた。さらに『以前冒険者ギルドでお会いした時にお約束させていただいた、個人的なお返しをしたいのですが、ロウ様は本日お泊りになられる宿はお決まりですか?』と尋ねて来たので決まっていない事を告げると、『城門近くに幼馴染が経営している宿がありますので、そこで宿泊していただけませんか?宿代と今晩の食事をご馳走させてください。』と言うので俺は2つ返事でOKをし、その晩は幼馴染のクリスさんを交えて3人で大盛り上がりをした。食事という名の宴会が終わるころにはアレン・クリス・ロウと呼び合う仲になっていた。


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