シナリオⅣ 3 終章
シナリオⅣ 3 終章〈私が変わったときに変わり、私が頷いたときに頷くような友は必要ない。そんなものは、私の影がずっとうまくやる〉
I don’t need a friend who changes when I change and who nods when I nod; my shadow does that much better
エピローグ(序の3)
草創歴0449年9月(9/25)
煌びやかなる、「銀の種族」(アエテルニタス)の首都「ベネヴォランス」が消失した…。
その報を受け、銀の帆船群を率いるレヲン・ギ・ルは狼狽えた。
何が起こったのかは定かでは無い。
されど、帰るべき港を喪った事実は予想以上の混乱をもたらす。
これもひとえに、この私の軽はずみな判断の代償であろうか?
生き残りしオクト・ニーヲァは私に従ってくれているも、船群の一部は離反し、次元を渡ってゆく。
中央大陸北西部の広大な森は、もはやありふれた自然の森と化した。
青々とした葉を枝に携え、悠然と風にたなびかせる気高き姿。
この一際大きい巨木は樫の木である。
その名を「比類なき銀の台地」(アルジェント・ウィルダネス)と言った。
だが、いまやこの巨木は何も語らず。
去って行く少年の後ろ姿を見送るのみ。
それは、人という可能性を信じた、幼き魂が選んだ結末でもあった。
ベネヴォランス(忘却)と言う夢現が、その少年の未来を切り拓くものになるのならばと、手渡した先に待ち受けるものを…。
(^ー^)ノ次は
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