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Lesson57 『寄せられた好意を最優先せよ。』

コイツが原因で親父は殺された。

なので、俺が掴んでいるこのウナギはトラウマ以外の何物でもない。

本来なら見る事すら不快なのだが、発注された以上取り扱わざるを得ない。

最初は一種のギャグかと思っていたウナドンがホットドックを駆逐し、珍食好みの上流階級が着目した。

接待用のウナギの身に傷でも入っていれば大事なので、上流階級からの案件は手掴み捕獲指定。

そして手で使えるのは何故か俺だけ。

これがウナギ獲りを強要されている理由。



「師匠なんてまだいいじゃないですか!

俺なんか毎日ヒヨコですよ?」



『じゃあ変わろうか?』



「嫌ですよ、水が冷たいじゃないですか。」



『あ、うん。』



皆は俺をささやかなる成功者と褒め称えているが、これはひょっとすると遠回しなイジメなのではないかと勘繰ってしまう。

だって、水が冷たいもん。



「ねえ、師匠。」



『んー?』



「これは別に師匠への不満とかでは無いんですけどね。」



若者がこういう言い方をしている場合の不満確率120%。



『うん。』



「俺が思ってた冒険者とあまりに違うっていうか…」



ほーらね。



『親御さんは何て言っておられるの?』



「手に職が付いて良かったって、師匠に感謝してます。」



『どういたしまして。』



トムは上目遣いにこちらをチラチラ見ている。



「それで相談なんですけど。」



『あ、うん。』



「…他の仕事をやらせて貰えませんか?」



『トム君さあ。

女の子に何か言われた?』



「え、ええええええーー!?

何で分かったんですか!?

はッ! 

もしや秘かに弟子を監視している!?」



『いやいや、キミの年頃の子ってみんなそうだし。』



涙ながらに語るトムによると、同年代の少年でもグリーンタウンで定職に就いた連中はみんなガールフレンドが出来たらしい。

この世代で一番稼いでいるのは実はトムなのだが、俺が箝口令を出してる為にその偉大さが理解されず、【ヒヨコ鑑定師】なる珍妙な語感を笑われているとのこと。



「俺もモテたいんですよおおお!! (号泣)」



『わかったわかった。』



実は、トムをモテさせるのは簡単なのだ。

堅く口止めしているが、冒険者全体の中でも俺を除けばトムは稼ぎ頭だしな。

その事実をさり気なく広めるだけで女は寄ってくるだろう。

まあ、師としては弟子に卑しい女が群がるのは不快だが。



「言っておきますけど、カネの話は無しですよ!」



『え?』



「師匠だっていつも言ってるでしょ。

俺が稼いでる事は極力内緒だって。」



『あ、うん。』



「俺だってステルスの大切さくらい理解してますよ!

そしてそれ以上に!!

貯金額ではなく、男としての魅力でモテたいんです!!」



はぇー。

若者は真っ直ぐだよなあ。

正直、トムの真っ直ぐさが眩しい。

でもなあ、ルックスがね…

ぶっちゃけ、ヒヨコに関わってなくても、モテてなかったんじゃないかなぁ。

いや、俺も人の事は言えないんだけどさ。

まあ、モテるにはカネか顔だよなぁ。

で、トムはカネの話を禁じられてる上に、顔もハンスそっくりのザ・田舎者。

そりゃあガールフレンドは難しいよなあ。



「師匠、熱く語っていいっすか?」



『あ、うん。

手短にお願いね。』



「モテる男の条件とは、武勇だと思うんです!」



あー、男の子は一度は通る道だよなー。

あったあった、俺にもそういう時期があった。

いやー、懐かしいなぁ。



「なので!

剣術大会で優勝しようと思います!」



『え?

何で剣術?』



「武勇と言えば剣!

大会で優勝すれば【剣聖】と褒め称えられ!

女の子にもモテる筈ッ!」



若いなー。

この無知さ、愚昧さ、浅薄さ…


皮肉抜きで青春って感じがして羨ましい。

それに引き換え俺は…

もう枯れちまってるよなぁ。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



俺はトムの目を盗んでハンスと打ち合わせ。

若者特有の【剣聖病(笑)】が発症した事を報告。

2人で苦笑しながらキュウリを囓る。

するとトム君のご両親も来られたので、ペコペコと挨拶を交わし合う。

やっぱりね、年頃の息子さんを預かっているのは責任が重いからね。

お母様(ハンスの妹)が《息子の嫁に来て欲しくないベスト10》を発表し始めたので、愛想笑いしながらお暇した。

女親のNGリストを一々真に受けていたら、アイツは一生童貞だろうよ。



「なあウォーカー。」



『何すかハンスさん。』



「男ってどうやったらモテるの?」



『それを私に聞く時点で素質ないんじゃないですか?』



「コイツーっww」



『あはは、ギブギブww』



若者を支援しようにも、俺もハンスも非モテだからな。

ぶっちゃけ、どうにもならん。



『ハンスさん、結論から言いますね。』



「うん。」



『私はモテません。』



「…うん。」



『だからトム君に的確な助言は送れません。』



「相変わらず身も蓋もない奴だなー。

いつもみたいに冴えたアイデアを出してくれよー。

オマエって商才は完璧なんだからさ。」



『ですから、トム君にはビジネスの奥義を授けたじゃないですか。

現に、あの歳であそこまで稼ぐって中々出来ないことですよ。』



「まあな、そこには感謝しているよ。

本人はブツクサ言ってるけどさあ。

もう少し歳を取れば、自分だけのノウハウを持ってる事が如何にありがたい事か身に染みて分かるだろうよ。」



『まあ、あの歳の子にそこまで要求するのは酷でしょう。』



「どう?

ウォーカーの目から見て、トムの奴は見込みありそう?」



『いやいや!

傑物ですよ。

身体は子供ですが、実質的には社会人として扱って良いと思います。

最近は養鶏業について、かなり真面目に勉強してますしね。

そっちの世界に進めば案外大成しそうだなとは感じてます。』



「でも剣聖病と…」



『男の子なら誰でも通る道でしょ。』



「まあな。

俺の同期でもこじらせて志願兵になった奴は何人かいた。」



『どうなりました?』



「…何人かいた。」



『そっすか。』



兵士は消耗品だ。

何も分からず雑兵になっても、使い潰されて死ぬだけだ。

貴族出身者なら立場が命を守ってくれるのだが、平民が軍隊に入ってもロクなことにならない。

そういう構造を愛弟子には実例を挙げて説いているのだが、最近は剣に惹かれている。

まあなあ、勇ましい男の子ってモテそうな印象あるからなあ。



『まあ、いいや。』



「ん?」



『ハンスさんには世話になりっぱなしですし、トム君がモテるように頑張りますわ。』



「あ、ついでに俺の分もお願い。」



『えーw』



「そこを何とか頼むよw

ほら、ジャガイモやるからさ。」



ハンスの隠し田は完全に軌道に載った。

ジャガイモやキビが巧妙に斜面に植えられており、しかも傍目にはそれが隠し田であると分からない。

多分、この斜面の隠し田だけで1世帯は養えるだろう。



『じゃあ、頑張ってみます。』



「頼むぞー。

成功報酬は弾むからな。」



…どうせジャガイモなんだろうなー。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



夜。

冒険者の宿でモップ掛け。

トムが仮眠室に入ったのを確認してからクラーク女史に話し掛ける。

万が一トムに聞かれては困るので、念の為に宿の外に呼び出した。



『申し訳ありませんクラークさん。

こんな馬車に呼び出してしまって。』



「いえ、テッドさんなら大丈夫ですよ。」



『実はどうしても相談に乗って頂きたい事がありまして。』



「はい!」



『いや、こんな話をすればクラークさんに軽蔑されてしまうかもなのですが。』



「最初からずっとテッドさんを畏敬しておりますよ。

その想いが強くなる事があっても弱まる事はありません。」



『…実は女性関係なんです。』



「…はい。」



『どうやったら女性から見て魅力的な男になれるでしょうか?

助言頂きたい。』



クラークはそこで動きを止めた。

そして肩を震わせだした。



「…。」



『クラークさん?』



「…ふ。」



一瞬、泣いているのかと不安になったが、よくよく見てみると笑いを噛み殺している。



『ク…』



「あははははは。」



『クラ…』



「ははははははっ。

ゴメンナサイゴメンナサイww

それってトム君の話ですよね?」



『あ、はい。』



「それで今日はずっとトム君を盗み見ていたんですね。」



『え?

私、そんなに見てましたか?』



「ふふふふ。

喧嘩でもしたのかと思って、少し心配してました。」



クラークは笑い過ぎてこぼれた涙を拭いながら、しなを作っている。

案外この女、笑い上戸なのかも知れないな。



「それでは結論から申し上げます。」



『え?』



「女から見て魅力的な殿方になる方法ですよね?」



『あ、はい。』



「結論。

ありません。」



『え?

無いんですか?』



「無いです。

だって考えても見て下さい。

人間なんてトム君くらいの年齢になれば、もう人格も骨格も固まってるじゃないですか?

そこから先の人生や成長は女から見れば予想の範疇ですよ。」



『た、確かに。』



「テッドさんだって15歳の男の子を見れば、大体どういう30歳になるか見当が付くでしょう?」



『まあ、それなりの数を見てますから。』



「じゃあ例えば、トム君はどういう30歳になりますか?」



『え?

いや、そこそこ小金を持った自営業者になるんじゃないですかね?

非モテコンプレックスがやや強いみたいだから、反動で酌婦の居る飲み屋に入り浸ってそうです。

機材とかに凝る性格なので、物置を増築してそう。』



「うふふふ、よく御覧になっておられるんですね。」



『まあ、一番弟子らしいですから。』



「それ、女はみんな予想してます。」



『え?

そうなんですか?』



「だって女の仕事は男の人を見守ることですよ。」



なるほど。

つまり直訳すれば【女の仕事は男を品定めすること。】ということだな、



「最初に会った瞬間。

女はその男の人が大体どういう人で、どれくらいの伸びしろがあるかは分かります。

その男の人と一緒になればどうなるか、女は正確に予測してますよ。」



…どうりで俺がモテない訳である。



「女は欲張りですから、一番素敵な未来が見えた男の人に頑張ってアプローチしています。

それも極めて勤勉に♪」



『ほえー。

そうなんですね。』



「でも、1つ困った事があるんです。」



『困ったこと?』



「女がどれだけ頑張ってアプローチしても、男の人って気づいてくれないんですよ。」



『いやいや!

そんな馬鹿がいる訳がない!

折角女性から好かれてるのに、見逃すなんて!

勿体ないじゃないですか!』



クラークは俺の言葉に目を丸くしてから、何がおかしいのか再度身体を大きく揺すって笑い始めた。

相変わらずよく分からない女だ。



「ふっふっふ。

テッドさんでも、そんな事を考えるんですね。」



『そ、そりゃあ私も男子ですから。』



「あはははははw

そうなんですねw

じゃあテッドさんから、勿体ないことをしている男の人に注意喚起しておいて下さいw」



何だかおちょくられている様な気もするが、相談に乗って貰っている身なので我慢する。



「要は、女は初対面で男の人をアリかナシかを決めるものだってことです。

だからナシの人がどれだけ頑張っても視界に映らないんじゃないしょうか。」



『え?

そういうものなのですか?

それはクラークさんがたまたま、そういう信条をお持ちとかではなく?』



「私、同性とは殆どこういう話をしないのですが…

分析力は人並みにある方だと思います。」



いや、人並みどころか、この人は【地方都市における産業動向の分析】なるタイトルの論文を先週王都に郵送したばかりだからな。

無学な俺には想像もつかんが、分析のプロと言っても過言ではないだろう。



『じゃあ、やはりトムはモテないって事ですか?』



「あら、どうしてそうお考えなのですか?」



『あ、いや。

今クラークさんが、【女は初対面の時点でアリかナシを決める】と…』



「くすくすくす。

だからです。

トム君の事を最初からアリと思ってる子と仲良くすればいいだけの話なんです。」



『え?ええ?

そんな子が居るんですかー!?』



「あははは。

可哀想なトム君、お師匠様から全然信じて貰えてないなんて。」


纏めるとクラーク女史の理屈はこうだ。




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【クラーク式モテ術】


1,女は初対面時点から男の伸びしろを概ね把握している。

2,見えた未来も込みで男をアリかナシかに分類している。

3,ナシに分類された男がどれだけ頑張ろうが視界に入らない。

4,アリの男にはアプローチをしているが概ね気づかれない。

5,なのでアリと思ってくれている女に接近せよ。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『ふーむ。

仮にクラークさんが仰った理論が正しいとして…』



言いかけて止める。

レオナール女史から聞いた話だが、大学時代のクラーク女史はその堅牢な論理構築能力で教授陣から絶大な信頼を勝ち取っていたとのこと。

そんな女の語る理論が的外れである筈がない。



『いや…

そもそもですよ?

どうやって自分をアリと思ってくれている女性を判別するんですか。』



「男性には絶対に分からないかもですね。」



『…いや、絶対分からないというのは困りますよ。

頑張ったら少しは何とかなるものではないのですか?』



「うーん。

でも女はいつだってシグナルを送ってますよ?」



『いや、私はそんなシグナルを受け取った経験がないので何とも…』



「うふふ、ほらー♪」



『え?え?え?』



何がおかしいのかクラークはずーっと機嫌良さげに笑っている。

分からん、女と言う生き物が何なのか…

俺にはさっぱり理解出来ない。



「じゃあ、トム君に教えてあげて下さい。

何か小さな催しを開いて皆を呼ぶように、と。」



『なるほど!

そこに意中の女性を誘う訳ですね!』



「0点♪」



『え?』



「同年代の子を全員誘わせて下さい。」



『いや、そんなアイツもアレで内気ですし、全員は難しくないですか?

だって、街に働きに出てる子も多いんですよ?』



「だーめ♪

今回は言う通りにして下さい♪

お弟子さんが可愛くないんですか?」



『あ、いや。

引率者として、彼の生活には責任を持たなければならないと自覚しております。』



「うふふふ。

では、その通りになさって下さい。」



…この女って、こんなに強引だったかな?



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



トムは最近ずっと養鶏業者の元に赴きヒヨコ鑑定に勤しんでいる。

その副産物として、卵や鶏肉を貰える立場にある。

(多分、俺が一番その恩恵を被っている。)

以上を踏まえてクラーク女史が提案したイベントが、野外燻製料理パーティーである。



『クラークさん。

燻製は私も好物ですが…

それがモテとどう関係があるのですか?

女子と仲良くなりたいのでしたら、詩文とかダンスとか…

もっと雰囲気のあるイベントにするのはどうでしょう?』



クラークはひとしきり笑ってから。

男は堂々としている方が格好良いから得意分野から無理に出なくて良い。

という趣旨の説明をしてくれた。

曰く、詩文やダンスであればトムより上手な男は幾らでも居る。

(というより、トムにはそういうセンスが皆無である。)

だが、野営や鶏料理でトムに及ぶ同世代が居るとは考えにくい。

何故なら、彼は日常的に冒険者として野営を行っているし、最近はずっと養鶏業者と卵の品質について話し合っているからだ。

(トムは鶏種毎の料理試作にも付き合っている。)

なので、イベントの質は間違いなく高い。


だが、残念ながら集客には繋がらなかった。



『トムも頑張って告知したようですが…

参加者は6人だけですね。

しかも女子は1人しかいない。

このイベントは失敗です。』



「あら。

そうでしょうか?」



『だって、街道沿いの村の全部を誘ったんですよ。

でも、結局来てくれた女子は1人だけ。

しかも同じ村の幼馴染って話しじゃないですか。』



「うふふふふ。」



『クラークさん?』



「じゃあ、せめて来てくれた子を大事にしてあげなければいけませんね。」



『も、勿論ですよ。

あ、ウナギの肝干しが余ってるんですけど…

お土産にあげたら、幼馴染さんは喜んでくれるでしょうか?』



「あはははははww」



『クラークさん!?』



「喜ぶに決まってるじゃないですか。

だって、トム君のお師匠様の公認が貰えるんですよ?」



『???

よ。よく分かりませんが、まあいいでしょう。

ちょっと土産を渡して来ます。』



「ねえ、テッドさん♪」



『はい?』



「テッドさんはウナギ獲りイベントを開かないんですか?」



『え?

急に何を?』



「開かないんですか?」



『いやいや、そんなイベント…

みんな嫌がってますし、開いても人なんて絶対に集まりませんよ。』



「うふふ。

じゃあ、参加者は私1人ですね。」



『え?』



俺は会場に入ると燻製卵を頬張っている連中に礼を述べ1人1人に土産を渡した。

不肖の弟子のイベントにわざわざ足を運んでくれたのだ。

不肖の師としては感謝しかない。

特に幼馴染嬢はグリーンタウンの女学校をズル休みしてまで駆けつけたらしい。



『わざわざトムのイベントに来てくれてありがとうね。

そんなに卵が好きなのかい?』



「?

…ええ、とっても。

大好物です。」



『おーいトム君。

この子は卵が大好物らしいぞ。

折角来てくれたんだから、今度御実家にお裾分けしなさい。

家、近いんだろ?』



  「そっすね。

  隣同士ですし、今度何か届けておきます。」



トムは鶏肉を燻すのに夢中なのか幼馴染の顔すらみない。

折角来てくれたゲストにその態度はないんじゃないかと思ったが、幼馴染嬢が妙に楽し気だったので水は差さない事にした。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



結局、イベントは失敗に終わった。

アレから少し待ってみたのだが、参加者が増えなかったからだ。

それどころか男子5人は腹が膨れるといつの間にか姿を消した。

これにはトムも凹んだらしく、意気消沈して幼馴染に慰められながら帰って行った。



「テッドさん♪」



『あ、クラークさん。

お疲れ様です。』



「テッドさんまで落ち込んでるんですね。」



『そりゃあそうですよ。

トムの奴も頑張って告知をしてたのに…』



「でも、6人も集まってくれたのでしょう?」



『え、ああ、そうですけど。』



「ちゃんとその6人に感謝して、これからも大切にするように伝えて下さい。

そうすれば、楽しい毎日を過ごせることでしょう。」



『…分かりました。

強く言い聞かせます。』



クラーク女史は微笑し、ウナギ掴み大会の開催を促してから上機嫌に去っていった。

何が嬉しいのかさっぱり分からない。

弟子の失敗に俺も傷ついているというのに。

案の定、それからしばらく経ってもトムにガールフレンドは出来ず、例の幼馴染嬢に慰めて貰ている始末だった。


あーあ、自分を好きな女子を見つける方法なんて本当にあるのかね。





Lesson58 『寄せられた好意を最優先せよ。』

【名前】


テッド・ウォーカー



【職業】


冒険者

ウナギの人



【スキル】


食材鑑定

高速学習

ウナギ捕獲



【資産】


銀貨66枚

鉄貨5枚



【所持品】


折り畳み釣り竿

簡易テント

大型リュック

万能ナイフ

ポートフォリオ

騎士用手袋

トラバサミ

ハンモック

業務用肉醤製造セット

荷馬車

討伐チップ (ウナギ)

ゴブリン漁網




【生産可能品目】


山椒粉

フカヒレ

ラー油

肉醤

ジャガイモ (少量)

ウナ肝

マーガリン




【ポートフォリオ】


ホーンラビット

スライム

サンドシャーク

山椒

ドブネズミ

薬草概要

蝶類概要

風琴鳥

ドワーフ

蛇モグラ

廃棄物処理法

ウナギ

ジャム




【仲間】


リコ・クラーク       (司書)

ジェフリー・フィッシャー  (漁師)

キース・ポーター      (運送業)

レオナ・レオナール     (受付嬢)

グスタフ・グリルパルツァー (狩人)

トーマス・トンプソン    (ひよこ鑑定師)

ヘレン・ヘイスティング   (冒険者)

ノリス・ノーチラス     (修理屋)

ハンス・ハックマン     (農夫)

マーガレット・リンドバーグ (油脂製品製造業)

グレッグ・グッドマン    (支部長)



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



(あとがき)


最後までお読みいただきありがとうございました。

このLesson(教訓)が有意義であったと感じていただけましたら、冒険の道標としてページ下部の【☆☆☆☆☆】やブックマークで評価して下さると幸いです。


ご安全に。

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含みがある教養だ(*´ω`*)
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