構成1の修正
夭折する可能性も考慮して、中世ヨーロッパの貴族は、娘を早くから修道院に入れたり、早婚させたりしたそうだ。7歳で結婚した例さえあるらしい。じゃあ設定自体をちょっといじらなきゃね。また、農民はキリスト教的世界観から、一夫一妻制が望ましいとされていたそうだ。中世以前は、一夫多妻もまま見られたらしい。むずいねぇ、異文化ですわー。
てか、ここまですると異世界モノじゃないね。どちらかと言えば歴史ものに近い。でもわしは勉強不足で時代考証なんてできるわけもないし、歴史上の人物の名をパクってきて全く別のストーリー書こうってんだから歴史タグつけたら混乱するだろうな。ただの恋愛モノとしとこう。
恋愛なき結婚を書くのだから恋愛モノでもない?まあそれは許す。
アイリス小説大賞に出すのはジャンル違いだからあきらめよう。アルファポリスにでも出そう。
主人公の家はヴァロワ=ブルゴーニュ家。子爵。
妹二人、弟一人。彼らはすでに結婚している。
過去:
妹1「お姉ちゃんが頑張ってるのはよく分かってるよ。でも、ごめん、一緒に外を出歩かないで。恥ずかしいから」
妹2「そうよ。どうせお姉ちゃんが積極的に話しかけたって誰も振り向いてくれやしないんだから、家の中で大人しくしていた方がマシよ」
母「別に、格別器量が良くなくたって構わなかったんだよ。普通でありさえしてくれたら!そうすれば、あとは若さと、家柄が男を引き合わせてくれたはずだからね。でも、ここまでの顔だと、もう結婚は諦めるしかないよ。可哀想だけど。せいぜい、妹たちに迷惑をかけないようにしないとね」
主人公「ごめんなさい」
母「ごめんなさいだなんて、こっちが言わなくちゃいけない言葉さ!私の腹の痛め方が良くなかったんだ」
★修道院の仲間「『寄る辺ない浮草のように、汝らは放浪を愛する。定まらず、形を成さず。』私の好きなホッパーの詩の一節よ。ジプシーのことを歌ってるの。いっそ、あなたは外へ出てこういう生き方を目指したら?」
狡猾そうな商人が母の住む城へ来て、主人公へ求婚する。
母「娘のことをなぜ知っているんです?」
「なに、人の口に戸は立てられないと言いますからね」
商人「秘密結婚にしますから、お嬢さんのことは外に漏れませんやあ」
「単純な興味ですよ。貴族が隠し通さなければならないほど醜い女はどんなものか!」
母「この子を嫁に出したところで、私たちにとって何のメリットもありませんのでね」
この男が本気であるようなので、母はだんだん欲が出てきて吹っ掛ける。
商人「お嬢さんの食い扶持が減るじゃありませんか。それでもまだ不足というのなら、そうですね、私の持っている土地をいくらかお譲りしましょう」実際は湿地で作物の実りづらい土地。
主人公を見るなり「おやまあ」
「思ったよりずっとマシですよ。私は、人様の前に出せないほどの顔というので、てっきり目玉が三つあるとか、そういう奇怪な想像をしていましたよ」
「奴隷の子で、火事で大やけどを負ったのを見たことがあるんですが、あっちの方がよっぽど悲惨でさぁ。お嬢さんのは別に気にするほどのもんでもありませんね」
後で主人公に「面白いことを教えてあげましょうか」「あの土地は云々。私も、昔とある男爵に騙されて買ったのです」
結婚直前。修道院仲間「よかったじゃない!」「あなたと一緒になりたいなんて、奇特な殿方もいるものね」
「(涙を浮かべながら)さようなら、お姉様。もう会うことはないだろうけど、ずっと応援しているわ」
母、主人公の髪をときながら「よしんば辛いことがあったとしても、じっと耐え忍ぶんだよ。決して、ここへ帰ってこようなんて気を起こしちゃいけない。お前は、今日をもって、この家を勘当されたと思いなさい」
結婚直後。主人公は商人特有のへりくだった言葉遣い、それでいて陰で相手を見下すような姿勢に慣れない。
商人「何事も、分相応というのがあります。私も器量の良い方ではありませんですから」
「女は美貌で男をたぶらかし、男は金と権力で女を好きにすると言いますでしょう?私は金の方はある程度持っているんですが云々。私は成り上がりですからね、同業者たちから未だに侮辱を受けるんですよ」
「分かってらっしゃると思いますが、私は、あなたとではなく、クエンティン家と結婚したんですからね」
商人「不倫の心配はいらないな」呟く。
「遠く海をまたいで、東方にあるアジアという国では、纏足と言って、主人から逃げられないよう妾の脚を小さな靴に無理にしまい込むという野蛮な風習があるそうです。よかったですね、ここがアジアでなくて!もっとも、あなたには必要のないこと……。なぜって、私のもとを離れて逃げられる場所などないのですから」
「あなたの顔は、商売の邪魔になりますからね、部屋の中にこもっておいでなさい。心配しなくても、あなた一人くらい私が養ってあげますから。もちろん、贅沢はできないでしょうが」
周囲には「未だ貴族気取りが抜けませんでして、外に出たがらないのですよ」とうそぶく。
可愛い愛人が来る。元売春婦など計三人。
商人、主人公について説明「こいつは置物でさぁ。小汚いが、口答えしないので便利ですよ」
愛人、純粋な好奇心で話しかけてくる。商人の話では、クエンティン家が無理を言って主人公が無理やり嫁いできたことになっている。商人はその話で女たちから同情を買おうと必死である。主人公、さめざめ泣く。
妾、主人公に「大丈夫。黙っておいてあげるわよ。あなたも苦労なさったんでしょう?」
★「貴族は苦労知らずって言葉があるけれど、あたし、常々思ってたの。庶民は庶民の苦しみが、貴族には貴族の苦しみがあるって」
微笑みつつ、冗談めかした口調で「でも、あなたのような人でも、マサイスさんのようなお金持ちに救っていただけるんだから、貴族の方がやっぱり楽かしらね」
細かな構成
『起』2500字程度
1.状況説明(1000字)
2.結婚は諦めろと言われる(1500字)
『承』10000字程度
1.商人やって来る(2/10、2000字)
2.母、訝しむ。本気と知り、欲を出す。(0.5/10、500字)
3.結婚直前の会話。妹と母と。(1.5/10、1500字)
4.結婚直後、やや離れた商人の家に移動する途中の会話。(2/10、2000字)
5.結婚後の生活の様子。半ば幽閉状態。(2/10、2000字)
◎5.5都市にジプシーが出たという話を商人から聞く。(2000字)
6.商人の愛人と会う(2/10、2000字)
『転』7500字程度
1.使用人に犯される。(2/10、1500字)
2.その使用人とたびたび体重ねる。(0.5/10、375字)
3.妊娠する。(2.5/10、1875字)
4.妊娠を知った商人が激怒する。(3.5/10、2625字)
5.使用人逃げる。(1.5/10、1125字)
『結』5000字程度
1.主人公の扱いが一層ひどくなる。主人公、ピアノの調律師に淡い好意抱く。(2/5、2000字)
2.少し大きくなった子供が自分がどうして生まれたのか疑問に思って主人公に聞く(2/5、2000字)
3.主人公、自分が虐待に対しすっかり受け身になっているのに気づく(1/5、1000字)




