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ルビーアイ・カタストロフィ  作者: アゲハ
5章 その名はカタストロフィ
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103話 ダウジング

「何故()()()ナンダ!? 解ラナイ…… 教エテクレ!」





アーサーが私に問い掛ける


私は答えた





「お腹の引き出し…… 開けてみて……」





頷き、アーサーは平たい引き出しを開けた



実に()()()()()()()()のだ



そこにはペンと書類が数枚入って居た





「コレガ…… 何ンダ!?」



「無いでしょ……」



「ダカラ、何ガ!?」



「無いのよ、【椅子】が…… 奴は【車椅子】だから要らないのよ」





表情を驚きに変えるアーサー





「ナルホド!!」



「徹底的に調べるわよ!」



「O.K.!!」








私達は調べた



言葉通り、徹底的に!



右側の引き出しも書類を全部取り出し、引き出し裏や本来椅子が入るであろう足元も裏まで、奥までくまなく探した



だが、見つからない……



時間が…… 無い……





「アーサー! サファイアで検知器なんて創れない!?」



「ソリャ…… 無理ダロ……」





アーサーは呆れ顔を私に向ける



で、ですよねー……



ダメだ……



私、テンパってる……



その時だった



アーサーが口を開いた





「イヤ…… 出来ル…… カモ?」



「ホント!?」





ニヤリと笑うアーサーは、



「アア、待ッテロ♪」



と言い、目を閉じた





直後、両手には()()()()()が握られていた





「…… それ、何……?」





私の感覚が止まる



何だかよく解らない物を取り出した……





()()()()()♪ 泉専用ノネ♪」





は……



はい!?



ダウジング!?



そう言ったアーサーは得意気にL字の金具の短い側を持ち、クルクル回して居た……



アンタ…… 実はバカじゃ無い……?





「あ、あのね…… アーサー…… そんな非科学的な物で探せるとでも……?」



「ヤレヤレ…… 泉、ヨク聞ケ…… 非科学的ナノハ僕達ダロ? ソシテ【残リノ液体】ハ【ルビーアイ付随物】…… ツマリ、泉ナラ探ス気二成レバ可能性ハ高イ♪」



「どうしろと……?」



「僕ノ様二短イ側ヲ持ッテ、ルビーアイヲ金具二マデ纏ウ感ジ♪ ソシテ、同種ヲ探ス感覚サ!」



「同種を? ルビーアイに繋がる何かを探すイメージね?」



「Yes♪」





正直、宛てに出来なかったが……



アーサーが自信をもって出してくれた物を無下にも出来ない



そう思った私はソレを受け取った






その後、目を閉じた



ルビーアイを金具に纏うイメージ……



そして……



同じ物を探すイメージ……



磁石の様に……



ルビーを吸い付かせる、イメージ……



そんな思いを金具に乗せる



何やってんだ、私……?



さすがにコレはあり得ない……



ダウジングとか……



何探索番組よ……



諦めて、私は目を開けた






()()()()()()()



今まで真っ直ぐ前を向いて居た金具が……



揃って()()()()()()()



驚きと共に、向いた側を見る



ソコには【校長室】が在った



私はアーサーを見る



彼は、向けた拳の親指を立て、good job♪(よくやった) と笑顔を見せた








校長室に入る



中には様々な書籍や卒業名簿と書かれた本などが凹凸(おうとつ)を付け、ズラリと並んでいた



そして中央には他の教員と同じタイプの机が鎮座している



私は机に向かい、引き出しを漁った



平たい引き出し……



無い!



右側引き出し……



上中下段…… 無い!



やっぱりダウジングなんて……



そんな考えを持った時だ





「在ッタゾ!」





振り向いた先に居たアーサーがペットボトルを持っている





「どこに!? あ! 卒業名簿の裏か! niceよ!」





凹凸を付け並んで在った卒業名簿、その古い名簿の本が引き出されて居た



ソコから取り出した様だ



卒業名簿に凹凸が付くとは思えない



いくら卒業名簿でも、()()()()()()()()()()だろう



多分、ソコからアーサーは導き出したのだ



それに校長がいつ赴任したかは解らない



でも、赴任前の自分の知らない卒業生を確認するとは思えない



そして【残りの液体】採取は最近のハズ



なるほど……



万が一見つかるとしても、()()()()()()()()()()()()()()()()って事か……



それにココなら完全に中を動き回れるのは校長しか居ない



私はアーサーにペットボトルを校長の机にセットを促した



セットが完了するや否や、ルビーを纏った右手を向ける



先程と同じ、ボパン!



重い音と共に破壊し、また飛び散った残骸も消去した





アーサーを見る



アーサーは私を見る



今度こそ、お互い安堵の表情で頷いた


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