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これまでとは少し違った形で苦戦することとなった30階層の主ワーウルフとの闘いを終え、無事に地上へと戻った二人だったが、ハジメの考案した禁忌を身に宿した二人を蝕む制限時間という枷によって、壁にもたれ掛かる形で倒れ込む二人。


それを心配してか、慌てた様子で駆け寄ってくるスタッフ達を片手で制し、フラフラとした足取りで修練場として用意された場所へと向かう。


「リュウ、半日休んで出発するつもりだから、普段より丁寧に魔力抜いといてね。」


おう、と短い返事を返した後、静かに目を閉じ瞑想を始めたリュウを見遣りながらユイ自身もタクトを取り出しレピィと戯れながら身体の中に蓄積された魔力を放出し、調整を始める。


呼吸と共に取り込んだ魔力は自身のキャパシティを大きく越えた魔法を発現する事が出来る反面、取り込んだ魔力の残滓が活性化された状態で身体に蓄積していき全身を蝕む毒素の様に体内で暴れまわるのだ。


その問題を解決するために二人は定期的に調整を行う。

方法はシンプルで、リラックス状態で体内の魔力を巡らせ、暴れ回る活性化した魔力を鎮めていくだけ。


難点としては空気中に漂う魔素が濃過ぎると調整と無意識のうちに行ってしまう吸収がイタチごっことなってしまう為に、魔素が薄い地上かつ集中出来る環境でしか出来ない事だろうか。


修練場に篭ること三時間。


ダンジョンから出て来た際にはフラフラだったはずの二人は、若干の疲れは見えるがしっかりとした足取りで修練場から出て来た。


「おい、悪いがこれの査定と荷物の補充を頼むわ。」


分かりました、とスタッフの事務的な返事を背中で受け取り、出発までの時間で身体を休める為に自室へと戻り二人の攻略はひと段落を迎えた。

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