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悪夢と光  作者: YUKI
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悪夢の日々

ビデオレターの編集をはじめてから3日目の放課後・・・。

締切まで残り1週間となった。放課後には生徒会の活動を学校ですることになっていた。

予定どおり活動を始めた。とりあえず出来たところまで本部役員と顧問に見せた。

「すごー」

「先輩さすがですね」

本部役員は驚いてくれたりいろいろと声をかけてくれた。

そのとき頑張ったかいがあったなと思った。

でも顧問からは・・・。


「いいじゃん。でもさぁそれだけだったら去年とたいして変わんないからつまんないじゃん。」

少しムカついた。でもこの次の一言で・・・。

「だからさぁ、3年生の先生から一言ずつメッセージを集めて先生の写真と一緒に流そうよ。」

衝撃的だった。別に悪い考えではないと思う。でも締め切り1週間前でなぜそれを言うのだろうか。

しかも途中まで出来上がっていたのにもかかわらず・・・。

頑張ったのにもかかわらず水の泡となってしまった。

しかも少なくてもメッセージを集めたりするのに2日はかかる。

7日-2日=5日

そのせいで作業は5日しかできない。

無謀であった。

「誰かすぐに職員室にいってお願いしてきて。」

顧問がほかの人に指示を出した。

そしてすぐほかの本部役員が依頼しに行った。取り返しのつかないことになってしまったのだ。

それが運命だったのかもしれない。

すぐに編集はできない。

なのに締切は近い。

そして今すぐ作業もできない。

学校の備品も貸してもらえない。

塾や部活もあって忙しい。

そんな中で・・・。

不可能に等しかった。

塾も、生徒会も、勉強も、部活も、家にいることも・・・。

生きていることすべてが自分を苦しめていた。

自分のせいなのかもしれない。でもこの現実は変えることがでえきない。

変えられないのだ。自分がこの原因を作り出しているとしたら自分の手で変えることができるかもしれない。でも人が原因をつくって自分の生きている時間を制御しているのだ。制御している人がやめなければ永遠にそのサイクルが続く。

何度も改善しようと動いた。

何度も説得した。様々な大人に相談した。

でも変わらなかった。むしろ悪化した。

未来が見えなかった。

希望も夢も消え失せた。

生きていることがつまらなかった。

現実というものが嫌になった。

そんな自分が嫌いで仕方なかった。

願っても変わらない。でもやらなかったら周りに迷惑がかかる。

だけど迷惑はかけたくない。

自分は愚かだ。

自分でも何を考えているのか理解することができない。

死にたかった。何度踏切に飛び込んで死のうと考えたのだろうか。

自分でも理解できない。自分のことを理解できていなかった。

辛いのに一人で耐えようとしていた。だからこんなことになってしまったのかもしれない。


それから数日がたった。毎晩4時間作業をした。ひどい時は3時間しか寝れなかった。

作業を終わらせて布団に入ると辛くて・・・。

泣いて、泣いて、泣いて・・・。

泣くことしかできなかった。


どうにか本番には間に合った。無事ビデオレターは完成したのだ。

でも喜ぶことはできなかった。

この10日間・・・。塾では散々な目にあい、体は日に日に悲鳴をあげていた。精神的にも肉体的にも・・・。

もう生まれてきたことに後悔していた。

今すぐにも死にたい。ただ、ただそれだけだった。

心の中は完全なる暗闇だった。


どこかから光が見える・・・。


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