表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪夢と光  作者: YUKI
PR
3/6

悪夢の底辺

悪夢の日々が始まってから5日たった。生徒会では次の行事に向けて準備を始めた。

「3年生を送る会・・・」

これはその名の通り3年生を送り出す会である。

生徒会はこの中で3分間出し物を毎年することになっている。去年は写真を使ってスライドショーをした。今年は・・・。

「去年と同じように先輩がうつってる写真を使って出し物したいよね。」

「でもパワーポイントをつかうとさぁ・・・途中で失敗しちゃうよね。クリックの回数をミスって」

「去年そうだったし。」

「それじゃあ動画を作ればいいんじゃない?。」

「ビデオレターいいですねー。」

「賛成!」

自分が家で編集しないといけないのはわかっていた。

しかも編集することができるのは夜19:00~22:00。

朝は5時台に起き部活の朝練に行く。

そして放課後練習が終わって帰ってくるのが17:40だ。

でもそうするしかなかった。活動する暇はない。

活動の時間が制限されていた。できたとしても週4時間。

たった4時間では全くと言っていいほど作業は進まない。

学校のPC室のPCは使えない。他のPCも使わせてもらえない。

仮に使えたとしても不可能だった。学校のPCは10年前の型であった。

性能が悪くてあまりスムーズに作業が進むとは考えられなかった。

ほかの人は動画の編集ソフトがないので編集することができない。

時間と物。この条件が揃わなかった。

仕方がなかった・・・。

この決断が悪夢のどん底に私を連れていった…。


とりあえずまず編集の準備をした。学校で途中に挿入するための写真の撮影をした。

3年生が写っている写真は先生に頼んで用意してもらうことにした。これは1月の下旬のことだ。ただ・・・。


用意してもらうのに2週間かかった。その先生は受験で忙しいのが分かっていたのでそれはしょうがないことであると自分でもわかっていた。

でもそれ以外の先生は誰も動かない。

動いてくれなかったのだ。必要な機材は全て家からの持参。

PC作業もできない。

打ち合わせは数人でメール。

あり得なかった。

しかもおかげで気づいたら本番まであと10日だった・・・。


早速作業を始めた。

帰宅は17:40。すぐに夕食をとって風呂に入る。

19:00、作業開始。既に構想はねっていたためスムーズに作業は進んだ。

その日は結局22:00まで作業をし家の決まりの通りすぐに布団に入った

。翌日は塾であった。一応宿題は終わっていたので良かった。

ただここで大きな問題が・・・。

塾からの帰宅が22:00。塾がある日だけは特別に家の決まりである22:00就寝でなくても許されている。

22:30作業開始。着々と作業をすすめる。

日付が変わり00:40。無事その日に予定していた作業を終え、1分30秒の内容が完成した。

あと1分30秒作れば・・・。

どうにか無事終わりが見えてきていた。

でも思っていた通りにことは進まなかった。

悪夢に私を誘った人がこの現実を変えてしまったからだ・・・。

自分には変えられない運命・・・。

定められた運命だったのかもしれない。

心の中に差し込んできた一筋の光は徐々に消えていった。

ことは動き出していた闇に包まれた未来へと・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ