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私の中で眠る承認欲求という怪物  作者: 百合香


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25/52

遥の嫉妬心の怪物が!みのりのお腹を殴りつける。

前回の続きです。

どうぞ!

 放課後、私は久しぶりに、遥と向かいあっていた。ここ最近では、遥の命令に従うべく、右往左往していた。だが、これで私の任務は終わりをつげていた。


 「遥、お待たせしてゴメン、佐伯の欲しいモノが分かったよ、」


 「みのりちゃん!やれば出来るじゃん!で、なんだったの!」


 遥は顔を赤くして、少し興奮気味だった、

本当に別人になったのか?っていうくらい明るい、だが見た目は三つ編みにメガネの遥のまんまだ、


 「えっとね、文学系のYouTuberさんのナナミンって人の監修した、ブックカバーが欲しいらしいよ、」


 「えーうそー!佐伯君もナナミン見てるの?素敵、私と一緒だぁ!キャハハ!やばぁ、下半身、濡れて来ちゃったかも、」


 本当に遥は壊れたみたいだ、もしかしたら、私が壊したのかもしれない。遥が私と一緒にいて、ストレスを抱えすぎて、壊れてしまったのかもしれない。


 「そ、、それで、どうするの?このブックカバー限定品でさ!この辺りじゃないんだよね、ちょっと大きい街いかないと?」


 「え?それぇ私に関係あんの?」


 ん?どういうことだ?遥が買いに行くんじゃないのだろーか?


 「キャハハハ!そんなの、みのりちゃんが、買いに行ってくれるんじゃないの?キャハハハハ、」


 遥の甲高い笑い声が教室の中で響く、


「みのりちゃんにはさぁいろいろ、責任とってもらわらないとねぇ」


 「遥!本当にゴメン!!悪気はなかったんだ!でも気がついたら?遥が私の引き立て役になっちゃってたんだよね!まわりの男の人たちにも一緒にいて、色目使ってるように見えてたんだよね?遥には!」


 私は必死に訴えた!ここで訴えておかないと、このまま、私は一生、遥の奴隷だ!何かあるたびに脅されて何か頼まれてしまう。


 「遥も可愛いよ!その三つ編みだって素敵じゃない!私と並んで歩いてもさ!私が色目使ったところで、同じ女子高生なんだからさ!平等に見てくれるよ!ねぇ?ーねーそうでしょ?だからさ?だからさ?」


 「だから、ディッグドッグのコメントに変な事、書くなって?言いたいのかな?みのりちゃん」


 私の言いたい事が、もう分かるようだ。


 「ねぇーみのりちゃん?男の人にさ!好かれるって?どんな気分?ディッグドッグで再生数がまわったり!いいね貰ったりするの!どんな気分?」


 「エットソレハ、エットソレハ、」


 私の中の怪物が答えてる、人間が作った言語という言葉を使って、、


 「ねぇみのりちゃん、友達がいる前であちこちの男の人に、太もも!見せたり、胸を強調したり、するのは?ドンナキブン?オシエテ、ミノリチャン、」


 遥から怪物の匂いがしてくる。


「ホントウニ、ゴメン、ダカラ、ワタシノ、ディッグドッグ、エンジョウ、サセナイデ!イマ!ダイジナ、ジキ、ナノ、、」


 お腹に衝撃が走った、私はあまりの突然の事にヨロヨロと膝をついた、遥の細い腕にそんなパワーがどこにあるのだろう、と思うほどの痛みに、私は、うずくまった、


 「ハルカ、ナニモ、ナグラナクテモ、」


 「ねぇ?しってる?村田沙耶香さんの作品には、殴るシーンや殺人のシーンモアルンダヨ?」


 私はこのままいったら、遥の中の怪物に殺されるんじゃないかと思って、私は、あとずさった、


 「みのりちゃんが怖がってるキャハハハ!キャハハハ!みのりちゃん?来週までにブックカバー手に入れてね!」


 「キャハハハハハハハハハハハハハハハハ」


 遥の声が遠くなっていく、どうやら、遥も怪物を飼ってるみたいだ、いや、その怪物を産んだのは、私だ、その正体は嫉妬心や妬みという怪物だ!

ここまで読んでくださりありがとうございました!

何卒また応援のほど宜しくお願い致します。

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