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私の中で眠る承認欲求という怪物  作者: 百合香


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24/52

みのりは!家族がこんな時でも!踊りを踊る。

前回のお話になります。

宜しくお願い致します。

 家に帰ってくると、リビングに4人が座っていた。

母と菜月ネェちゃんと、カズキのカウンセラーの人と、カズキの担任の先生だ、


 カズキのカウンセラーの人は中年の女性だ、見た感じは遥に似ている。地味な感じの女の人で少しポッチャリとして。薄化粧をしている。少しふっくらしたら、遥もあーなるかもしれない。


 一方のカズキの担任の先生は少し若めの男の先生だ体育教師なのか、熱いオーラを放っているような気がする。


 「ただいまぁ。」


 私はみんなに声をかけた、すると菜月ネェちゃんが立ち上がり、


 「あ!私の妹の、みのりです。」と紹介した。


 私はお行儀よく、挨拶をした、だがここで、さっきお腹を満たした、ばかりの私の中の怪物が吠える声がした。


 「こんにちは!カズキの姉の、みのりです。弟がお世話になります。」


私はお辞儀をするときに、カズキの担任をみながら、腕で胸を寄せて、お辞儀をした、私のDカップを強調してみせた。


 「えっとカズキ君の担任の諸星です。いやぁこんな可愛い、お姉さん2人に囲まれてカズキ君は幸せものですね!引きこもりになる要素なんてないなぁ」


 諸星先生の声に咳払い1つして、

となりのカウンセラーが話しだした。


 「みのりちゃん、こんにちは、相談支援センター太陽の高野と申します。」


 そういうと高野カウンセラーは名刺をくれた。


 「今ね、お姉さんの菜月ちゃんからいろいろ話を

聞かせもらったの、みのりちゃん凄いのね、えっとディッグドッグやってるんですって!しかも、フォロワーさんが、もう8万人、いるんだとか!」


 私は、はいっと頷きながら、なんとか、諸星先生に私を見てもらおうと、目配せをしたり、足を動かしていた。


 諸星先生の目線が私の足に向いたり、胸に向いたりするのが分かった、心地がいい、ここでも私は、弟のカズキよりも、若い男の諸星先生の目線が欲しくて夢中になってしまっている。


 「あら、何だか似てるわね?」


急に高野さんが言い出した。


 「あ!私と菜月ネェちゃんがですか?前から似てるって言われるんです。結構背丈も一緒で顔の形とか、顔のパーツとか?」


 そう、胸のサイズや色気では少し負けているが、よくご近所さんから、似てる美人姉妹で通ってた。


 「いえいえ、そうじゃなくて、弟のカズキくんとみのりちゃんが似てるのよ?」


 え?私とカズキが似てる?どういうことだろう?


 「なんかね、うーーーん、今は言えないかな、ただ、うまく、、飼えて、、ないみたいね?」


 うまく飼えてない、どういうことだろーか、それは私の中の、、、、、


 「今日は長居しちゃったみたいねぇ、行きましょうか?また来ますねぇー、菜月ちゃん、お母さんの事も大変だろーけど、宜しくお願い致しますね。」


 「いえ、こちらこそ、弟の事とお母さんの事を宜しくお願い致します。」


 あれから諸星先生は最後まで口を開かず終始、私を見ていた。私は気持ちよくなっていた。


 諸星先生とカウンセラーの高野さんが帰ったあと、私は菜月ネェちゃんにどうだったか、聞いてみた。母は相変わらず、無口になってるので、菜月ネェちゃんが窓口になったんだと、思った。


 「えっと、高野さんが最初、家にきて、扉の前でカズキに話かけてたんだよ、、そしたら、黙っててさ、そしたら高野さんが、様子見ましょうって言ってくれてさ、」


 私は、うん、うん、と聞きながら、どこか上の空で、今日のディッグドッグの投稿の時間が来てるのを気にしていた。


 「それで、その後、カズキの担任の諸星先生が来たんだよ、、あの諸星っていう担任はマジで使えない、カズキの事をあんまり知ろうとはしないで、なんか、カズキは学校で明るく過ごしてたから、イジメや人間関係で悩んでる素振りなんてなかったの、一点張りだよ、、若いだけの、偽物熱血教師だな!あれは!」


 私はうん、うん、と聞きながら頭の中で今日のディッグドッグの踊りのシミュレーションをしていた。


 「まぁ、それでさ、お母さんも、もぬけの殻じゃない?だから、明日私が、近くのメンタルクリニックに連れて行くことになったよ!」


 そうなんだ、、、私はどこか他人事に感じている。自分の母親がメンタルクリニックに行くようになり、弟が引きこもりになり、その当事者の家族だ、、なのに私は自分の事しか考えられてない。私の中の怪物が、家族よりも承認欲求を大事にしろと!叫んでいる。


 「はぁ、、ごめんね、みのりぃ不甲斐ない姉で、私がもっと家にいて、カズキの事や、お母さんの事をフォローしてあげれば、こんな事にはならなかったかもしれない。お父さんも今は海外だし。」


 少し菜月ネェちゃんの目が潤ってきてるのが分かる。近年はヤングケアラーという言葉があるが、菜月ネェちゃんはそれに、該当するんだろーか?


 「ぁあー、変な飲み会とか、変な友達とか、変な彼氏とか作らずに、もっと、家族を大事にしてくれば良かった、、、」


 「そんなこと無いよ、菜月ネェちゃんは、悪くないよ、そりゃー帰りが遅くなったり、帰って来ないときもあったけど、」


 「まっでも!これからは私がここの家族を支えてくよ!みのりも手伝ってよね!」


 私はうん!というと、菜月ネェちゃんは母にやさしく、ソファーで横になろうといって、立ち上がらして、誘導していた。私は、そのスキに、部屋に戻った、


 部屋に戻ると早速、今日のディッグドッグの投稿に、専念した。家族が引きこもりになったのに、

私は手を腕を動かす。母がメンタルクリニックに通うようになったのに、スマホのカメラに向かって

首をかしげウインクする。


 その様子を私の部屋の机に飾ってある、写真がジッとみていた。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

引き続き何卒宜しくお願い致します。

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