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私の中で眠る承認欲求という怪物  作者: 百合香


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13/52

みのりの口はブラックコーヒー臭いかもしれない。

 「おはようぅ」

 私は朝、リビングに顔を出すと、母は電話で、どうやら父と会話をしているようだ


 「うん、うん、そうなの、どうしたらいいのかしら?お医者様に見てもらったほうがいいのかな?」


 母は多分、弟のカズキの事を父に相談してるみたいだ、メンタルクリニックの事を言ってるのかもしれない。父は現在、海外に出張に行っている。父の仕事は缶詰の輸入会社に務めており、年に数回、海外に出張をしにいく、


 私は母との朝の会話がなくても、平気だ、私は通学途中の電車の中で、また誰かに選ばれなくてはいけない、事を考えていた。今日は誰かに胸を押しつけて、見るのはどうだろうか?どんどん私の中の怪物はドンドン大胆に成長を遂げている。


 「おはよう!!」


 急にリビングに来たのは、菜月ネェちゃんだった、菜月ネェちゃんは、部屋着ではなく、大学行く用の服を着ていた。メイクもすでにバキバキにしていて、白い肌に赤いテカテカのグロスがよく似合っている。


 今日のファッションは白いちょっとダボっとした。片方の肩が出ている!ワンショルダーだ、下はピチっと黒のショートパンツだ!いかにも、男受けしそうな、ファッションなので!


 もしかしたら、姉も承認欲求という怪物を買ってるのかもしれないと勝手に思った。


 「私も朝から大学なんよ?一緒に出て行こうよ」

 

 私は久々に菜月ネェちゃんと出れる喜びとと共に、ちょっとした不快感が、私の中の怪物が吠える、電車にひとたび乗ればいくら、私がイマドキの女子高生で、スカートを短くしてようが、胸元を晒そうが、姉のビジュアルに勝てる気がしないのだ、


 菜月ネェちゃんの体型は私に似ている、だが胸のサイズはあのセクシー女優No.1の河北彩花と同じEカップだ!私は少し童顔なのだが、菜月ネェちゃんは大人な雰囲気だ、隣で歩けば、当然菜月ネェちゃんが目立つ。


 「どした?私の顔?マジマジ見て、惚れんなよ?」


 きっとこういうサバサバした所も男性に人気がある理由の1つだろう。これで外を歩いたら、まるで私が菜月ネェちゃんのスポットライトじゃん。


 はっ?と思いだした、私も遥と同じになっている、


 遥は私の引き立て役、今度は私が菜月ネェちゃんの引き立て役、


 私は急に青ざめてきて、吐き気が少し襲ってきたので!朝食のブラックコーヒーを一気に口に流した。


 「ブラックコーヒーって口の中で匂いが残るから、あとで、フリスク噛んだほうがいいかもね、」

 

 私は更に、青ざめた、遥の口の生臭さが漂ってきた、今私の、口の中はコーヒー臭いのかもしれない。


これじゃーますます、、、、、


 「ほら、いくよ、もう、」


 私はフラフラと菜月ネェちゃんの後ろについていった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

また見にきてください!宜しくお願い致します。

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