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「巻き上げる竜巻」

「豪雨と嵐をものともしないペガサスも、岩が飛び交う竜巻の中は飛べなかったようね」

 ――風の魔法使い



 十年戦争において、ペガサスを使った騎兵の登場は、戦場の流れを変えた。

 それまでの戦いでは、砦の兵は強固な壁を信頼し、地上への攻撃手段と壁の防護を気にかけるだけでよかった。

 しかし、上空から襲いかかる翼持つ白馬たちの存在により、砦は空からの襲撃にも備えなければならなくなったのだ。

 

 ペガサスは勇敢で(たくま)しく、地上から放たれた矢の中をかいくぐって飛ぶ。

 その背に乗る者たちは精鋭で、幾多もの戦場で敵陣を襲撃し、陥落させた。


 だが、ひとたび脅威となれば敵も当然、それに対する手段を考える。

 ある砦の隊長は、魔法使いに聞いた。

 雷雨の中を飛ぶペガサスすら、落とす方法はないかと。


 そこで魔法使いは、空を駆ける騎兵の前に竜巻を呼び出した。

 竜巻は地上の岩を巻き上げながらペガサスたちを呑み込み、やがて暴風が去ると、空には真っ白な雲と、太陽しか残っていなかったという。

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