表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
152/193

「毒の刃」

 トムがゴブリンに刺された時、隊長は掠り傷だと彼を叱り、前衛に戻した。

 後方で援護する私は、トムの顔が少しずつ青ざめていくのが見えていたが、戦闘の最中(さなか)にそれを隊長に伝えることはできなかった。

 そしてトムは、私の目の前で命を落とした。たった一度の、最初の怪我のせいで。

 ――ゴブリン討伐隊、術師



 卑しい者、後ろ暗い者、戦いに高潔さを求めぬ者などは、武器に毒を仕込む。

 ただの短剣、ただの掠り傷と侮ると、それで命を落とすこともあるだろう。

 

 ゴブリンの武器は粗悪だが、悪知恵が塗りたくられている。

 不意打ちを狙うような者の武器は、刃を掠めるだけで命を断つ仕掛けがある。

 ただ勝つために戦う者は、どんな手段も(いと)わない。


 武器の大小、軽重に関係なく、自分に向けられた武器には、殺意が込められていることを忘れてはならない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ