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街かど宿屋のドラゴンさん  作者: 抹茶さめ
2話
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目覚め

 


 目が覚めて最初に見たのは薄い壁、外からの光が感じられる程の薄い壁、触って見るとツルツルとした滑らかな感触だった。卵の殻みたいな感触。


 試しに少し強く押してみた、するとビシッとヒビが入る、もう少し強く押すと簡単に壁が崩れた。


 光に目が慣れていなのか、眩しくて何も見えない。


「―――! ―――!?」

「―――!! ―――!」


 言葉が聞こえた。知らない言葉、いや理解出来ない言葉。意識が曖昧で何が起こっているか判らない。


 そして、自分を覗き込んできた二つの顔が父と母だと認識出来た、だけどそれは自分が『ドラゴン』と呼んでいた、架空の存在だった。


 ―――『世界への適正を開始、魂の定着を確認、『言語理解level 10』で固定完了』


 男だか女だか判らないゲームみたいな声が聞こえたと思うと、自分を覗き込んでいた黒いドラゴンが喋った。


『―――かして―――れるだと?! クハハハ! 流石我が子だな! 一族は安泰だぞ!』

『私も驚きました。ふふ、貴方に似て黒い翼ですよ』


 隣から白いドラゴンが覗き込んできた。


『そうだろ! しかも紋様まで入っている! これはランコの血もしっかり入っているぞ。我が子よ! お前の名前は『―――』だ! いい名前であろう?』

『ふふふ、気が早いですよ。まだ言葉は理解出来ないでしょうから』


 母が優しく舐めてくれた。すると急に眠気が襲ってきて意識が沈んだ。


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