【後日談】②ローラ
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違うの、貶めるつもりはなかったの。
ただ、ほんの少しだけ、優位に立ちたかっただけなの。
私は自分の愚かさのため、大切な友だちを失ってしまった。
美しく、賢い、エミリア。
自慢の親友だった。
でもでも、あなたが出来すぎて、ほんの少しだけ嫉妬したの。
「エミリア、あまり頑張らなくていいのよ。無理すると倒れるわよ」
本気でそう思って心配してた。
だけど、それがいつの間にか、
「エミリアは真面目すぎるのよ、少し鬱陶しいわ」となっていた。
私はマイクが好きだった。
「デイジーって女を知ってるか?あいつ、お堅い振りして、やることやってるんだぜ。胸はでかいけど、知能は足りないよな」
そんなこと、思っていなかった。
でも、マイクに好かれたくて
「そうよね、下半身はゆるそうよね。私は無理だわ」
と、同調してしまった。
「本人のことをよく知らないのに、そう決めつけるのは品性が下劣過ぎるわ」
エミリアはマイクの言葉を一刀両断した。
私は何も言えなかった。
高潔なエミリア。
でも、眩しすぎるのよ。
誰も彼も、あなたのように生きられない。
マイクたちと集って、あなたを貶めて笑う。
なんて、楽しいのかしら。
あなたの婚約者も弟も、あなたについていけてないじゃない。
清廉だけど、馬鹿なエミリア。
あなたが大好きで、大嫌いだったわ。
「ローラ、いつもありがとう。あなたが励ましてくれるから、立ち上がれるわ!あなたに何かあった時は真っ先に助けに行くからね。大好きよ、親友」
もう、その言葉も聞くことはない。
あなたの、「ローラ、好きよ」という言葉がリフレインする。
もう私の傍には、あなたはいない。
明日はマイク君。




