29話 戦争
二人は重武装の肩を同時に巨大な石の扉に叩きつけ、激しく耳障りなきしり音とともにそれをこじ開けた。
彼らは火の大聖堂である洞窟へと飛び込み、暗殺者の姿か、あるいは壊滅的な魔法爆発の血まみれの惨状を完全に見る覚悟で、剣の柄を握りしめた。
しかし代わりに彼らが見つけたのは、泥だらけの床に微動だにせず横たわる、煤にまみれた二つの小さな体だった。
隊長は前に駆け寄り、鎧が石にぶつかって音を立てるほど激しく膝をついた。彼は手甲を外し、震える二本の指をトラの首に押し当て、素早くウサギの脈も確認した。彼は大きく震えるほどの深い安堵の息を吐き出し、肩の力を抜いた。
「生きておられる」隊長は額の汗を拭いながら、もう一人の衛兵に囁いた。「脈は遅いが、安定している。襲撃されたわけではない……ただ疲労で気を失っておられるだけだ」
目の前のパニックが去り、衛兵たちが眠っている子供たちから顔を上げたその時初めて、彼らは鍛冶場の壁に巨大な回転する影を落としているものの正体を目にした。
隊長の喉で息が詰まった。
部屋の中央で彼らの上にそびえ立っていたのは、『黄龍共鳴核』だった。金属のリングが交差する巨大でフラクタルな檻は、中心に完璧に浮かぶ漆黒の球体の、あり得ないほどの押し潰すような重力にのみ突き動かされ、完全に摩擦のない無音状態の中で回転していた。部屋の空気は重く濃密に感じられ、衛兵たちの歯を疼かせ、鎧を微かに共鳴させるような、潜在的で恐るべき調和エネルギーで振動していた。
彼らは、歩く死者の群れを前にしても瞬き一つしない、百戦錬磨のヤマトの戦士たちだった。しかし、その回転する神の機械を見つめていると、本能的に膝をつきたくなるような圧倒的な衝動に駆られた。祖先たちの理論上の兵器、何百人もの死せる皇帝たちが抱いた不可能な夢は、もはや血まみれの巻物に描かれた神話ではなかった。それは現実であり、生きており、そして王国一つを消し去る力で唸りを上げていたのだ。
隊長は喉のつかえを飲み込み、床で安らかに眠る二人の小さく汚れた子供たちを再び見下ろした。これを造り上げるために、彼らは持てるすべてを犠牲にしたのだ。
「急げ」隊長は畏敬の念と恐怖が深く入り混じった声で震えながら息を漏らした。「一番速い鷹を甲州回廊へ飛ばせ。将軍に直ちにお伝えしろ……完成品は成功だと」
西の国境の血と灰から遠く離れた、首都の王立病院の最も奥深く、最も警備が厳重な一画は、絶対的な静寂に包まれていた。
そこは将軍家の血筋のみに許された聖域であったが、今日、その巨大な襖は二列に並んだ精鋭の侍たちによって警護されていた。清浄な杉の香りが漂う部屋の中、上質な絹の布団の上で、ウサギとトラは全く身動きせずに横たわっていた。将軍お抱えの医師たちが幽霊のように彼らの周りを動き回り、水疱ができた彼らの手に温かい薬草の湿布を当て、栄養価の高い濃縮された霊薬をスプーンで慎重に飲ませていた。
重い毛布の下で、兄妹は信じられないほど小さく、脆く見えた。ウサギの魔法の紫色の輝きも、トラの念動力の恐ろしく威圧的な重圧も完全に消え去り、そこには、持てるすべてを捧げ尽くした二人の子供の、深くリズミカルな寝息だけが残されていた。
部屋の隅に立つ執事長は、無言で微動だにせず見守っていた。彼らの胸が静かに上下するのを見つめながら、彼らが安らかに眠っているこの瞬間にも、彼らが自らの肉体を犠牲にして造り上げた怪物のような機械が、すでに世界の終わりへと続く道を切り開いていることを彼は知っていた。
---
西へ三百マイル、甲州回廊は純度100パーセントの、混じり気のない地獄の光景と化していた。
三日三晩連続で、険しい谷の上空は濃く黒い煙と、土砂降りの凍てつく雨に覆い隠されていた。そして三日間連続で、セーヌ帝国の果てしないアンデッドの群れは、ヤマト幕府の罠の顎へと盲目的に身を投じ続けていた。
徳川将軍は谷を見下ろす血まみれの尾根に立ち、その手にあるサクラズキで鍛造された日本刀からは黒い血糊が滴り落ちていた。
彼の眼下では、将軍の戦略が恐るべき機械的な完璧さをもって実行されていた。甲州回廊は文字通りの挽肉機と化していた。最も狭いチョークポイントでは、「白虎の鎧」を身に纏った重歩兵たちが、鉄の悪鬼の壁のように立ちはだかっていた。アンデッドの尋常ではない重みが彼らに押し寄せるたび、恐るべき「鉄の処女」の機構が耳をつんざくような**ガシャァァン**という音とともに作動し、激しく膨張して歩く死体たちを原型をとどめない肉塊へと引き裂いた。
その後ろでは、圧力が限界に達するたびに、前衛部隊が「玄武の笠」を掲げた。
**ドォォォォン!**
波打つ巨大な運動エネルギーの衝撃波が外側へ爆発し、何千ものアンデッドを後方へ吹き飛ばし、その脆い骨を谷の壁に叩きつけて粉砕した。上部の崖からは、僧兵たちの「青龍の杖」が巨大な突然変異の攻城獣を縫い留め、暗殺者たちの「朱雀の傘」が、濡れた紙のように群れを引き裂く浄化された破片の、容赦ない絶叫の弾幕を雨あられと降らせていた。
ヤマト軍は絶対的な優位に立っていた。伝説の最高傑作たちは完璧だった。
しかし、徳川が傷だらけの顔から凍てつく雨を拭い去った時、彼の胃の腑には重い恐怖の塊が居座っていた。武器は疲れないが、それを振るう人間は生身なのだ。四日目だった。筋肉は断裂し、精神的な恐怖によって心はすり減り、地平線まで続く腐肉の果てしない海は少しも薄れていなかった。彼らは戦線を維持していたが、天文学的な量の死者に、ゆっくりと溺れかけていたのだ。
「徳川将軍!」
泡を吹く馬に乗った斥候が泥だらけの尾根を駆け上がり、滑るようにして停止した。「後方から伝令! 首都より増援が到着しました!」
徳川は歯を食いしばった。「増援だと? 挽肉機に放り込むための人員などこれ以上必要ない。将軍は無傷の弓兵でも送ってくださったのか?」
「いいえ、将軍!」斥候は戦場の耳をつんざくような轟音に負けじと叫んだ。「軍隊ではありません! それは……将軍閣下ご自身です! そして、たった一つの武器をもたらされました!」
突如として、徳川の足元の地面が振動し始めた。それは兵士たちの規則正しい行進でも、アンデッドの群れの無秩序な足踏みでもなかった。将軍の歯を疼かせ、泥を振動させるような、深く共鳴する調和した唸り音だった。
徳川は振り返り、谷の後方の道を見下ろした。
吹き付ける雨と濃い黒煙の中から姿を現したのは、巨大な補強鉄製の荷馬車だった。あまりにも巨大であるため、四十頭もの重種馬に引かせねばならず、馬たちの筋肉ははち切れんばかりに張り詰めていた。その車列の最前列で馬を駆っていたのは織田信長将軍であり、その王の鎧は煌めき、その目は死者の海へと釘付けになっていた。
しかし、ヤマト軍全体を畏敬の念で凍りつかせたのは、荷馬車に積まれた積み荷だった。
補強された鉄の荷台の上に鎮座していたのは、『黄龍共鳴核』だった。それは金属のリングが交差するそびえ立つ球状の檻であり、摩擦のない無音状態の中で回転していた。そしてその中央に完璧に吊り下げられていたのは、恐ろしくも眩い紫色の光を放つ、漆黒の超高密度球体だった。その機械はただ重そうに見えるだけでなく、周囲の空気そのものを歪め、近くに落ちる雨粒を歪曲させているように見えた。
「おお、神よ」徳川はその調和の振動を全身に浴びながら、膝から崩れ落ちて囁いた。それは、疲労しきった肌に当たる、温かく浄化されるような風のように感じられた。
その知らせは疲労困憊の前線へと急速に広がった。泥と血にまみれた兵士たちは、前線に向かって轟音を立てて進むそびえ立つ神の機械を振り返った。彼らはその複雑な物理学も、背後にある古代の理論も知らなかったが、谷にいるすべての男たちが、誰がそれを造り上げたのかを正確に理解していた。
「『虎』だ!」一人の前衛兵が血まみれのサクラズキの剣を空高く掲げて叫んだ。
「『兎』だ!」別の兵士が咆哮した。
完全な疲労の限界にあったヤマト軍全体が、突如として、アンデッドのうめき声をかき消すほどの耳をつんざくような統一された鬨の声を上げた。首都で安全に眠る二人の子供たちによって、七日間の絶え間ない苦痛の中で鍛造された究極の最高傑作が、ついに到着したのだ。時間稼ぎの戦術は終わった。戦争を終わらせる時が来たのだ。
織田信長将軍は巨大な鉄の荷馬車の上に立ち、凍てつく雨が彼の黄金の鎧を激しく打ち据えていた。彼は甲州回廊を見下ろした。そこでは数百万の腐った死体たちが、疲弊しきった彼の手勢に対し容赦なく身を投げ出していた。
彼は『黄龍共鳴核』のメイン・リリース・レバーに手を置いた。そびえ立つ機械は唸りを上げ、恐るべき、抑制された運動の猛威で振動していた。
オダは刀を抜き、煌めくサクラズキの鋼を嵐の空高く掲げ、ヤマト軍全体に見せつけた。
「**起動せよ!**」将軍は命じ、その声は血塗られた谷に雷鳴のように響き渡った。
荒々しい勢いで、オダは巨大な鉄のレバーを力いっぱい押し下げた。
**プシューーーッドォォォォン!**




