お誕生日
「「お誕生日おめでとう!!!」」
「はーい!まんま ぱあぱぁ、おじさんあいがとう」
どうも泥沼ことテルマッドです。
あれやこれやから1年を迎え遂に来ました誕生日。
いやあ、いろいろありましたよー。
早速これまでをダイジェストしてみよう!
生まれ変わって1ヶ月目になると言葉を理解。
これは意外とキツイ。英語を一から覚えるようなもんだからね。
2ヶ月で、はいはいを覚えた。
掴まり立ちとか歩くってのはもうちょっと先だったよ。普通の子供よりも成長が早いらしいけど、子供いなかったからわからないや。
3ヶ月で少しずつ言葉を発音できるようになった。
カタコトでも話せることができるようになると周りのちやほや度は凄かったなー。
4ヶ月で村のみんなとコミュニケーションが取れるようになる。すっごく嬉しかった。だって会話ができるんだよ?!意思疎通ができるんだよ?!
大事な話はそれっきり俺の前ではしなかったけどね。
5ヶ月目には王国軍約500が村に火を持ってやってきた。あいつらこの村に恨みがあるのか火矢を放って村の家々を焼いて回られた。
6ヶ月は村を捨て仕方なく他に移動した。(聖サントラル宗教王国軍は全滅)
行方不明者は3人も出てしまった。家族や親戚の人たちはみんな涙を流していた。
7ヶ月目はキャラバンに変装して各地を回り、ある森に着いた。ちなみにこの森は魔物の森と呼ばれる場所で、近くを掃討するのに10日かかった。
8ヶ月目には聖サントラル宗教王国第7王子が私団と王国軍をつれて村の場所を特定し訪問してきた。
私団いう割には第7王子らしく、そこまでの軍隊だったけど。
9ヶ月目には森の近くにいた盗賊が財産狙いで襲ってきた。村に着いた頃には、魔物に半数ほどやられていたが。多分あいつらはバカなんだ。
10ヶ月で警備部隊第9師団が仕事に出ている時にこの前の盗賊残党に傷を負わされた。(死人は出ていない)
第9師団長と父はめちゃ怒ってた。
俺までその殺気で死ぬと思ったよ…
11ヶ月で全滅計画を立案、近隣の盗賊団への根回し、そして例の盗賊団を斬滅したそうだ。俺がいる横でそんな話はやめてほしかった。何事も経験だそうだ。
12ヶ月目、やっと本来の日常が戻り少ない死者を弔うことができた。
この振り返り日記を見てどう感じただろうか。
は?おかしいだろ!と思った方は正常だ。
何でって、普通の村なら王国軍が攻めてくるはずがないでしょ。他国に攻められることになれば自王国の領地にこの村はなるわけで、王国軍は守ってくれる側になるはずだ。
ましてや村人に魔物を掃討することなんぞ可能性は皆無。
あ、魔物についての説明だけど、
この世界には魔物がいる。これは異世界のテンプレ。俺はこの1年を通して様々な文献を目にしてきた。この世界での本はとても貴重らしいのだが、何故かこの村は国立の図書館レベルまでの貯蔵量ときた。この時点では国の隠れ里なのかな?とも思ったりした。
話を戻すけど、魔物っていうのは一言でいうとすっげえ強い。確かに、テンプレEランクスライムとかなら一般市民でも武器を持っていれば難なく倒せる。
が、だ。今いる森は魔物の森。
この世界の森の種類は3つ。普通の森と魔物の森、それから神秘の森ってのがある。
魔物の森と神秘の森は魔素が極端に高く強力な魔物が出がちな場所だ。
けどなんでそんなとこに場所を移したのか。
それは簡単!
ただ迷った。
だから森の中の木を切り崩して村を作った。こんなに本は残っているのに地図はないってどういうことだよ…。
何故そこを切り崩したの?
理由は真横に低い崖がありその下にはウォール街という町があるからだ。
村が極力近い方が効率がいいらしい。
なんの効率かは1歳児にわかるはずなかろう。
そしてもう一つの普通ではない理由…おっさんたちの噂を聞いただけになるが、この村のほぼ全員がCランクの魔物を倒せるからだ。
もちろんこの村で暮らしている一見農民のようなおばちゃんでも。それに最弱の第13師団でもB+の魔物を討伐できるとか。
本来Cランクのような高ランクの魔物は冒険者という職業の人間が依頼を受けて掃討する。その冒険者の地位がBランク以上でしか討伐ができないと言われるほどの強さをCランクのくせに誇ってる。
ま、ここまでを見てもらうと薄々わかるでしょ。
そう。この村のメンツは強すぎる。俺がもしチートを開拓できたとしても手の届かないほどに。
理由はこれだけではない。第7王子を捕虜として捕まえ、王国から身代金を頂くという犯罪まがいなこともするし、村の仲間を傷つけたこの町一帯の盗人を管理する盗賊団を壊滅に追い込んだりもする。
その時捕らえられた盗人が村の広場まで連行されてる時言ってたよ。
「あ、あなた方が盗賊団『月蝶』と知らず、ほ、ほんとうにもうしわけございませんでしたぁぁああ!」
うん。わかったよ!ママ。パパ。
ここは少しおかしい人たちが集まるところなんだね!




