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幼女勇者チーちゃんの異世界奮闘記 ~限界ロリコンアラサー女がオリキャラ幼女に転生した結果 ><~  作者: オフィ


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206/235

Lo206.ボス戦の前です。セーブは済ませましたか?

 ガイナスさんに背を押された私が張り切って敵の首魁がいると思われる闘技場へと走って行こうとしたとき……


 ボコボコッと地面から大量のアンデッド軍団が生えてきて進路方向を遮りました!


「うにゃー! これじゃ進めません!!」


 せっかく発進したのに10歩も歩かないうちにいきなり停止です!

 ままならないですね!?


「【火竜の息吹き(ファイアブレス)】」


 宣言と共にゴウッと炎が勢いよく発射され、進路上のアンデッドを焼きつくしました。


「やはり闘技場か……いつ出発する? 私も同行する」

「西蓮院さん!」


 西蓮寺さんが魔女帽子のつばをつまみながら格好よく登場しました! どうやらエジプトまで同行してくれるようです!

 ……普段は割と大人しいのに、こういう小ネタはさむときはすごい得意気のドヤ顔なんですよねこの子。ただのオタクです。


「ノノもいく」

「ノノちゃん!」


 ズシンズシンと土の巨人に乗ったノノちゃんがアンデッドを踏みつぶしながら言いました。


「あそこにドワーフおーこくをほろぼしたヤツがいる。ノノがインネンをはらす」


 ノノちゃんはドワーフ王国……ドゥ・イルツ鉄鋼国を滅ぼした元凶が闘技場にいると確信してるようでした。

 それならノノちゃんにも参戦する理由があります!


「【草がらみ(ブッシュバインド)】!!」


 周りに群がるアンデッドの足元に大量の草が生えてきて足に絡みつきました! 転倒するアンデッド達! これはララちゃんの植物魔法!!


 じゃあララちゃんも……?

 私は期待するようにララちゃんを見ると、ララちゃんは首を横に振りました。


「ん? ララは行かないが?」

「あ、行かないんですね」

「ララが行ったらこの周りにいる大量のゾンビどもはどうするんだ?」

「なるほど……大変そうですね!」


 なんという冷静で的確な判断力なのでしょう!

 そしてララちゃんが足止めしたアンデッドに他の子達が武器を持って群がり、1体ずつ着実に手際よく片付けていきます。アンデッドの息の根を止めることは出来ないので、ぐちゃぐちゃに手足を潰し頭を潰して徹底的に行動不能にさせていきます。

 うへぇ、この作業感。子どもなのにソルジャーめいてますねこの子達。ゾンビなんてグロテスクで触るの嫌なのが普通だと思うんですけど。ほんとどういう教育受けてるんですかね?


 ララちゃんは説明を続けます。


ガイナス(あいつ)は今は優勢だが、それは周りのゾンビどもが乱入しないからだ。ララ達が周りの雑魚どもを引き受けてるからだ」

「あっはい、そうですね」

「決してお前だけの手柄じゃないからな! 分かってるか、ガイナス!」

「ああ、助かる」

「分かればいいんだ!」


 ガイナスさんは赤騎士ゾンビとタイマンで戦い続けています。ガイナスさんが優勢とはいえ、すぐには決着がつかないあたりやっぱり敵も強いみたいです。というか、致命傷がなかなか与えられてません。

 まぁ当然ですよね。人間相手だったら少し斬りつければ出血するんですが、なんせ相手はアンデッドなので。多少ダメージを与えようが構わず動き続けます。厄介ですね。


 ガイナスさんの戦いをララちゃん達が邪魔をさせないように他のアンデッドを抑えてくれています。

 どうやらララちゃん達はここでガイナスさんのサポートに徹することに決めたようです。


 ノノちゃんのゴーレムの手が私と西蓮寺さんをむんずとつまみ、コックピットに乗せました。


「のってけー」

「わぁい」


 ノノちゃんのゴーレムは頭部が無く、そこが人の収まるスペースとなっています。うにゅ、3人載りにはちょっと狭い。ホントは2人載りなんでしょう。


 結局、私は西蓮寺さんの膝に座る羽目になりました。幼女の身体って小さくて便利ですね。

 私の後頭部に西蓮寺さんの胸が当たっていますが、彼女はスレンダーな体型なのであんまりおっぱいの感触は無かったと言い訳をしておきます。よってラッキースケベではないです。


「ゆくぞー」


 そうしてノノちゃんのゴーレムが発進しました!


「ここが片付いたらララ達も向かう! お前ら死ぬなよ!!」

「はい!」

「しなんぞー」


 ララちゃんは激励をしながら送り出してくれました!

 チーちゃん、いきまーす!

 ただし操縦は他人任せ!


 どしーんどしーん!


 ノノちゃんのゴーレムはずんずん進みます。

 行く手に群がるゾンビやスケルトンを踏みつぶし、大軍がくれば西蓮寺さんの火魔法が火を吹きます!

 どがーんどがーん! ボオオオオ! じゃきん! どーん!


 そして私は何もしません!


 いやー、快適ですねぇ(他人事)


「……てき、すくなくなってる?」


 ノノちゃんがぼそりとつぶやきます。確かに魔障の濃い方に向かっているのに、どんどんゾンビは少なくなっています。


 ふむ……これはどういうことでしょう……?

 疑問に思ってると西蓮寺さんが答えを出しました。


「これは、もしかして誘導……?」

「ふむ?」

「街中がゾンビたくさんいて、闘技場の周りが少ないなら人は闘技場に集まる……」

「ほえー。あそこが安全地帯だと勘違いしちゃうってことですか」

「敵の首魁が出現したのも、避難を終えたタイミング……偶然とは思えない」


 ふむぅ。もしそうなら悪意を感じますね。何を企んでるんでしょう?


 実際、闘技場に着いたら不自然なまでにアンデッドは少なくなっていました。

 そしてたくさんの人の通った足跡。やはり中に人が避難しているようです。


「入ってこいと言わんばかりですね」

「うん……めっちゃ罠っぽい」

「でもすすむー」


 めっちゃ罠っぽさがあります。

 でもそんなことは知った上で私達は向かっているわけです。


 さて……状況的にたくさんの人が中に避難しているはずなのに、叫びや怒号は聞こえてきません。

 不自然なほど静かです。

 でも、魔障はどんどん濃くなってます。

 気持ちが悪くなるといけないので、私は周囲に神気のオーラを常時展開しています。範囲は狭いですが、これでノノちゃんと西蓮寺さんは守れるはずです。


 円形闘技場の通路は広いですが、アンデッドは全くいませんでした。私達は邪魔をされず、ずんずんと進みます。


「とまれ」


 ノノちゃんがゴーレムを止めました。闘技場の通路の終わりです。目の前に選手入場用の大きな扉があります。ここを通ったら、闘技場の中心に出ます。

 ……人が通った形跡は少ないですね。多くは観客席の方に向かったのでしょうか?


「どうしてこっちに人が来てないんでしょうか?」

「それは、すごく嫌な気配がするからだと思う……」

「ふむ……?」

「ジョジョ的に言うと、この先の扉から『ゴゴゴゴゴ……』って擬音オノマトペが出てる雰囲気。きっとみんなそれを感じ取って近寄らなかった」

「そんな気配が出てるんですか、この先?」


 西蓮寺さんはそう言います。この子、今日はジョジョネタの気分なんですね。

 ……ふむ、確かにどこか物々しい雰囲気がありますね? よくわかりませんけど!

 というか扉が重そうですよね。物理的に。


 ノノちゃんはぽつりとつぶやきます。


「ここからさき、てきがいる」


 それを聞いた西蓮寺さんは私達を見回しながら言います。


「おそらくここから進むと引き返せない……みんなセーブは済ませた?」

「なんのかくにんだ、それ?」

「西蓮寺さん、人生にセーブポイントはありませんよ」

「……ノーセーブ強制とか……人生クソゲーすぎる……」


 西蓮寺さんはがっくりとうなだれます。はぁ、この後に及んで怖気づいたんですか?

 仕方ないので励ましてあげます。


「まぁ、悪いようにはなりませんよきっと」

「……どうしてそう思うの?」

「私、この世界に来てからめちゃくちゃ運が良いからです!」

「草」


 いや今の草はなんなんですか!?

 私、実際めっちゃ運が良いですよ!!

 異世界来て早々に餓死しかけたけど助かりましたし、オオイカヅチ討伐のときも死にかけましたけどなんか大丈夫でしたし、この国に突然召喚されてどうしようかと思ったらエールちゃんに助けてもらいましたし!!!


 不幸も同量あるとか言ってはいけません。何故なら私はそれでも生きてるので!

 生きてるってことはきっと運が良いってことです!!


「よっしゃ、行きますよ! 何があっても私達は前に進むんです!! とつげきー!」

「いくぞー」

「お、おー……!」


 そしてノノちゃんのゴーレムが発進し、激しく体当たりをして闘技場の重い扉をぶち破りました!

 いよいよボス戦が始まります!!

お待たせしてすみません。

遅れたのに特に理由は無いですが……強いて言えば、めっちゃゲームやってました。

龍が如く8外伝、そしてドラゴンクエスト10のver7.6。とっても楽しかったです!


うぐぐ……私のニート遺伝子が更新をサボタージュをさせるのです。

これからも続けますので、どうか見捨てないで見守っていてください。


冒険を続けますか? >はい

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― 新着の感想 ―
見捨てるわけ無いですよ〜 私が小説家になろうを見始めたのは、あなたのこの作品からなので完結するまで見させていただきますただしくれぐれもエタらないでくださいね〜 あとノノララへのこだわりがすごいですね
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