前へ目次 次へ 14/26 (二)-12 そんなこんなで、学校からずっと、無言のまま、途中の十字路にさしかかった。 ここで明は自宅とは違う方へ歩いていった。 「どこへいくのよ、明」 「いいだろ、どこだって」 「ちょっと待ってよ」 私は明について行くことにした。 「ついてくるなよ」 明は私の方を見ないでそう言った。 「いいじゃないのよ」 「これから大事な人と会うんだから」 「だから、誰よ、その大事な人って」 「いいだろ、房恵には関係ないだろ」 「そんなわけないじゃん」 (続く)