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(二)-13

 私がそういうと、明は振り向いて「いいから放っておいてくれ」と大声で言った。そしてすぐにきびすを返して行ってしまった。私は明の声に少し驚いて、動けなかった。明のあんな態度を見るのは初めてだった。

 「わかったわよ」と小さく言うと、私は明の頑なな態度に頭にきていた。だから家に向かって早足で歩き始めた。しかし、歩いて行くにつれて、やはり「大事な人」の存在が気になった。それなので私はきびすを返して来た道を引き返した。そして先の方を歩いている明の姿を見つけ、気づかれないようにこっそり後をつけた。


(続く)

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