前へ目次 次へ 13/26 (二)-11 私は「大丈夫」と倒れている明に手を差し出した。 「大丈夫だよ」 明は自分で起き上がり、歩いて行こうとした。私は明の後をついていくことにした。 「家まで送っていくから」 私がそう言うと明はぶっきらぼうに「いいよ」とだけ言った。 そうして私が後ろからついていくような形で、私たちは校門を出て下校し始めた。 聞きたいこと、確かめたいことはたくさんあった。でもいくら聞いても何度聞いても、明は「関係ない」とか言って答えをはぐらかすだろう。 (続く)