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聖天使クリスティーナ  作者: ジェノヴァnovel


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第5話 神の娘ミルフィーヌ

聖天使クリスティーナ4


最高神ドルシア



   ティナは城門の前に立ってる二人の

  門番のうちの一人に声をかけた。

  門番は一人が不変の25歳くらいの

  ベテラン兵士でもう一人が16歳くらいの

  新兵といったところだろう。


   二人とも翼を持った天使族だ。


   ベテランの城兵が答えた。


   


門番「・・ああ、あなたはクリスティーナ様

   であらせられますね。」


ティナ「・・はい、そうです。それと

    こちらが、お友達のドルフィーノ

    です。」

  

ドルフィ「・・・・・・・・・・」



    僕は軽く頭をさげた。城兵が僕に

   質問した。



城兵「・・はて、私共が聞いていたのは

   最高神、ドルシア様がお呼びしたのは

   クリスティーナ様という14歳くらいの

   天使のお嬢様お一人と聞いて

   いましたが。」


 

    ティナが答えた



ティナ「・・ドルフィは私の護衛を

    仰せつかっています。ですからどうか

    このドルフィーノと一緒に行かせて

    下さい。」


城兵 「・・ドルフィーノ様は、確か

    天使会の兵士訓練生ですよね。

    ドラゴンの勲章を持たれてる。」


ドルフィ「・・一応だけどね。」



    ドラゴンの勲章は天上界に二つしか

   ないのだ、その勲章を持ってドラゴン   

   に変身できるのが僕と、もう一人が

   最高神のドルシア様だけなのだ。


    このドラゴンの勲章はドルシア様自ら

   僕にくれたものだ。【あなたには期待

   してますよ】と言って貰えて。


    なぜそのような貴重な勲章を

   僕にくれたのかは分からないが。

   そのおかげで、僕は天上界では

   一目おかれた存在だ。そして

   天上界の女性たちにもモテた。



城兵 「・・いいでしょう、では城門の横の

    非常口を開けますので神殿に

    お進みください」


ドルフィ「・・ありがとうございます。

     じゃあ、行こうティナ。」


ティナ「・・うん・・・」



   僕とティナはまた手を繋いで

  城門のすぐ右側にある非常口に

  入った。そして非常口を抜けると


   城壁の内側は神々が暮らす神会の

  街と、多くの神殿が建っていた。


   神々がくらす、屋敷や神殿は

  どれも、超一流の王宮のようで

  僕もティナも圧倒されそうに

  なりながら、歩いた。



ティナ「・・ここが神様たちが暮らす

    街なのね。すごいなあ。」


ドルフィ「・・うん、神様とすれ違ったら

     挨拶しないとね。」




   神会の街は人間族の人は入ることが

  許されず、天使会の人たちが、従事

  することになっている。


   神様は、基本的には天使のように

  翼はもっておらず、一見、人間会の

  人たちと見分けがつかないが、


   首に、冠の勲章がついてる首飾り

  をしているのが見印となっていた。

  そして、神の人の体は、うっすらと

  白い聖なるオーラで輝いていた。


   僕達天使よりも、強い光だ。


  神会では羽の生えた白い馬、ペガサスの

  ような馬車に乗って移動するのが基本だ。


   空は移動用の白くて眩しい光を放つ

  雲に乗って移動する。


   僕とティナは恐る恐るそのような

  神会の街を歩いた。



ティナ「・・神会の街あるくの、緊張するね。

    だから、ドルシア様の宮殿まで

    また飛びましょうよ。」


ドルフィ「・・ダメだって、天使の街でも

     ダメなのに、神様の街で飛んで

     移動なんて無礼千万だよ。」


ティナ「・・やっぱりそうだよね。後で

    ドルシア様に叱られちゃうよね

    ウフフフ・・・」


ドルフィ「・・あああ、言っちゃった。

     多分ドルシア様は、もう知ってるよ

     君の今の失言をね。」


ティナ「・・ええ なんで?」


ドルフィ「・・ドルシア様は、神様、しかも

     神の頂点に立つ最高神だよ。

     神様は何でも知ってるからね。

     僕達のこっそり飛ぼうとした

     思いもね。」


ティナ「・・で でも、以前お会いした時も

    ドルシア様はすごくお優しい方だった

    から、きっと大丈夫よ。」


ドルフィ「・・・フフフ・・それもそうだね。

     ドルシア様は、神様らしくない

     明るい女の子っぽい

     所もあったし。」


ティナ「・・ウフフ・・15歳の

    可愛らしいドルシアちゃん

    アハハハハ・・・」



    僕たちは今ので緊張感がいくばくかは

   とけたようだ。そういう風に笑いながら

   歩いてた僕たちの横で、ペガサスの馬車が

   止まった。


    僕たちは馬車の前で立ち止まった。


   

ティナ「・・あれ?なんだろう・・・」

 

ドルフィ「・・いけない、ティナ・・・」


ティナ「・・えっ?」


ドルフィ「・・馬車から、神様が降りて来るよ

     平伏しないと。」


ティナ「・・うん・・・」



    僕はティナの肩を持って、道路に

   膝をついて、馬車のドアに頭を下げて

   平伏した。ティナも同じようにする。


    馬車を運転してた天使の男の子が

   馬車のドアを開いた。


    ドアから眩しい光がさした



ティナ 「・・眩しい・・」


ドルフィ「・・・・・・・・」



    馬車から14歳くらいの女の子が

   降りてきた。不変の15歳の神様の娘

   だろう。その娘の首飾りには冠の

   勲章と、5つ星の勲章の二つが

   鎖で結ばれてた。おそらく、5つ星

   の神様なのだろう、


    その娘の手には、銀色の杖を

   握っていた。杖の先にはルビーで

   できた、赤い球がはめられていた。


    一番ランクの低い一般の神は僕達

   天使と同じく一つの勲章しか持っていない

   彼女は杖をティナに向けて言った。



神の娘「・・そこの天使の小娘・・」


ティナ「・・えっ わ 私のことですか?」


神の娘「・・そう、お前だよ、お前・・」


ドルフィ「・・・・・・・・・・・・」



    これはまずい、先ほど僕とティナは

   ドルシア様の悪口のような会話を

   してたばかりだ、おそらくそのことに

   ついて、お叱りをうけるのだろう。



ティナ「・・・あのお・・何でしょうか?」


神の娘「・・お前は天使の分際にも関わらず

    先ほど、最高神ドルシア様の

    悪口を言っておったな!?」



    ティナは驚いたそして慌てて

   言った



ティナ「・・いいえ、違います。私たちは

    ドルシア様の悪口など。」


ドルフィ「・・・・・・・・・・・」


神の娘「・・何が違うのだ?

    お前は神である私が

    間違いを言ってると

    でも申すのか?」


ティナ「・・いえ、そんなこと・・ただ

    私は、ドルシア様が、可愛いと

    思っただけで、」


神の娘「・・無礼な・・これは捨て置けぬ

    私がここでお前に裁きを下して

    やるわ。」


ティナ「・・あああ、ドルフィ・・・」



    ティナは僕に抱き着いて胸に

   顔を埋めた、僕はティナを抱きしめて

   背中を神の娘に向けてかばった。


ティナ「・・あああ・・・」



    その神の娘は銀の杖を高く

   掲げた、ルビーの球が赤く光る。

   しかし次の瞬間、その神の娘は

   無邪気に笑いだした。


神の娘「・・なんてね・・・アハハハハ・・」


ドルフィ「・・あ あのお・・・」


ティナ「・・んん?・・・」



    僕とティナは振り返りその神の娘を

   見た、その娘は155㎝くらいで、ティナ

   よりも少し小さい。


    髪の毛はミルクのように白い銀髪

   で輝いてた。

   


    僕とティナは慌ててまた平伏した。

   彼女はそんな僕たちの手を 取り

   立つように指示をだした。


    僕とティナは立ち上がった。



神の娘「・・私の名は、ミルフィーヌ、

    不変の14歳の神の娘、

   人は私をミルクの女神と呼ぶ

    ドルシア様の命であなたたちを

    馬車に乗せて連れてくるように

    言われたのよ。クリスティーナ   

    に、ドラゴンのドルフィーノね。」」


ティナ「・・そうでしたか・・」


ドルフィ「・・先ほどはご無礼を・・」


ミルフィ「・・もう駄目よ、ドルシア様の

     こと悪く言うのは・・」


ティナ「・・はい・・」


ドルフィ「・・はい・・」


ミルフィ「・・さあ、二人とも

     馬車にお乗りなさい。」



    僕とティナは言われる通りに

   ミルフィの馬車に乗った。中は

   真っ白な様式の馬車で、眩しいくらい

   だった。ドアは金の淵で出来ていた

   シートのふかふかで高級車って感じだ。


    天使の男の子の運転手が

   ロープを振るって

   馬車を走らせた。ミルフィーヌが

   右側、ティナが真ん中、そして

   僕が、左側に腰かけた。



ミルフィ「・・もうすぐ、ドルシア様の居城

     に着くわ。あなたたちは

     ドルシア様にお会いしたこと

     はあったけどドルシア様の

     宮殿は初めてよね。」


ドルフィ「はい、城下町の兵士訓練の闘技場で

    一度、ドルシア様にお会いして 

    お声をかけて頂きました。その

    時にこのドラゴンの勲章を

    頂きました。」


ミルフィ「ふうん、これが天上界に2つ

    しかないドラゴンの勲章ね。」



   ミルフィは僕の首飾りに掛けてる

  ドラゴン の紋章を手に取った。



ミルフィ「・・クリスティーナは確か、

     初めて下界に降りて行く前に

     ドルシア様から祝福して頂いた

     のよね。無事に地上の子達を

     導けるように。」


ティナ「・・はい、そうです。城下町で

    お導きの訓練を終えたあの日の

    ことでした。私なんかの一般天使

    にお会いして頂けたことは、光栄

    です。でもなぜドルシア様が私

    なんかに、お声をかけて頂いたの

    でしょうね?」


ミルフィ「・・ドルシア様は、ドルフィーノと

     クリスティーナのことは、以前から

     見守っていて下さったのよ。今日

     お会いすれば、話して頂けると

     思うわよ。」


ドルフィ「・・・・・・・・」

ティナ 「・・・・・・・・」



    僕とティナは顔を見合わせた。

   ミルフィーヌ様の馬車は坂道を

   登りながらドルシア様の

   宮殿が見えてきた。

    


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