表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖天使クリスティーナ  作者: ジェノヴァnovel


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/13

第4話 城塞都市、ドルシアパレス

城塞都市ドルシアパレス




   僕は午前6時に起きた。昨晩ティナと

  ラピスといろいろあったから、眠ったのが

  午前1時くらいだったから、少し

  睡眠不足だ。食堂には既に朝食が

  用意されていた。そしてメイド姿の

  ラピスがほほ笑んで立っていた



ラピス「・・・おはようございます

    ドルフィーノ様」


ドルフィ「・・おはようラピス、今日も

     朝食ありがとう。ふああ」


ラピス「・・・まだ、眠そうですね。」


ドルフィ「・・・うん、ちょっとね」


ラピス「・・昨晩もクリスティーナ様と

    遅くまで遊んでるからですよ。

    次の日曜日の夜からは

    分かってますよね。」


ドルフィ「・・・うん、早く帰って

     くるから。」


ラピス「・・お約束ですからね。」


ドルフィ「・・うん、分かった。」




    これは当分の間、日曜日の夜は

   ティナと遅くまで遊べそうにない。

   今度、遅くなって帰ってくれば

   ラピスがまた怒るから、ちょっと

   怖いし・・・


    そうだ、ティナと遅くまで

   遊ぶのは土曜日の夜にしよう。

   土曜日のことはラピスとは何も

   約束していないから。


    ぼくはラピスが用意してくれた

   カバンと剣の点検を済ませると

    

    表に出た。腕時計を見ると

   6時50分だった。今日は

   ティナもドルシアパレスに

   呼ばれるらしいから


    僕がドラゴンに変身して背中に

   乗せて一緒に行くことにしてた。

   ラピスが僕に言った。



ラピス「・・では行ってらっしゃいませ

    ドルフィーノ様」


ドルフィ「・・・あああ、実は・・・」


ラピス「・・どうかされたのですか?」


ドルフィ「・・今日は、そのう・・・」


ラピス「・・何ですか?私はあなたの秘書

    ですよ、なんでも話して下さい。」


ドルフィ「・・・・・・・・・・・・・」



    仕方がない、今日はティナと一緒に

   ドルシアパレスまで行くことになってる

   ことをラピスにも話すしかないだろう



ドルフィ「・・ああ 実はね。」


ラピス「・・・・・・・・・」


ドルフィ「・・ティナも今日は

     ドルシアパレスに呼ばれてる

     らしいんだよ。それで」


ラピス「・・ドルフィーノ様!?それで?

    今から屋敷に来られるのですね

    クリスティーナ様は?・・・」


ドルフィ「・・・うん、まあ 

     そういうことだから、

     ははは。」


ラピス「・・・・・・・・・・・・」


    【ゴゴゴゴゴ】 


   

   それを聞くとラピスは恨めしそうな

  眼差しで僕を見上げた、ちょっと

  怖いなあ ははは


   ティナが羽ばたきながら飛んで

  僕とラピスの前に降りてきた。

  ショルダーバックとリュックを

  背負っていた。


   降りて来るとラピスはいない

  娘ように完全に無視して横を

  すり抜けて僕にぎゅうっと

  抱き着いた。



ドルフィ「・・・ああああ・・」


ティナ「おはようドルフィ、ちょっと遅くなって

    ごめんね・・・朝起きて、あなたが

    いなくなってたから、ティナ、

    すごく寂しかったよ。」


ドルフィ「・・・そ そう?・・」


 

    僕はチラッとラピスの顔を見た。

   無表情で、僕たちを見たラピスは

   急ににっこりとほほ笑んだ。



ラピス「・・おはようございます

    クリスティーナ様。」



    ティナはそこにラピスが

   立ってることに初めて気が付いた

   ように、彼女を見る。そして

   わざとらしく言った。 



ティナ「・・あっ ラピスちゃん・・

    いたんだ、全然分からなかった・・

    ドルフィの見送りなの?」


ラピス「・・はい そうです。

    ドルフィーノ様は昨晩は

    遅くにお戻りしたので

    今朝は少し眠いそうです。」


ティナ「・・それもそうだよね・・

    フフフ、それは私の責だよ。

    私が眠るまで、いてくれる

    約束してたから。それで昨晩は

    遅くなったのよ。ごめんねラピスちゃん

    あなたもドルフィが遅かったから

    寝るのが遅くなったでしょ?」


ドルフィ「・・あああ、ティナ・・・」


ラピス「・・・・・・・・」



   ティナったらラピスの前でそんなこと

  言うのじゃないと思ったが、ティナは

  全然、悪気もないし、空気も読めない



ラピス「・・昨晩は少し遅くなりました。

    ドルフィーノ様は夜がおそくなると、

    朝が弱いこともありますし、

    お仕事に遅刻することも

    あるので、なるべく早く返して

    あげて下さいね。クリスティーナ様」 


ティナ「・・・はああい・・じゃあドルフィ、

    ドラゴンに変身してよ。ドルシアパレス

    に呼ばれたの久しぶりだな?

    ちょっと緊張するけど、またドルフィの

    背中に乗せて貰えるから、

    嬉しいウフフ。」


ドルフィ「・・・ははは、そういうことだから

     じゃあ行ってくるから

     後のことは頼んだよ、ラピス」


ラピス「・・・・・・・・・・・」



   僕はそんなラピスの顔を見た。

  申し訳なさそうに、ティナはそんな

  ラピスの気持ちには全然気が付いて

  いないようだ、だから悪気なく

  ラピスがいる前でも、いつものように

  僕に遠慮なくいちゃついてくる。


   これは今晩もラピスの機嫌は

  悪いだろう。ここは早くドラゴンに

  変身して、ティナを乗せてすぐに

  出発した方がよさそうだ。


   しかしラピスが僕を呼んだ



ラピス「・・あっ!? ドルフィーノ様、

    ちょっとこちらに・・」



    ラピスは右手のひらをちょいちょい

   として僕にこっちに来いと指示を

   だしているようだ。ニコニコしながら


    僕は悪い予感がした



ドルフィ「・・な なんでしょう!?

     ラピス様、ははは」



    僕はラピスの前に立った。ニコニコ

   してたラピスは不機嫌そうな表情に

   なって僕を一瞬睨んだ、

   僕は小声で言った。



ドルフィ「・・ご ごめんねラピス・・

     僕達たち、ちょっと急ぐけど

     何かな?」



   ラピスはまたにっこりとほほ笑むと

  優しく言った



ラピス「・・私はただドルフィーノ様の

    ここが少し気になって・・・」


ドルフィ「・・えっ?」



   ラピスは肩に掛けてたカバンの中から

  耳かきのようなものと、消毒用のオイル

  のような物を取り出した。

  そしてオイルを指につけて、

  僕のおへそにぐちゅっと

  突っ込んだ、昨晩のように。そして

  その後、銀製の耳かきを

  おへそに入れられてぐりぐりとされた


   【ぐっちゅ!!ぐりぐり】



ドルフィ「・・ああ・・くすぐったい、

     それと、そんなにグリグリすると

     また痛いよ、昨晩のように

     もうやめてえ、ラピスう・・」



    僕は涙目になった。これが今の

   ラピスの気持ちなのだろう。少し

   天然のティナは、そんな様子を

   面白そうに見ていた。



ティナ「・・そうか、ラピスちゃんはゴマで

    汚れてる、ドルフィのおへそを

    綺麗に掃除してあげてるんだね。」


ラピス「・・そうです、ドルフィーノ様は

    今日は神会の方々とお会いする

    ことになってますから、

    おへそがゴマでこんなにも

    汚れていては、ご無礼ですからね。

     私も秘書としてお叱りをうけるかと

    思いまして。」


ティナ「・・さすが、名秘書と言われた

    ラピスちゃんだね。気がきくね。

    アハハハ、ドルフィ、気持ち

    良さそう。 私にもさせて、

    おへそのお掃除。」


ドルフィ「・・ちょっと君たち、

     もういいって。痛いから」



    しかし、ラピスもティナも

   聞いていない。



ドルフィ「・・いいですよ、おへそのお掃除は

     最初にオリーブのオイルを

     ぬって、その後この銀の耳かきで、

     グリグリとしておへそのゴマを 

     とってあげればいい匂いがして

     綺麗になりますよ。」 


ティナ「・・わかった、じゃあドルフィ

    じっとしててね。」


ドルフィ「・・ティナまで、もう」



    でも、ティナにおへその掃除を

   してもらうのは悪くないと思ったが、

 

    ティナはオリーブオイルを指に

   つけると、ぐちゅっと僕のおへそに

   指をいれた。やっぱりくすぐったいし

   痛い、


    【グチュ!!】


ティナ「・・ドルフィのおへそは大きくて、

    少し、でべそっぽいから塗りやすいよ。

    後はこれでぐりぐりと。」


   【グチュ、グリグリ!!】


    ティナもラピスと同じように

   銀の耳かきを僕のおへそに

   突き刺してぐりぐりとした。


    あまりにもの痛さに僕は

   ティナの右手首をつかんで

   やめさせた。



ティナ「・・ああん、まだ終わってないよ」


ドルフィ「・・だってすごく痛いし

     綺麗にもなったから

     もういいって。それにはやく

     出ないと遅刻しちゃうよ。」


ティナ「・・それもそうだね。この

    オリーブ油、いい匂いが

    するね。ラピスちゃん。」


ラピス「・・はい、天上界のオリーブは

    癒しの効果もありますから。」



    ティナは銀の耳かきとオリーブ油

   の瓶をラピスに返した。そして

   痛そうにおへそを押さえてた僕の

   顔を覗き込んだ。



ティナ「・・あれ?どうしたのドルフィ?

    泣いてるの?」


ドルフィ「・・いや、グスン、なんでも

     ないんだ、ははは、痛い。」


ティナ「・・じゃあ、もう行くよ

    ドラゴンに変身して?」


ドルフィ「・・うん・・」



    僕はチラッとラピスの表情を

   見た。彼女はじいと また

   恨めしそうに僕を見ていた。

   僕はニコっと苦笑いして

   呪文を唱えた。



ドルフィ「・・リガチール、ティンニー・・」



    僕は、ドラゴンに変身した。

   ティナはパタパタと羽ばたいて

   僕の背中に乗り、背びれに捕まった



ドルフィ「・・用意はいいかい?

     ティナ・・・」


ティナ「・・うん、いつでもいいよ

    行こう、ドルフィ。」


ドルフィ「・・じゃあ。」


    

    ドラゴンとなった僕は背中の

   翼を羽ばたかせて、空に舞い上がった


   

ラピス「・・お気をつけて、ドルフィーノ様に

    クリスティーナ様」


    ラピスは手を振り、僕たちを

   見送ってくれた。

    僕は、パンゲア大陸の中心部の

   雲島にある、巨大な城塞都市

   ドルシアパレスに向かって

   飛び立った。


    ドラゴンになった僕は人型の

   約5倍のスピードで飛行できるのだ。

   ドルシアパレスまで15分もあれば

   到着できる。背びれに捕まってた

   ティナがはしゃぐ



ティナ「・・わあああい、さすがドルフィ、

    速い速い。」


ドルフィ「・・もうすぐドルシアパレスに

     着くよ、城壁の中にある

     空港に降りるからしっかりと

     捕まっててよ」


ティナ「・・・うん、わかった。」



    僕たちはドルシアパレスに到着

   した。そして、高い外側の城壁を超えて

   城壁内にある広々とした

   ドルシア空港に着陸した。


    ドラゴンポートには二人の

   人が立っていた。


    一人は警備員の兵士の男性と

   魔導士の女の子だ、

    

    男性の兵士も魔導士の女の子

   も人間族の子で兵士が18歳

   女の子は16歳ってとこだろう。



魔導士の女の子

   「・・クリスティーナ様と

    そちらのドラゴンは、

    ドルフィーノ様ですね。」


ティナ「・・はい、そうです。」


魔導士の女の子

   「・・では、二人の

    身分証明書とパスコード

    を見せてください。」


ティナ「・・・分かりました。」


    ティナが

   僕と自身の身分証明書を見せた。


    女の子は、魔法を使ってパスコード

   が本物であることを確認した後に

   私に返した。そしてドルフィにも

   声をかけた。


魔導士の女の子

   「・・人型に戻ってもいいですよ

    ドルフィーノ様」


ドルフィ「・・・分かった。」


    

    ドルフィーノはドラゴンから

   人型の天使に戻った。私は

   ドルフィにくっつくように

   寄り添った。 


    魔導士の女の子が僕たちを

   見送ってくれた。



魔導士の女の子

   「・・・では、ゲートに進んで

    下さい。宮殿で、最高神ドルシア

    様がお待ちです。

    クリスティーナ様。」


ドルフィ「・・ありがとう、じゃあ行こう

     ティナ。」


ティナ「・・うん・・・」



    僕とティナは手を繋いで空港の

   ゲートを通り抜けて、城下町に

   出た。ドルシアパレスの城下町は

   首都的な所で、多くの人が

   暮らしていた。


    天使会や人間会の人たち、



ティナ「・・ドルシアパレスの城下町は

    久しぶりに来たけど、たくさん

    の人たちがいるね。


     後で、街でお買い物したり

    遊びたいな?」



ドルフィ「・・じゃあ 僕のお仕事が

     終わったら二人で少し街で

     遊んでみるかい?」


ティナ「・・いいねえそれ、ドルフィは

    何時くらいにお仕事が終わるの?」


ドルフィ「・・定時の夕方の5時には

     終わってるよ、きっとね。」


ティナ「・・夕方の5じかあ・・・ちょっと

    長いなあ・・・けど、いいよ。」


ドルフィ「・・でもそういう君も、ドルシア様

     に会った後は、いつも通りの

     お導き役で地上に降りるのだろ?」


ティナ「・・言ってなかったけど、今日は

    ドルシア様との会見が終われば

    お仕事はお休みにしてくれたの。」


ドルフィ「・・そっか、ティナはいいなあ

     僕はこれから、ドルシア城の

     城兵としての訓練やら座学やらが

     びっしりとあるからゆううつな

     気分だよ。」


ティナ「・・それは気の毒ね。

    ドルシアパレスって

    本当に広いね。ドルシア城の内側の

    城壁まで飛んで行こうよ。歩くのもう

    疲れたよ。」



    私は、歩いても歩いても切りがない

   城下町の広さにうんざりし始めた。

   しかしドルフィはこのようにいう。



ドルフィ「・・ドルシアの城下町では

     天使族の飛行は禁止なんだよ。

     敵が攻めてきた時とかの

     非常時以外はね。」


ティナ「・・そうだったの・・・でも

    それってかなり不便だよね

    ここは、天上界の都心なのに。」


ドルフィ「・・仕方がないさ、城下町では

     約8割の人たちが人間族だし

     天使の人たちが飛び回れば

     大きなビルもあるし、危ないって

     こともあってね。」


ティナ「・・私、もう歩くの疲れたよ。

    もうおんぶしてよ。」


ドルフィ「・・もう、仕方がないな。じゃあ

     ドルシア城の城門の前まで、

     城兵の人達に見つからないように

     低空飛行しようか?」


ティナ「・・それいいねえ。」


ドルフィ「・・じゃあ」


  

    僕とティナは、目立たないように

   2階くらいの高さで、羽ばたいて

   屋根の上を低空飛行した。


ティナ「・・・速い速い・・これだったら

    楽だし、楽しい。」


ドルフィ「・・城兵の人たちがいれば

     緊急着陸だからね。見つかれば

     叱られるから。」


ティナ「・・うん、分かった、

    アハハハハ・・・」



    僕とティナは町の2階くらいの

   高さを人にぶつからないように

   飛行した。空を飛んで行くと

   さすがに早い。


    僕たちはドルシアパレスの

   中心部にあるドルシア城の城門

   の前まで来た。


    城壁はおそらく50mはあるだろう。

   さすが天上界の神々が暮らすお城だ。


    城の中心部にある宮殿に最高神

   ドルシア様がいらっしゃるのだ。

   ティナは城門の前に立ってる二人の

   兵士に声をかけた。 



ティナ「・・本日、最高神ドルシア様に

    呼ばれて参りました

    クリスティーナです。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ