第37話 臨時裁判開始
ティナサイド
午後11時に予定されてる
破壊神エミリウス様を被告
とする臨時裁判開始まで
後5分前に迫った。
スクエアーの東側の被害者
および検査側のテーブルには、
7人の元素の神々が既に席に
ついていた。7人全員が
神会の元老議員で7つの
元素を司る強力な神々だ
対するスクエアーの西側の
テーブルには、天使ポエム、
ドルフィ、私ティナ、リヌエット
ミルスの5人、
全員まだ未熟な天使たち
今回のミルキースターの件は
直接立ち会ったが、以前の
エミリウス様が大魔王様を
襲撃した事件に関しては
私達3人は全く知らない
ことなので、何にも発言権も
なく、弁護もできないだろう
エミリウスに協力をした
ミルスとリヌエットくらいか。
私もドルフィも、有力な
神会の方が被告人代理の
弁護側の席に来てくれることを
願った。
ティナ「・・ねえドルフィ、もう定刻の
午後11時になっちゃうね。
ドルフィ「・・うん、もうこの僕達
5人で、弁護をするしか
なさそうだよ。」
ティナ「・・神会の人が来て
くれたらいいのにねえ」
ドルフィ「・・うん・・・」
北側の裁判官の席には
現在、東のテーブルに
書記官としてミルフィが
腰かけていた
そしてその隣の速記官の
テーブルには聖霊の神
アドレイド様が瞬間移動
して席についた。
ティナ「・・あ、アドレイド様」
アドレイド「・・・・・・・・」
速記官は聖霊の女神
アドレイド様が務めるようだ
そして傍観席にもパラパラと
天使たちが集まりだした。
エーデル号の航海長の
アリスと機関長のメトロノクス、
船医のアントワークであった。
アリスはエーデル号で
重傷を負ったので、まだ
体を引きずるようにしていた
そして空母司令官の
クラウスも傍観席に
腰かけた。
ミルスとリヌエットが
彼らに駆け寄る
ミルス「・・なあ、アントワーク、
エミリウス様とは一緒
ではなかったのか?」
リヌエット「・・総督はどこにいるの?」
アントワーク「・・総督はまもなく
被告席に車いすで
来られるはずだ。
私は総督がくれば
彼を見守ろう。」
ミルス「・・そうか・・」
アリス「・・総督の弁護、しっかりな
ミルス、リヌエット」
ミルス「・・ああ・・」
リヌエット「・・うん・・」
ミルスとリヌエットは
席に戻る。
やがて裁判長の王座に
最高神ドルシア様が
瞬間移動して席に着いた
ティナ「・・ドルシア様・・」
そしてドルシア様の両側に
二人の裁判官が瞬間移動して
席に着いた。
ドルシア裁判所の裁判長の
セドリックが、
そして西側にはなんと
死神の女神の、リボンが
東側の裁判官席についた。
彼女は釜を椅子の後ろに
置いた。ドルシアが彼女に声を
掛けた
ドルシア「・・よく来てくれましたね
死神の女神、リボン」
リボン 「・・ええ、今回の臨時裁判では
そうとう荒れそうですので
法廷侮辱罪と法廷破壊罪に
値する者たちは、私にお任せ
くださいね。ドルシア様
ヒッヒッヒ。」
ドルシア「・・頼みましたよ。」
私はじっとリボンを
見た
ティナ「・・あの、顔だけ可愛くて
体が骨の娘、なんか怖いね。」
ドルフィ「・・うん、でも彼女も
元老議員の一人だ。」
そして被告人の中央の席に
車椅子でエミリウスが瞬間移動
で現れた。
アントワークが、傍観席から
柵のドアを開いて車いすの
後ろに立った。
ティナ「・・エミリウス様」
エミリウス「・・・・・・・・・・」
エミリウスは悲しそうな
表情をしていた
アントワーク「・・総督、お体は
大丈夫ですか?」
エミリウス「・・心配いらない
クリスティーナそして
みんな、私の為に
ありがとう。無罪を
勝ち取ろう。」
ティナ「・・うん、エミリ様。」
ミルス「・・はい、総督・・」
ルヌエット「・・エミリウス様」
元素の神々は彼が現れると
体からそれぞれの色の
オーラを発したようだ。
この裁判はかなりあれそうだ
そいてエミリウスの東側の
共謀被告席にレオムルクが
瞬間移動して現れた
エミリ「・・レオ、来てくれたのか。」
レオ「・・ああ、俺も今回は
被告共謀者だし
法廷が荒れる
予感もしてたからな。
元素たちが何をするか
分からないから、
お前こそ無理するなよ。」
エミリ「・・ああ、ありがとう
レオ、お前がいてくれると
心強い。」
レオ「・・フッ・・」
レオは私達弁護側の
テーブルの面々を見た。
私は席を立ち彼に両手で
触れて、心配そうに言った
ティナ「・・ねえ、レオ様、」
レオ「・・なんだ、クリスティーナ?」
ティナ「・・弁護側の席には
誰か神会の人は
来ないのかな?」
レオ「・・そうだな、お前たち5人の
天使だけでは、あの元素どもには
太刀打ちできないぞ、だが
心配いらない、俺の秘書も
もうすぐ来るし、多分
あいつも。」
ティナ「・・えっ あなたの秘書?」
レオ「・・ああ、俺の第12 秘書の
フィリピ―ヌだ、あの娘は
賢い、とにかく俺たちの
弁護を頼むぞ。」
ティナ「・・うん、それで第12秘書って
あなた、まさかたくさんの
秘書の娘がいるの?」
レオ「・・まあ、そういうことだ
そいつと仲良くして
やってくれ。」
ティナ「・・もう・・レオ様たら。」
【ばしん】
レオ「・・あいた・・」
私はレオ様の背中を
叩いた
エミリ「・・はっはっは、レオは
そういうやつだ。可愛い
秘書の娘をたくさん
囲ってな。」
ティナ「・・エミリウス様・・
グスン・・」
エミリ「・・私だったら大丈夫だ」
ティナ「・・ティナもあなたの為に
弁護するからね。
あなたを守ってあげるから・・」
エミリ「・・ああ、さあ、
席に戻るのだ
クリスティーナ。」
ティナ「・・うん・・」
私は自分の席に戻った
傍観席には私の知らない
天使たちや神々も席に
着き始めて、ほぼ満席に
なった。
そして弁護側のテーブルに
ウサギのように耳が長く
目が赤い可愛らしい
女の子が左は端の
席についた。可愛いい
モフモフの背中と
白い翼で胸だけは赤い
セパレートで胸を隠してた
ボトムスは赤い、ミニスカート
を履いてた。
髪の毛は緑色のストレート
胸くらいまで伸ばしてた。
私が普段から来ている
ような、肌の露出度が
高い服装だ。私は
今は慎み深い銀色の
ワンピのドレスを着ていた。
フィリピ―ヌって娘は
レオ様のように
腕の半分と、胸とおなかは
しろっぽいすべすべの肌だ
ウサギの獣人の天使の
娘だろう、彼女がレオ様の
12人目の秘書の娘らしい。
フィリピ―ヌ「・・遅くなってすみません
レオムルク様。」
レオムルク「・・いいのだ、それよりも
例の物は用意してる
のだろうな?」
フィリ「・・はい、問題ありません。」
レオ「・・よし、では頼むぞ。」
フィリ「・・了解しました。」
ティナ「・・んん?・・あの
ウサギみたいな娘、
本当に可愛いなあ。」
ドルフィ「・・うん、さすがレオ様の
秘書だね。賢そうだし」
その後、一番右側の空いてる
席に妖精の女神、アンジュレット
が腰かけた。
彼女は背中に白い蝶のような
綺麗な羽が4枚生えてて
純白のドレスを着ていた。
不変の12歳のあどけない少女
しかし妖精の女神で、元老議員
の一人、なんか子供っぽくて
頼りなさそうだが、弁護側の
席にいる唯一の神会のお方
つまり神だ。これは心強い。
アンジュレット「・・・・・・・・・」
西側の弁護側の席は
ポエム、ティナ、ドルフィ、ミルス
リヌエット、レオの秘書の
フィリピ―ヌ
そしてこちら側についてくれた
妖精の女神のアンジュレット様の
計7名、
対する検察側と被害者側の
席には元素の神々7名
彼らに加わる人たちは誰も
いなかった。
そして定刻の午11時を
知らせる、柱時計の
金が鳴った。
【ボーン、ボーン、ボーン】
裁判長のドルシアは立ち上がり
裁判の開始を告げた。
ドルシア「・・では今晩、ドルシア法廷に
お集まりいただけた方々
に感謝をします。これより
被告人と共謀被告人の
破壊神、または天上界総督の
エミリウスと獣神、そして
前、最高神のレオムルクに
対する裁判を行います。」
ティナ「・・えっ 今、ドルシア様は
なんて言ったのかしら。」
ドルフィ「・・うん、確か
前最高神とか。」
ティナ「・・知らなかった、
レオムルク様が
ドルシア様の前の
最高神だったなんて。」
ドルシアは私とドルフィを
指さし注意した
ドルシア「・・ドルフィーノに
クリスティーナ、裁判は
もう始まってるのですよ。
静粛にしなさい。」
ティナ「・・は、はい、すみません」
ドルフィ「・・すみません、ドルシア様
・・・・・・・」
ドルシアはアドレイド
に指を差して指示を出した
ドルシア「・・では、速記官の
アドレイド
始めなさい。」
アドレイド「・・かしこまりました。」
アドレイドは被告人の
エミリウスに言った
アドレイド「・・では、被告人の
エミリウス様
被告人の発言台に
お立ち下さい」
エミリ「・・わかった。」
エミリはよろよろと
車いすから立ち上がり
マイクがある台に手を
ついた。
船医のアントワークが
彼の背中とおなかを
支えた。アドレイドは
被告内容を言った
アドレイド「・・エミリウス、原告側
から訴えがあったあなたの
罪状は、前回の魔界への
独断での侵攻と敗北、そして
今回の、ミルキースターの
バリアゾーン破壊の失敗と
マジカルゲートの全損、そして
7人の元素の神々を暗殺
しようとした疑惑。
これらのことについて
臨時裁判を行います。まず
ミルキースターの件からです
では原告側、どうぞ。」
アドレイドは速記官席に
腰かけた。
原告側の元素の神々の
リーダーである光の神が
立ち上がり、エミリウスに
向かって原告を始めた。
光の神「・・被告人エミリウス。
そなたは、ミルキースター
開発の為のバリアゾーン破壊
を装い、飛行戦艦エーデル号と
その他の飛行艦隊を向かわせ、
そして我々7人の元素の神々を
バリアゾーン中心部の直上に
マジカルゲート取り付けの
機会を利用して、無茶苦茶な
攻撃方法を行った。それは
最も近くの上空に待機していた
我々7人を事故と見せかけて
殺害しようとしたのでは
ないのか?」
艦隊総司令のミルス大将が
右手を上げた
ミルス「・・意義あり、総督が
なぜ、あなたがた7人の
神々を殺害する必要が
あったのか?理由がない。
だいいちその証拠は
あるのですか?」
光の神が答えた
光の神「・・証拠ならある、奴は
お前が放ったへエーデル砲と
ドルフィーノが放った
ドルインフェルノと
自身の極大暗黒エネルギー呪法の
ダーク・アルマトル・
フィクススターの
3つの極大攻撃を行ったのだ。
我々が、近くの直上で
待機していたにも関わらずに、
何も知らせてこなかった。
我々はかろうじて瞬間移動
して難を逃れたが、我々が
20年という歳月をかけて
作り上げたマジカルゲートも
燃え尽きて消滅してしまったのだ。
そして 私を含む
5人は、かなりの火傷を負い
重症もおったのだ。この衣服と
割れた仮面がそうだ。
あれは明らかに我々の
暗殺計画が目的だったと
断言できる。
証拠はエミリウスは
暗黒の炎の球体を作り出す
極大呪法のダークアルマトル
フィクススターを使ったのだ
あれでは、マジカルゲートを
取り付ける前に暗黒の炎の
球体に焼かれるのは明らかだ
それが何よりの証拠だ。
証拠はこれで十分だろ。」
ミルス「・・ううう・・」
アドレイドは次に獣神
レオムルクに質疑を始めた
アドレイド「・・では、被告共謀人の
獣神、レオムルク様に
お聞きしますが、
あなたは、天上界では
最高神ドルシア様をも上回る
お力を持った前最高神でも
あるのに、なぜ、7人の
元素の神々が焼かれそうになってる
のに救出に向かわなかったの
ですか?あなたがその気になれば
一瞬開いた、バリアゾーンに
マジカルゲートの取り付けは
可能だったかも知れません。
お答えください、レオムスク様」
レオ「・・俺はドルシアの移動要塞の城の
屋上にいたが、7人の元素共は
エミリたちの攻撃が届く前に
撤退行動をとってるのを目撃
したのだ。7人の元素どもが
マジカルゲートを放棄して
瞬間移動を始めたのを
そんな先に消えたクズどもを
どうやって救助するというのだ?
それに救助する価値もない
クズどもでは
ないのか?
炎の神が怒りをあらわにして
レオに反論した
炎の神「・・なんだと、こらあ!!。
俺たちの衣服と仮面は
攻撃を受けたからボロボロに
なり、仮面も割れたのでは
ないのか、俺たちが
先に瞬間移動で逃げたと
言うのだったらその証拠を
出してみろ、証拠を!!
このボケ猫が!!」
レオムルク「・・・・・・・・」




