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聖天使クリスティーナ  作者: ジェノヴァnovel


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28/49

第28話 エーデル号のクルーたちとのお別れ

 ティナサイド。





    私とドルフィ、エーデル号の

   クルーや多くのパイロットに

   犠牲をだした2隻の艦長と

   機動部隊指令官の人たちも

   広大なドルシア霊園を

   訪れていた。


    彼らは、白い制服と半田帽子

   を被っていた。


    彼らも私達、エーデル号の

   クルー同様に、2隻の空母から

   発艦させた約160機の全航空機

   を、ミルキースターを包む


    赤黒い炎の球体に撮影の

   為にエーデル砲が作った

   炎のトンネル内に突入して

   全機、未帰還機となってしまった


    その遺体はないがその

   パイロット達の弔いに訪れてた

   のだ。空母司令官のクラウスが

   ルミナスの墓標に敬礼をしていた。

   その目は涙が流れていた。



クラウス「・・艦隊総司令代理  

     ルミナス様・・」



   そして背を向けて去ろうとした。


    私は彼の腕を掴んだ。彼は

   立ち止まった。そして振り返る

   彼は182㎝の髪を短くした美少年、

   不変の18歳の翼が生えた

   天使だ。首輪の勲章は

   二つ持っていた。



ティナ「・・あなたの部下のパイロット

    の人たちは勇敢でした。」


クラウス「・・あなたからそのように

     言っていただけて光栄です

     航空機搭乗員185名、

     全員亡くなり

     ました。そのうち35名は

     あなたと同じくらいの年頃の

     少女たちでした。


ティナ「・・そうですか。グスン・・


クラウス「・・では、失礼します

     クリスティーナ様。」


ティナ「・・うん・・」



    クラウスはまた半田帽子を

   被ると部下たちの元に歩み寄り

   霊園を後にした。

  


    エーデル号の、クルーたち

   も悲しそうにクラウスを

   見送った。

   今は負傷したエミリウスに

   代わって、ミルスが艦隊総司令代理

   を務めてた。


    ミルスは私に言った



ミルス「・・クリスティーナ。」


ティナ「・・なあに?ミルス君」


ミルス「・・ルミナスのこと、

    よろしくな?」


ティナ「・・・・・・・・」


ミルス「・・あいつが息を引き取る前に

    君とかわした約束だ。」



    私がルミナスと交わした

   約束、それは霊界に行って待機霊

   となったルミナスが再び地上の

   女の子として転生した彼女を

   導いて、またこの天上界に

   戻してあげる約束のことだ。


    私はミルスとも約束

   した。



ティナ「・・うん、交わした約束は

    忘れてはいないよ。

    私は必ず ルミナスの霊を

    地上から、連れて帰るからね。

    ミルス君とも約束するよ。」


ミルス「・・きっとだぞ、俺は

    ルミナスがいなければ

    生きて行けそうにない

    からな。」


ティナ「・・・うん、分かった。」



   ミルスはドルフィに言った



ミルス「・・なあ、ドルフィーノ・・」


ドルフィ「・・・・・・・・・」


ミルス「・・お前は、体も大きいし

    体格も筋肉で覆われていいし

    ドラゴンの力も使える。

    機関長も務められる。

    だからお前さえよければ

    俺たちと一緒にこないか?」

    


    ドルフィサイド



ドルフィ「・・えっ?僕が?」


ミルス「・・聞くところによると

    クリスティーナは

    ミルキースターへの道を

    開くための最後の希望

    らしいじゃないか、

     俺たちの今回の作戦は

    おそらく、失敗したらしい。」 



    そうだった。今回の

   作戦はあまりにもの犠牲者

   を多くだしたが、

 

    元素の神々がマジカルゲート

   を取り付けて完了したような

   報告はなかった。


    おそらく失敗したのだろう

   そうなると、ティナはやはり

   最後の希望として地上に

   降りて行かなくては

   ならなくなるのだ。



ドルフィ「・・うん、マジカルゲート

     の取り付けがうまくいか

     なかたのだったら、

     そうなるね。」




ティナ「・・うん、ルミナスちゃんも

    人間の娘となって、もう一度

    地上で、いろいろと学ぶの

    だから、私も行くべきよ。

    同じ悲しみや苦しみを

    背負いたい。」



    ミルスは僕に言った



ミルス「・・だからよお、

    クリスティーナが 

    地上に行けばお前は寂しいだろ。

    ドルフィーノ。」


ドルフィ「・・それは、そうだけど。」


ミルス「・・だから、クリスティーナが

    いなくなった

    後でいいから、俺たちと一緒に

    来いよ、ドルフィーノ。」



ドルフィ「・・分かった、でも僕は

     ドルシア親衛隊の契約が後

     40年間くらい残ってるから

     その後でもいいのだったら

     宜しく頼むよ。」



     ミルスはドルフィを睨んだ。



ミルス「・・そんなの、自己都合で

    すぐに辞めたら

    いいじゃないか?」


ドルフィ「・・そ それは・・溜まってる

     1000日分くらいの有給も

     もったいないし

     自己都合では退職金だって

     ずいぶんと減額されるし。」



ミルス「・・給料のことだったら

    心配するな

    エミリウス様が復帰するまで

    俺がエミリウス艦隊の総司令代理

    だからな、実は俺は

    空軍の大将に飛び昇格して

    貰えたのだ、ドルシア様の

    推薦でな?」


ドルフィ「・・えっ?空軍大将・・」


ティナ「・・大将って?


    僕は軍人の階級に

   ついてティナに説明

   してあげた 



ドルフィ「・・大将とは偉い人たちの

     階級でもある将校の

     中でも一番高い階級

     なんだ。

     将校は、少尉中尉、大尉

     少佐、中佐、大佐、

     そして少将、中将 大将と

     段々と偉くなっていくんだ。」


ティナ「・・そうなんだ、じゃあ

    ルミナスちゃんや、

    このリヌエットちゃんは?」

  


    私と手を繋いでた

   リヌエットが答えた



リヌエット「・・私は少尉なの。そして

      副長だったルミナス様は

      少将だったの。」


ティナ「・・じゃあ、ルミナスちゃんって

    偉い人だったんだ。」


ミルス「・・そういうことだ・・だから

    大将になった俺は、

    空軍では総督である

    エミリウス様の次に偉いって

    ことだ。少将だったルミナス

    よりもな。」


ドルフィ「・・へええ。」


ミルス「・・ちなみにドルフィ―ノ

    は勲章は3つ持ってる

    中級天使だが、ドルシア

    親衛隊での階級は

    なんだ?」



    僕は恥ずかしそうに言った。



ドルフィ「・・僕は、天上界に来てから

     まだ、間もないから、長い

     間一等兵だったけど、

     ドラゴンの勲章をもらって

     からはやっと将校の

     少尉に昇格

     させてもらえたんだ。」


ミルス「・・そうか、ちなみに

    お前の月給はいくらだ?」



    もおお何でそんなことまで

   聞くかな?と思いながら僕は

   答えた



ドルフィ「・・僕の月給はヒュージ

     ゴールドが3枚と

     ミドルゴールド

     が1枚、後、残業手当とか

     あれば

     ヒュージゴールド

     4枚貰える月もあるよ。」

    


     1枚のヒュージゴールド

    は日本円にすると約100万円だ

    だから僕は、月に約350万円

    から400万円もの月給を貰って

    いたのだ。


     ミルスはニヤニヤしながら

    僕の首に左腕を巻き付けて

    言った



ミルス「・・だったら、お前が空軍に

    くれば大将の権限でお前を

    少将にしてやる。

    そして給料を3倍のヒュージ

    ゴールドを10枚にしてやる

    いい話だろ、どうだ?」


ドルフィ「・・うう・・」



     ヒュージゴールド10枚って

    ことは、日本円にすると月給が

    約1000万円、ドルシア新鋭隊

    として働くよりも

    全然いい、が?


     僕たちの会話を、ドルシア

    様が聞いてた 渋い表情で。

    ドルシアがミルスに言った



ドルシア「・・いい加減にしなさいよ

     ミルス、」


ミルス「・・あっ これは最高神様。」


ティナ「・・あははは、ミルス君ったら

    ドルシア様やエミリウス様が

    いるのに平気で言うのだから

    そんなこと。」



     甘大なエミリウスは

    笑っていた



ドルシア「・・艦隊総司令代理

     のミルス!!・・

     私があなたを空軍大将に

     してあげたのは、あなたが

     大事な人である

     ルミナスを失った

     のは私の責だと、内心怒ってた

     から、そうして

     あげたのですよ。

      まあ、ルミナスの死は全て

     私の責任ですからね。」



ミルス「・・は、はい、」


ドルシア「・・ドルフィーノはいずれ

     親衛隊の総大将をやって貰う

     つもりですから、勝手な

     勧誘は今後許しませんよ。

     二等兵からのやり直しに

     なりたくなければね。」



ミルス「・・はい、申し訳ありません

    でした、最高神様。」



    ドルシアは僕とティナに言った



ドルシア「・・では、ルミナスとお別れ

     した、悲しい想いはまだあると

     思いますが、

      今後のことについて

     本日の午後7時からまた

     大会議があるので、

     ドルフィーノ

     とクリスティーナも

     参加してもらいますから

     遅れないように

     来てくださいよ。」



ドルフィ「・・わ、分かりました。」


ティナ「・・は はい。」



    なんてことだ、またあるのか、

   ・・僕は腕時計を見ると

   もう午後4時30分の夕暮れ時だ。

   おなかもすいたな。それに疲れた。

   体の傷も完治していない

   でも仕方がない。


    ドルシアは居城に向けて

   瞬間移動して消えた。


    その後、ミルフィーヌと

   車いすに乗ってたエミリウスと

   付き添ってた船医、アントワーク

   も消えた。


    エミリウス様は城内の

   医療施設で療養するのだろう。


    ティナが僕に言った



ティナ「・・あああ、これじゃあ

    帰りに城下町で

    遊べないね・・」



ドルフィ「・・そ そうだね。でも

     仕方がない・・

     作戦がうまくいかなかった

     のなら、ミルキースターの

     今後のことについて

     ちゃんと話しておかないと

     いけないからね。」


ティナ「・・んん、そうだね。」



    ミルスが僕とティナに

   両腕を首に巻き付けて言った



ミルス「・・ウックック、

    お前らも大変だな・・

    朝からだるい会議に出て

    昼は、エーデル号で死ぬ思いを

    して、夜はまたかったるい

    会議に駆り出されてよお。

    はっはっは、まあ頑張れよ。」


ドルフィ「・・君たち、エーデル号の

     人たちはこれから

     どうするの?」


ミルス「・・決まってるだろ、空港に

    泊めてあるエーデル号の

    修理を何か月もかけて

    やらないといけない、

    巨大なエーデル号が

    大破炎上してしまったからな

    だが、復活はできるからな。」


ドルフィ「・・そうか、君たちも

     大変だね。」


ミルス「・・じゃ、俺たちは行くぜ、」



    そういって僕とティナは

   ミルスと握手をした。


 


   ティナサイド


    リヌエットが私に抱き着いつた



リヌエット「・・じゃあね

      クリスティーナ様

      お休みの日にいつか

      リヌエットと遊んでね。」


ティナ「・・うん、約束する。

    私の屋敷にいつでも

    遊びにおいで。」


リヌエット「・・わあい。」



     リヌエットはミルスと一緒に

    小型の飛行艇に乗り込んだ。

    航海長のアリス、機関長の

    メトロノクスと他のクルーたち

    と一緒に。


     そして飛行艇はエーデル号が

    待つドルシア空港に向かった。

    ドルフィが私にぼそぼそと

    言った



ドルフィ「・・行っちゃったね。

     エーデル号の人たち」


ティナ「・・うん、」


ドルフィ「・・あの可愛らしいリヌエット

     って娘にすごく懐かれたね

     君は。」


ティナ「・・うん、私も嬉しい、

    可愛い妹ができたみたいで。」


ドルフィ「・・じゃあ、僕たちは

     ドルシア様の居城にまた

     戻ろうか。」


ティナ「・・そうだね、会議までまだ

    時間があるし、美味しい物

    でも頂ましょう。」


ドルフィ「・・そうだね・・僕たちは

     来客だから、お城の御馳走は

     全部ただだからね。」


ティナ「・・フフフ・・じゃあね

    ルミナスちゃん・・」


ドルフィ「・・・・・・・・」



     私とドルフィはルミナスが

    安置されてる十字の墓標に

    手を合わせた。


     そしてドルフィと手を繋いで

    霊園のお花畑の道を、外に出る

    為のゲートに向かって

    歩き出した。





    


    






       




    


    




 



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