表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖天使クリスティーナ  作者: ジェノヴァnovel


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
26/49

第26話 ルミナスとのお別れ

ルミナスサイド



    私は半数の航空機約、

   60機がエーデル砲が作った

   炎の球体に開けたトンネルを

   くぐるのに失敗して途中で

   炎の壁に当たったり、渦に

   巻き込まれて燃え尽きるのを

   見て涙を流した。



ルミナス「・・あああ、機動部隊の

     パイロットの皆さん、

     ごめんなさい、

     私の責で、グスン、ウエエ、

     ああああん」


    

    私は声を出して艦長席から

   落ちて、泣いた


    私の責任だ、


    やがて、エーデル砲の閃光も

   消えて落ち着き、また後方では  

   青く輝く星雲に包まれた宇宙の光が

   広がった、


    しかし前方では、赤黒く燃えてる

   炎の球体は未だに衰えずに

   エーデル砲が作ったトンネルも

   細くなり、とうとう

   完全に消えてしまった。


    あの炎の球体が消えるには

   まだ時間がかかりそうだ。


    おそらくトンネルの突入に

   成功した航空機も生還は

   できないだろう。彼らのうち

   一機でも、バリアゾーン中心部の

   撮影に成功すれば、


    今回の犠牲を多く出しすぎた

   この作戦は成功となる

   バリアに穴が開いてても

   開いていなくても、ドルシア様から

   命じられた使命は果たせるのだ。


    クリスティーナ様が

   泣き崩れてた私をそっと

   抱いてくれた。



ルミナス「・・クリスティーナ様

     私の責で、ぐすん、」


    

     クリスティーナ様は

    何も言わずに私を抱きしめて

    くれた。


     ミルスとドルフィは

    フロントガラスの前に

    立って、航空機が

    飛び立った方角に敬礼を

    していた。


     そしてリヌエットは

    エーデル砲のショックと

    飛び散ったフロントのガラスで

    体中傷だらけになりながらも

    懸命に、無人ロボットの

    遠隔操縦をしていた。


     ブリッジ内では一番年下

    だが冷静な娘だった。

   

     ありがとう、リヌエット

    

    私はその時、エーデル砲の

   ショックで、フロントガラスに

   ヒビが入り今にも割れそうな

   ことに気が付いた


    このヒビは一撃目のエーデル砲

   の時に入ったものだ、まだ

   修理が完了していない状況で

   また、ミルキースターに

   向かったのだ。


    私はフロント付近にいた

   ドルフィーノとミルスに 

   向けて叫んだ。


 

ルミナス「・・危ない、ドルフィーノ     

     、ミルス、伏せてえええ!!

     リヌエットもよおお」


ドルフィ「・・えっ!?」


ミルス「・・・・・・・・」


ティナ「・・どうしたの?」



    次の瞬間、ブリッジのフロントの

   ガラスが、完全に割れた。ドルフィーノ

   とミルスはとっさに伏せて

   ガラスの破片の直撃を免れた。


    リヌエットもとっさに座席の

   下に潜り込み、直撃をさけた。


    しかし私を抱き締めてフロントに

   背を向けてたクリスティーナは

   向かってくる巨大なガラスの

   破片に対して無防備だった。


    私はとっさにクリスティーナ

   を抱いて、艦長席の後ろの壁に

   彼女を押さえつけて、自分の

   背中をフロントに向けて

   彼女をガラスの破片から

   かばった。そして目をつぶった。


    私のすぐ左右で巨大なガラスの

   破片が割れる雷のような音が

   響いた。


    【・・パリン、!!バリン、ガシャン、

     キーーン、グサッ、グサッ、

     グサササッ!!!・・】



  

    ティナサイド



    私は自分を責めて艦長席から

   落ちるように降りて泣いてた  

   ルミナスちゃんが可哀そうになり

   彼女を抱きしめてあげた。


    そしてルミナスが急に叫んだ


   【みんな、ふせてえええええ!!】


    

    次の瞬間、ルミナスが私を

   抱きしめて強引に艦長席の

   後ろの壁に押し付けて。

   ガラスが割れる音が

   ブリッジ内に、大きく聞こえた。


    私は何が起きたのかすぐには

   理解できなかった。


    でも私のおへその少し上くらいに

   ガラスの破片が突き刺さってた。

   しかし幸いにも内臓まで

   刺さってはいなかった。


    私はなぜ自分のおなかにガラスの

   破片の先が突き刺ささっていたのか

   理解できた。それは。



ルミナス「・・ぐううううう、ゲボ、

     ク、クリスティーナ様、

     大丈夫ですか?ゲボ、

     はあ、はあ、」


ティナ「・・ルミナスちゃん、あなた

    まさか、」


ルミナス「・・はあ、はあ、ご無事の

     ようですね、良かった。」


ティナ「・・ルミナス!!」



    ルミナスは口から血を吐いてた

   赤い血を・・彼女の体には

   大きなガラスの破片が二つも

   背中から刺さって、一つは

   ルミナスのおへその

   辺りを貫通して私のおなかにも

   大きなガラスの破片の先が

   刺さっていたのだ。


    もう一つはそう 彼女の

   左胸を貫通していた、

   心臓がある左胸に・・・・


    ルミナスの背中にある左側の

   翼が、切断されて、ちぎれて

   落ちた。



ティナ「・・あなたはまさか私を

    かばう為に、背を向けて

    私、なんてことを。」


ルミナス「・・・気にしないで、私、

     はあはあ、クリスティーナ様

     のこと、好きでしたから。」


ティナ「・・ルミナスちゃん、グスン、

    しっかりして、今、傷を

    見てあげるからね。」


ルミナス「・・・・・・・・・」



     ルミナスは流れた血の量も

    多く、気を失った、いや

    あるいは、もう・・


     私は艦長席の横の広い

    場所に彼女をうつ伏せに

    寝させて、彼女の背中に

    突き刺さってるガラスの破片を

    素手で掴んで抜いてあげた。


     次の瞬間、私の手は破片で

    怪我したのと、ルミナスの体から

    流れた血で真っ赤に染まった。


ティナ「・・そうだわ、わたしはミルフィーヌ

    様から、ホーリーヒーリングの勲章

    を、貰ったんだ。治してあげるよ

    ルミナスちゃん。」


     そして彼女のトップスの

    制服を脱がしてブラをつけてる

    だけにした。


     そして私はガラスの破片が

    貫通したおへその辺りと、

    左胸に両手を置いて

    天力のオーラを体から発した。

    私の体からユラユラと金色のオーラが

    キラキラと輝き始めた。私の

    髪の毛もユラユラと揺れていた。

    私は天使の呪法を唱えた


ティナ「・・ホーリー・ヒーリング」


ルミナス「・・んん、なんか気持ちいい

    ・・暖かい・グスン・・・」 


    ルミナスのお腹と左胸の

   ガラスが貫通していた傷口はふさがり

   回復しているように見えたけど

   ホーリーヒーリングは外傷を

   治す為の呪法だから、貫かれた

   お腹の内蔵や、左胸の心臓は・・・


     私はルミナスのおへその

    辺りを右手の平を当てて押さえた

    彼女の口からまた血が流れた

    駄目だ、傷ついた内蔵までは

    治してあげられない。


ルミナス「・・ブハ、ウウ痛い・・」  


ティナ 「・・ルミナスちゃん・・ごめんね

     今の私の力では、グスン

     あたたを治してあげられない。」 



    私は脱がせたルミナスの制服を

    割いてお腹と左胸に巻いてしばって

    止血してあげた。

    しかし、血はまだ止まらない。



ティナ「・・ルミナスちゃん、

    ごめんなさい、グスン

    私の責で、こんなことに・・」



    私は周りを見渡した。

   フロントガラスは見事に

   割れて砕けて、分厚い鉄の

   枠だけになっていた。


    フロントからは強い風が

   吹きつけてきた。



ティナ「・・そうだ、ドルフィとミルス

    と、リヌエットは、」


  

    私はフロントの方角を見ると

   ドルフィとリヌエットが

   うつ伏せになり、倒れているのが

   確認できた。


    二人ともかすかに動いていて

   致命傷は負っていないことが

   分かった。



ティナ「・・ド ドルフィ・・あなたは

    無事なのね・・ミルス君も

    よかった。後は、リヌエット・・」



    私は彼女の名前を叫んだ



ティナ「・・リヌエットちゃん、どこなの?

    出ておいで、」



    するとレーダー解析席の下に

   潜り込んでた、体の小さい

   リヌエットがはい出るように

   出てきてよろよろと立ち上がった

   彼女は血だらけになってるが

   彼女も致命傷は負っていない

   ようだ。良かった。


    彼女は手に大事そうに一枚の

   紙切れのようなものを持っていた。



ティナ「・・良かった、リヌエットちゃん

    無事なのね。」



    リヌエットは無表情で私に

   近寄り、そして抱き着いた。


    私は、ルミナスを仰向けに

   寝させると、リヌエットを

   ギュッと抱きしめてあげた



ミヌエット「・・私、怖かった・・グスン

      うえええ、わあああああん。

      お姉ちゃん・・・」


ティナ「・・あなたは、無事なのね。

    良かったわ。・・もう

    大丈夫だから・・」


リヌエット「・・だけど、ルミナス様は

      グスン・・」


ティナ「・・だ 大丈夫よ・・ルミナスちゃんは

    気を失ってるだけよ・・あなたは

    歩ける?医務室まで・・」


リヌエット「・・うん、」


ティナ「・・じゃあ、医務室の船医さん

    をこのブリッジに呼んできて。」


    私は抱き締めてたリヌエットを

   そっと離した。


リヌエット「・・うん、分かった、

      それとこの、ミルキースターの 

      写真、うまく、撮れて、転送

      出来たみたいだから、

      ルミナス様が気がついたら

      渡してあげてね。グスン

      クリスティーナ様。」


ティン「・・うん、分かった。よく

    頑張ったね、リヌエットちゃん。」


リヌエット「・・・・・・・・・」



     リヌエットはよろよろと

    歩き出し故障して開かなかった

    ブリッジの自動ドアを棒切れで

    こじ開けてエレベーターに

    乗り船医を呼ぶために

    医務室に向かった。


    

    私は仰向けに寝させたルミナス

   の右手を掴み懸命に声を掛けた。



ティナ「・・頑張ってねルミナスちゃん

    もうすぐ、先生が来てくれるから。」



    私のところに傷を負ったドルフィと

   ミルスがよろよろと歩いて来た



ドルフィ「・・ああ、はあはあ、ティ、ティナ、

     君は無事なのか?」


ミルス「・・ああ、はあはあ、ルミナスは。」



    私はうつむいたまま何も

   話せなかった。



    ドルフィとミルスはその場に

   座ると、ルミナスを見た。

   

    ドルフィは私に言った



ドルフィ「・・ティナ、はあはあ、君は

     無事なんだね。」


ティナ「・・う うん、私は大丈夫でも

    ルミナスちゃんが・・グスン

    私をかばって・・うええ。」


   

    ミルスは自分を責めるように言った



ミルス「・・俺がいけないんだ。グスン、

    俺が、エーデル砲なんか撃たなければ

    こんなことにはならなかったんだ。

    許してくれ、ルミナス。グスン、

    うううう。」


    ドルフィは泣き出したミルスの

   肩を持って優しく言った



ドルフィ「・・君は悪くないよ、グスン

     君は立派に責務をはたしたんだ。」



     ミルスは乱暴にドルフィの手を

    払いのけた。



ミルス「・・ミルキースターの開拓

    が、なんなんだよ?

    ドルシア様がこんな使命を

    ルミナスに与えたりしなければ。

    こんなことには・・・俺は

    ルミナスのこと・・好きだったんだ

    ううううう。」


ドルフィ「・・ミルス君・・」



     ドルフィは悲しそうに

    彼の泣いてる顔を見てた。


     その時ルミナスの手が

    伸びてミルスの手を掴んだ



ミルス「・・ルミナス、大丈夫なのか?」


ルミナス「・・はあ、はあ、ありがとう

     あなたの気持ち、とても嬉しいわ。」


ミルス「・・ルミナス、もう何も喋るな。

   今、リヌエットが船医の

    アントワークを読びに

    行ってるからな、最後まで

    生きるんだ。希望を持って。」


ルミナス「・・いいえ、私は、もう

     助からない、それに・・

     はあはあ、助かっては

     いけないのよ、グスン。」


ミルス「・・この馬鹿!!最後まで

    あきらめるな!!

    生きてくれよ、俺の為に・・

    ううう。」


ドルフィ「・・・ルミナスちゃん・・」



     ルミナスは涙を流しながら

    私の右手を握った。



ティナ「・・・・・・・」


ルミナス「・・クリスティーナ様に

     お願いがあるの・・聞いて」


ティナ「・・うん、グスン、

    なんでも言って

    ルミナスちゃん・・」


ルミナス「・・はあはあ、ゲボ・・

     私は、この天上界で命を

     落とした天使・・

     だから、私の霊は、この

     天使の肉体から離れて

     聖霊の女神、アドレイド様の

     元に、霊界に行き、また

     地上の女の子として生まれ

     変わるの。」


ティナ「・・前にも話してくれたよね。」


ルミナス「・・うん、私は天上界で

     過ごした時の記憶はなくなるの

     エミリウス様のことや、

     大好きなお友達だった

     あなたのことも。」


ティナ「・・うん・・それは、悲しいね。

    グスン。」


ルミナス「・・クリスティーナ様は

     導きの天使なのですよね。」


ティナ「・・うん、全然ダメな

    導きの天使だけどね。

    グスン。」


ルミナス「・・はあ、はあ、あなたが

     導きの天使として地上に

     来ることがあれば、私を

     探して、見い出して欲しいの。」


ティナ「・・うん、分かった、必ず

    あなたを探して見い出すよ。」


ルミナス「・・私を見つけたら、グスン、

     私を、もう一度、ドルシア様の

     元へ、この、天上界に、連れて

     帰ってね。お願い、

     クリスティーナ。」


ティナ「・・分かった、グスン、約束

    するよ。私のルミナス。」


ルミナス「・・・・・・・・・」



     しっかりと繋がれてたルミナス

    の手は冷たくなった。


     私は彼女の体を起こすと

    骨が折れるくらい強く抱きしめて

    あげた。

   


    

    

    


    

   

   


 

  

   


    



    

    



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ