第23話 エーデル号の新しいクルーたち
ルミナスサイド
私、ルミナスはベッドに横になり
医務室に運ばれてる、エミリウス様
の右手を握りながら必死について行った。
そして医務室に入った。エミリウス様は
重傷を負っていた。特に左手は切断して
失ってた。だが、破壊神である彼は
体の一部を再生回復できるのだ。
船医、アントワークによるエミリウス
様のオペが始まろうとしてた。
ドクターの彼が私に言った
アントワーク「・・さあ、ルミナス、後は
我々に任せて、君は早く
ブリッジに戻りなさい。」
しかし、私はそれを拒否した。
ルミナス「・・嫌です、私はこうして
エミリウス様と
一緒にいたいのです。」
アントワーク「・・しかし副長の君が
ブリッジに行かないと
誰がエーデル号と艦隊の
指揮をとるのかね?」
ルミナス「・・そ それは・・」
その時、テレパシーで、
エミリウス様の
私に語り掛ける声が聞こえた。
エミリウス「・・・ルミナス・・・
聞こえるか?・・」
私はテレパシーで応答した。
ルミナス「・・はい、聞こえます。」
エミリウス「・・では、そのようにドクターを
困らせるものではない。」
ルミナス「・・エミリウス様・・」
エミリ「・・彼の言う通り、君がここで
じっと私の付き添いをしていたら、
エーデル号と艦隊は誰が
指揮をとるのだ?」
ルミナス「・・そ、それは・・・」
エミリ「・・さあ、私のことだったら
心配いらないから、ブリッジに
戻って、指揮をとるのだ。」
ルミナス「・・んん・・グスン。」
エミリ「・・・頼んだぞ、エーデル号と
我が、艦隊を。」
ルミナス「・・は はい、了解しました
総督・・」
私はエミリの右手をギュッと
握ると、オペ中だった
医務室を後にして
小走りにブリッジに戻った。
ティナサイド
私は負傷して看護師の天使の娘に
包帯を巻かれたドルフィの腰を
持ちエレベータでブリッジ内まで
戻った。
そしてドルフィがいた席に
座らせてあげた。
ティナ「・・ドルフィの左腕と、左の
背中と翼、かなり焼けちゃってるね。
大丈夫?」
ドルフィ「・・ああ、これくらい、怪我の
うちには入らないさ。時間が
経てば、再生できるし、でも
翼が、こんなにも焼けちゃうの
初めてだよ。」
ティナ「・・そうだよね、ドルフィの
左の翼、真っ黒に焼けて、
骨だけになった傘のようだし。」
ドルフィ「・・・・・・・・・」
ティナ「・・こんなので、よく飛んで帰って
来られたわね。エミリウス様を
背負って。」
私はそんな骨組みだけになってる
ドルフィの左の翼をハープを奏でる
みたいに左手で持って右手で
じゃらんじゃらんとした。
ドルフィ「・・何するんだよ?、痛いじゃ
ないか!!。」
ティナ「・・だって、今のドルフィの
翼、骨組みだけになってって
楽器のハープみたいなんだし。
フッフッフ・・」
ドルフィ「・・笑い事じゃないよ
もう・・」
そんな私たちのもとに戦闘班長
のミルスが歩いて来た。
ミルス「・・あいたた、俺もそうだが
君も相当負傷したみたいだな
ドラゴンの、ドルフィーノ」
ドルフィ「・・ああ、君は戦闘班長の
ミルスだったね。」
戦闘班長のミルスって男の子は
不変の17歳、ドルフィよりも一つ
お兄ちゃんだ。髪の毛の色は
黒で、短めにしていて、
とげとげに立てていた。
そして左半分を下ろし
右はバックに立ててた。
ジェルで固めて、かなり
髪型にこだわってるようだ。
背の高さは172㎝と男性に
してはスタンダードな背の
高さだろう。背中には私達と
同じような白い翼を持っていた
衣服は白っぽいエーデル号の
制服を着ていた。
首輪の勲章は翼の勲章一つ
だけだが、胸にはエーデル号
での活躍が示された
勲章が2つ、つけられてた。
彼の襟には金色のラインが
2つ、ついていた。
軍人で戦闘班長ということで
将校クラスの階級が高い
人だろう。ミルスは
ドルフィに答えた
ミルス「・・ああ、俺はエミリウス艦隊
の戦闘班長だ、そして
戦闘部、将校、ミルス少佐だ。」
ドルフィ「・・ああ、では君は、軍人と
してはかなり上位の」
ミルス「・・まあ、それはまだまだ
これからだがな。お前も
このドラゴンの勲章を
持ってるなんて、
ただ者ではないな。それに
鍛え上げた筋肉もそうとうな
ものだな・・」
そういってミルスはドルフィ
の腕や背中、そして胸板や
見事に割れたお腹の筋肉に触れる。
ティナ「・・・・・・・・・・・」
ドルフィは少し恥ずかしそうな
顔をして答えた
ドルフィ「・・ま まあ、僕は一応
ドルシア様の新鋭隊の
城兵だから、筋トレとか
毎日やらされてるし。」
ミルス「・・そうか・・フッフッフ。」
ドルフィーノサイド
このミルスって天使はちょっと
ガラが悪そうだが、いい奴っぽい
だから艦隊の戦闘班長も任されたの
だろう。
ミルスは僕の首輪のドラゴンの
勲章を手に取るとうらやましそうに
見ていた。
そんな彼にティナが話しかけた
ティナ「・・ねえ、ミルス君はエーデル号
のクルーになってもう長いの?」
ミルス「・・ああ、もう150年は船乗り
やってるからな、慣れるもの
だよ。」
ティナ「・・そう、あのさあ、あなたが
エーデル砲撃つ時はとても
ドキドキして恰好
良かったわよ。」
ミルス「・・そ、そっかあ?、ははは
エーデル砲撃つのは初めて
だったけどな。
まだ、魔王軍の艦隊と実戦経験は
ないが、早く初陣を超えてみたいぜ。」
ティナ「・・フフフ・・」
ティナサイド
私たちはこのミルスって少年と
少しお友達になれたようだ。
その時に、後ろの自動ドアが開いて
副長のルミナスがブリッジに
戻って来た。ルミナスは
戦闘班長のミルスに誤った
ルミナス「・・ああ、ちょっと遅くなって
ごめんなさい、ミルス。」
ミルス「・・いいぜ、別に、もう
エーデル砲も撃ったし、
これから、俺たち艦隊に
することは特にないのだろ?」
ルミナス「・・ええ、今は、エーデル号の
消火と応急修理中だから。
ミルキースターはまだ
炎の渦で包まれてるのね。」
ミルス「・・ああ、すさまじかったな
今度の攻撃は、それで、あの
バリアはうまく吹き飛ばせたの
かな?」
ルミナスサイド
それはエーデル号のブリッジに
いる私達では分からないことだった。
通信ではそのような報告もまだ
入っていないし。
現在、ブリッジ内にいるクルーは
私と戦闘班長の二人と後はドルフィと
ティナだけだった。
私は、ブリッジ内のクルーが
負傷して少ないので、私が
副長の時に担当していた
通信とレーダーの分析班長
の代理として、守護天使の
娘を一人、無線で呼んだ。
ルミナス「・・守護天使、リヌエット
どうぞ。」
リヌエット「・・はい、こちらリヌエット、
ルミナス様、どうぞ。」
リヌエット「・・ブリッジ内のクルーの
人たちに多数の負傷者が出たので
すぐに応援に来てください。」
リヌエット「・・了解しました。
すぐに向かいます。」
私はブリッジ内にいたティナと
ドルフィ、そしてミルスに言った。
ルミナス「・・総督は負傷して今回の
航海ではおそらく艦隊の
指揮は取れないし、
ブリッジ内のクルーも
約半数が、怪我して負傷離脱
したから、再編成しないと
いけないですね。」
ミルス「・・俺は、大丈夫だからな、
まだ、動ける、あいたた。」
ルミナス「・・無理しないでねミルス。
それと航海長と操舵は
また悪いのですけど
クリスティーナ様・・」
ティナは嬉しそうに引き受けて
くれた。
ティナ「・・うん、分かってる。
操舵はもう覚えたから。」
ドルフィ「・・えっ?エーデル号の
操舵を君が?」
ドルフィーノ様は目を細めて
クリスティーナ様を指差して
見ていた。
ティナ「・・うん、航海長のアリスさんが
負傷したから、私が代わりに
引き受けたんだよ。もう操舵も
だいたいは憶えたし。」
ルミナス「・・そうです、クリスティーナ様
は憶えるのがとても速いのですよ。」
ドルフィ「・・ふうううん。」
その時、ブリッジのドアが開いて
可愛らしい女の子が入って来た
私がレーダー分析と通信班長代理
として読んだリヌエットだ
彼女は普段は、レーダー室の
コンピューターのオペレーション
をしてるが、必要に応じて
ブリッジに来ることもあった。
私はリヌエットに言った
ルミナス「・・リヌエット、来てくれて
ありがと。通信とレーダー
解析は一通りできるわよね。」
リヌエット「・・はい、大丈夫です。」
ルミナス「・・じゃあ、通信席について。」
リヌエット「・・了解しました。」
守護天使の娘、リヌエットは
右の壁際の通信席についた。
ここはエミリウス様がいた時に
副長だった私が担当していた
席だ。通信とレーダー分析
が担当だ。
リヌエットは不変の9歳の
女の子、背丈は135㎝と
あどけない少女のロリ顔
と姿をしているが
正確な判断力と分析力が
あり、エミリウス様からも
頼りにされてきた。
リヌエットは不変の9歳
で、髪の毛は、大空のような
深い青色だ、ドルフィのように
ストレートでお尻くらいまで
伸ばしてた。頭にはピンク色の
可愛らしいカチュウシャを
着けていた。背中には白い
翼が生えた、まだ幼い女の子
だった。服装はエーデル号の
制服だ。
ティナが言った
ティナ「・・リヌエットちゃんって、
まだ小さいのに・・
でも偉いね。」
リヌエット「・・あ、ありがとう
ございます。
クリスティーナ様。」
ミルスが私に言った。
ミルス「・・ふうん・・これであらかた
のブリッジのクルーは再編成
できたわけだな、ルミナス。」
ルミナス「・・ううん、でもね・・」
私はメインエンジン付近で
消火と修理の指揮をしていた
機関長のメトロノクスに
無線で話しかけた。
ルミナス「・・機関長、メトロノクス・・
ルミナスです、どうぞ。」
メトロノクス「・・メトロノクスだ・・
どうしたんだ、ルミナス。」
メトロノクスは不変の19歳の
熟練した機関長だ。身長は
175センチ、髪は茶色で
耳を越えるくらい伸ばしてた。
そして大きな丸いメガネを
かけている、一つ星の一般天使だ
ベテランで本当に頼りになる
機関長だ。
ルミナス「・・メトロノクスは
メインエンジンのことで
今はお忙しいと思いますが
何とかブリッジにお戻りは
できないでしょうか?」
メトロノクス「・・はあ?・・悪いが今は
メインエンジンの修理から
手が離せない。機関部の
指揮はそちらに任せる。」
ルミナス「・・分かりました。」
私は、ブリッジ内のクルーたちに
言った。
ルミナス「・・困ったわね、機関部の
指揮を取ってくれる人が
いて欲しいのだけどね。」
私はそう言って、ドルフィーノ
の目を見た。




