第21話 ティナとルミナスの大切な人
ティナサイド
私はついついルミナスの
エミリウスを想ってる気持ちが
知りたくて、彼女の心を覗いて
しまった。
ルミナスは少しムッとした
表情で私を見ていた。
私は申し訳なさそうに彼女に
誤った。
ティナ「・・ごめんなさい、ルミナスちゃん、
あなたは、エミリウス様のこと。」
ルミナスが慌てて言った。
ルミナス「・・い、いえ、私は、総督
のこと、そんなのじゃ
ありません。」
ルミナスは頬を赤くして
うつむいた。
私たちの会話を聞いてた
戦闘班長のミルスがフロント側の
席を立って
艦長席と操舵席がある台の
階段を登り、艦長席の前に
立つと私に言った。
ミルス「・・なあ、ティナちゃんよ・・」
ティナ「・・えっ?ティナちゃん?」
ミルス「・・そこのルミナスは、総督の
ことが、お好きなようだぜ、
ははは、以前から、総督の秘書に
なりたかったみたいだしね。
ウッククク・・・」
ティナ「・・そ、そうなんだ・・」
私とミルスはルミナスを見た。
ルミナスはますます頬を赤く染めた
そして立ち上がりミルスの
両肩を持って慌てて言った。
ルミナス「・・ちょっと、ミルス!!
あなた、勝手に部署を離れないでよ
それと、クリスティーナ様に余計な
こと、ベラベラと喋らないで!!」
ミルス「・・いいじゃないか別に、今は
停泊中だし、俺の部署は基本
このブリッジ内だからね。
お前が愛してる総督は破壊神だから、
無事に決まってるから、落ち着けよ
ははは・・」
ルミナスは怒ってミルスに言う
ルミナス「・・よ よくも、クリスティーナ様
の前で、またそのようなことを。」
ルミナスは怒って両手でミルスの
胸ぐらを掴んだ
ティナ「・・まあまあ、お二人とも、
ちょっと落ち着こうよ。」
ルミナスは私にいさめられて
ミルスを離し、また艦長席に
腰を掛けた。頬を赤くして
横を向いて。そしてミルスに言った。
ルミナス「・・戦闘班長ミルス!!」
ミルス「・・なんだい?、
お熱いルミナス?」
ルミナス「・・副長として命令します。
直ちに、あなたの席に戻り
現在、飛行している捜索機
の指揮をとりなさい。」
ミルスはめんどくさそうに
言った。
ミルス「・・はいはい、了解しました
ルミナスの為に、総督を
捜索してあげますよ。」
ルミナス「・・もおお、」
なんか、ちょっとお調子者のような
喋り方をするミルスは、
ニヤニヤしながら
自身のフロントの真ん中の戦闘席
に戻って行った。
艦長席と航海長席がある
中央の台で私とルミナスだけに
なり目が合う。そして
ルミナスはじいっと
私を見つめた。
ティナ「・・んん?ルミナスちゃん。」
ルミナス「・・ねえ、クリスティーナ様?」
ティナ「・・そうだったね、私ったら
あなたの心を勝手に覗いちゃって
ごめんね?本当に、悪気は
なかったのだけどね。フフフ」
ルミナスは怒り顔で言う。
ルミナス「・・そうですよ、あなたは導きの
天使だからといっても
むやみに人の心を覗くものでは
ありませんわ。」
ティナ「・・うん、ごめんねルミナスちゃん。
私、悪気はなかったのだけどね。」
ルミナスはなおも続ける
ルミナス「・・人は誰だって、心の
中に見られたくないものを
持ってるものですよ。」
ティナ「・・うん、確かにね、私だって
・・・・・・・・・」
ルミナスはジイっと私の
顔を見ると、やっと笑顔に
戻ってくれた。そして
私の右手を握って、言った
ルミナス「・・もう、いいのですよ。
私もクリスティーナ様の
心、見させていただき
ましたから、フフフ・・」
ティナ「・・んん?」
ルミナス「・・クリスティーナ様は
ドルフィーノ様のこと
とてもお好きなのですね
フフフ・・」
私は特に動揺も顔を
赤らめることもなく
平然と言った
ティナ「・・うん、そうだよ・・私は
世界の誰よりも、ドルフィの
ことを愛してるのよ・フフフ。」
ルミナス「・・あああ、あなたはよく
そんなこと平気で言えますね。」
ティナ「・・ドルフィは不思議な人でね。
優しくて、まっすぐで、
私は彼の前ではいつも自分を
飾る必要もなくありのままで
いられるの。だから彼が
そばにいてくれると、とても
心も体も落ち着くのよ。」
ルミナス「・・そ そうなのですか、
ウフフフ、確かにドルフィーノ
様は、素敵な方ですね。
クリスティーナ様が
うらやましいですよ。」
ティナ「・・だからと言って、私のドルフィを
取らないでね、ルミナスちゃん・・
あなたって、とても可愛らしいし、
クリクリに巻いた、桜のような
色の髪の毛、とっても素敵だし
ドルフィもきっとあなたに興味を
もつわ。」
ルミナスも負けずに言った?
ルミナス「・・わ、私は、ドルフィーノ
様のことは・・そのお・・」
ルミナスは頬を赤らめながらも
続けた。
ルミナス「・・そういうクリスティーナ
様だって、私のエミリウス様
にくっついたり、馴れ馴れしく
してるじゃありませんか、
それにあなたは、エミリウス様の
未来の秘書ですってね?」
私は慌てて反論した
ティナ「・・そ それは、私が決めたのじゃ
なく、そのお、エミリウス様が。」
ルミナス「・・・・・・・・・・・」
ルミナスは少し寂しそうな
表情をしてうつむいた。
これは、ちょっと気まずい
空気になってきた。
確かに私はドルフィと
エミリウスの二人が
自分の心にいたから、
どちらも私の大切な
男性だったから、ルミナスも
天使だから、当然私の心を
見透かせるのだ。
ルミナスは寂しそうに答えた
ルミナス「・・クリスティーナ様は
エミリウス様の前の秘書
の人のこと、知ってますか?」
ティナ「・・えっ?エミリ様の前の
秘書って、じゃあ今は
誰もいないのね。」
ルミナス「・・そうです、」
ティナ「・・じゃあ、前のエミリウス様の
秘書って、どんな人だったの?」
ルミナス「・・その人はアメシスト様と
言って、エミリウス様のように
浅黒くて、紫色の髪の毛と
翼を持った女性だったの。
階級は7つの勲章を持つ
パーフェクトエンジェルで
後の神の位の聖天使への
昇格を目指してた、とっても
地位も力もある天使の人
だったのです。」
んん?アメシストってそうだ
エミリウス様とカフェテラスで
話してた、魔界に攻め込むときに
片腕として、魔王軍と一緒に
戦って、
負けて、その人は、大魔王様の
配下となったとか、悲しかった
だろうな、エミリは。
ティナ「・・ああ、アメシスト様のこと
だったら、エミリ様から聞いたわよ
悲しそうな顔だったな。」
ルミナス「・・・・・・・・・・」
その時に、ブリッジ内に
通信が入った。
その通信はドルフィから
だった。




