第20話 ルミナスの想いと願い
ティナサイド
私は航海長の娘、アリスが
負傷したことにより、ブリッジ内
のクルーも少ないことにより
自分から、今の状況での
エーデル号の
操舵士となることを志願した
副長のルミナスは私の
好奇心や想いを優しく
見守ってくれた。
そして今だけ、操舵士を
任せてくれた。
私は、ドルフィとエミリが
どうなったのかとても
心配だった。
エーデル号率いる
ルミナスの艦隊は
ゆっくりと、炎で渦巻く
バリアゾーンに向けてまた
航行を始めた。
進むにつれて、また船の
振動や、熱、衝撃が舵輪を
通して感じられた。
なんかこのまま進み続けるのが
怖かった。しかし、二人を
探して救出しないといけない。
戦闘班長のミルスが
ルミナスに言った。
ミルス「・・ルミナス、これ以上進むのは
危険だ。この辺りに停泊して
後は捜索機を飛ばそう。」
ルミナス「・・そのようね。」
ルミナスは私に指示を出した。
ルミナス「・・クリスティーナ様。」
ティナ「・・はい・・」
ルミナス「・・エーデル号の補速前進を
停止させて下さい。」
ティナ「・・了解しました。」
私は推進レバーを3から0に
併せて、エーデル号の前進を
停止させた。
ルミナス「・・全艦、現空域で停泊
してください。そして
空母機動部隊は、これより
捜索機を発艦させて
総督のエミリウス様と
ドルフィーノ様の捜索を
お願いします。」
ルミナスは全艦艇にそのように
指示を出した。
機動部隊司令官「‥了解しました。」
後方の空母機動部隊から
数機の捜索機が飛び立った。
ドルフィ―サイド
僕と、破壊神エミリウス様は
エーデル号の最大の威力を誇る
攻撃システムのエーデル砲の
発射に合わせて、それぞれの
最大の遠隔攻撃を出して
ミルキースターのバリアを
破壊しようとした。
僕が、ドラゴン形態の時に
放つ、最大の遠隔攻撃で
ある、ドル・インフェルノ
目標の螺旋状に巻いて
上空で吹きあがってる、
ミルキースターを覆ってる
バリアにかなり至近距離から
放った。その為、
体に受けた負荷とエーデル砲
とエミリウス様のダーク・アルマトル・
フィクススターの超攻撃の
爆風から背を向けて、
離れる最中に爆風に
巻き込まれてしまった。
しかし高速のドラゴンフライで
何とか爆風の気流圏から
脱出できて
安全な空域まで逃れる
ことができた。僕はエミリウス様の
ことを心配した。
僕はテレパシーでエミリウス
様と交信した
神の位の人は、人間会や
天使会の人たちは、心で
念じたり、祈ったりすることで
テレパシーで交信できるのだ。
ドルフィ「・・ぐううう、こちら
ドルフィーノ、エミリウス様
、エミリウス様、
ご無事でしょうか?
・・・・」
僕は到達できた安全な空域
から、またミルキースターに
の方向に向いた。
ミルキースターは、星を
包む、ミルクのように白い
金平糖のような雲は
僕たちの攻撃で赤く染まってた
ミルキースターにある桃色の
輪は、相変わらず、綺麗に
輝いてた。
ドルフィ「・・エミリウス様・・」
しかし僕の声はエミリウス様には
届いていないようだ。
エーデル号の通信システム
から、僕のテレパシーに
直接、応答を呼びかける
声が聞こえた。
ルミナス「・・こちら、エーデル号の
ルミナスです。ドルフィーノ
様、ドルフィーノ様、
応答願います。」
んん?エーデル号からだ、
エーデル号は無事だったんだ
良かった、ティナ
僕は応答に答えた
ドルフィ「・・はい、こちらドラゴン形態の
ドルフィーノです・・
ルミナスちゃん、どうぞ。」
ルミナス「・・ご無事でしたか、
ドルフィーノ様、グスン
本当に良かったです。
お怪我はありませんか?」
ドルフィ「・・僕は、ドルインフェルノ
を撃った負荷と、爆風で
少し火傷を負ったけど、
大丈夫、それよりも
君たちは、クリスティーナは?」
ルミナスは嬉しそうに
答えた。
ルミナス「・・エーデル号もかなり
損傷しましたが、
私達クルーや
クリスティーナ様は
ご無事ですよ。」
ドルフィ「・・そうか、良かった。」
ルミナス「・・ああ、彼女があなたと
話したいそうです。
代わりますね。」
ドルフィ「・・・・・・・・・・」
通信機にティナが出た
ティナ「・・ドルフィ―、無事だったのね。
良かった、私、ずっと心配してた
のよ。グスン、うええ。」
ドルフィ「・・君こそ、無事で良かったよ。」
ティナ「・・私は、ちょっと頭怪我しちゃった
けどね。」
ドルフィ「・・そっか。」
ティナはまたルミナスと
代わった。
ルミナス「・・ドルフィーノ様、
総督は?総督のエミリウス様は
ご無事ですか?」
そうだ、エミリウス様と僕は
同時攻撃を行った後、僕に
先に離脱するように指示を出したのだ。
僕は夢中で、ドラゴンフライで
爆風の渦から逃げたから
エミリウス様とは、はぐれて
しまったようだ。エミリウス様は
まさか、僕とエーデル号を
守るために、爆風の渦の
盾になってくれたのかもしれない。
僕は、ルミナスに答えた。
ドルフィ「・・エミリウス様とは同時攻撃後
はぐれてしまったんだよ。
テレパシーで応答を求めたけど
繋がらなくてね。」
ルミナスが落胆したような
声で応答した。
ルミナス「・・そうですか、では、
ドルフィーノ様もお怪我
をされてるようですし
一度、エーデル号に戻って
医務室で治療を
なさってください。
クリスティーナ様も
早く会いたいようですから。」
ドルフィ「・・し しかし、僕はエミリウス様
を探さないといけないから。」
ルミナス「・・それは大丈夫ですよ。
今空母機動部隊から
捜索機を数十機、飛ばして
探してますので。」
ドルフィ「・・そう、でも、僕ももう少しだけ
エミリウス様を探して船に戻るね。」
ルミナス「・・分かりました、無理を
なさらないで下さいね。」
ドルフィ「・・うん、分かった。」
僕とエーデル号との交信
が切れた。僕は、エミリウス様と
共に、エーデル号の飛行甲板上空
からミルキースターのバリアゾーンを
攻撃した空域を目指して、
エミリウス様を探して飛行した
ドルフィ「・・ギャオオオオ・・・」
ティナサイド
私は期間限定の操舵士となり
赤く燃えるミルキースターに
エーデル号を向けて、
副長のルミナスの指示通りに
炎が渦巻く、手前の空域で船を
停泊させた。
キャプテンの席についてた
ルミナスは涙を振るいながら
エミリウスの心配をしていた。
ルミナス「・・グスン、総督、
エミリウス様・・
どこにいるの?」
私は、失礼だとは思ったが
彼女の肩に触れ目を見透かし
彼女の想いを見た。
ルミナスは一瞬体を
固くした。
ルミナス「・・あ あのお、クリスティーナ様」
ティナ「・・・・・・・・・・・」
私はルミナスの想いが分かった。
彼女はそう、エミリウス様のことを
愛しているようだ。
今は、私も大好きになった彼のこと
だけど、私は彼女に言った。
ティナ「・・そうか、ルミナスちゃんは
エミリ様のことが・・」
ルミナス「・・あああ、クリスティーナ
様は、私の心を、覗かれたの
ですか?」
ティナ「・・のは!、ご ごめん、
あまりにもルミナスちゃんが
エミリ様の名を言って
泣いてたから、」
ルミナスは頬を赤くした。




