疲れた一日
メアのステータスを見たソルは唖然としていた。
「光魔法が使えるってのは知ってたけど…お前も絶級保持者だったんだな」
「絶級ってすごいの?」
「わかってなかったのかよ…だから俺のステ見ても驚かなかったのか」
メアは思ったより何も知らずに外に出てきたらしい。
「それに固有技能に転移魔法持ちなんて、俺よりお前のが強いんじゃねーのか?」
「そんな事ない、ソルは私よりずっと強い」
「そうか?」
そんな事を言われても反応に困る。
メアを助けたのは事実だが絶級持ちなら勝てたんじゃないのか?
しかも俺の持っていない固有技能持ちなんて
勝率が上がる事はあっても下がる事は無いだろう。
固有技能がどれだけ強いのかはわからないが、相当レアだという事だけはわかっている。
これは見せて貰うしかない。
「メア…固有技能のエレメンタルテイムってなんなんだ?」
「わからないの…」
「わからない?」
「これが何なのかわからなし全く使えないの」
どうやらメアは使い方が分からないらしい。
何か分からないとなると相当不便だな、得体の知れない力がいつ現れるか分からないのだから気が気じゃない。
「使える様になりたいとかは思わないのか?」
「使える様にはなりたいけど、今は別に必要ないかなって」
「どうしてだ?」
「だってソルが守ってくれてるじゃん」
メアはニッコリ笑う。
メアから俺への信用は何処から湧いてくるのか分からないが、メアに頼られる分には悪い気はしない。
そんなゆったりとした空気の中、ソルは気付かず内に目を閉じてしまっていた。
今日はいつも以上に疲れてしまったのだ、早朝から今までの出来事は5歳児の身体には無理があったのだ。
メアはそっと眠るソルの上に布をかけた後、ソルの寝顔につられる様に眠ってしまった。




