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転生ライフで異端者認定!  作者: 空き缶
第1章 幼年期編
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ソルの家族

ソルは尻餅をつき父の顔を下から眺めていた。


「それがお前の本気か?」


呆れた様に上から見下ろすのは、ソルの木刀を弾いた父のバトラだ。


「いえ…」


ソルは静かに否定し、立ちあがる。


「もしかして(殺してしまうかも)なんて考えてるんじゃないだろうな?」

「はい…」


ソルは俯きながら答えながら数歩後ろに下がり、斬りかかる前の位置に戻った。

そこで木刀を構え、再び魔法を使った。


ソルは先程の剣さばきを見て悟ったのだ、

本気を出していい相手だと。



—身体強化Ⅳ—思考加速Ⅳ—硬化Ⅳ—剣技

—斬


本気といっても全力全開な訳ではなく、周りの環境を配慮し属性も使わずにいる。


ソルは今出すべき全力をもって目の前にいる父に向かって斬りかかった。


バトラの上から振り下ろされた木刀は守りの構えをとっていたバトラの木刀をあっさり両断しバトラをも両断するかに見えたが、紙一重でソルの木刀をかわした。


バトラが後ろを振り返るとソルが振り下ろした剣先から10m程先まで深い溝が続いていた。


「こりゃやべぇな」


父は驚きのあまり声を漏らした。


「これが俺の本気です」


ソルはいつになく真面目な顔で父と向き合い一番最初の質問に答えた。


「そうか…こんな力がお前に…」


父もソルをしっかり見据えるが、言葉を失っている様だ。


こんな化け物みたいな力の息子は怖がられるだろうか


ソルはと言葉を失っている父を見て俯き見えない様に悲しみの涙を目に浮かべる。


「すげぇな!ソル、流石俺らの息子だ!」


ソルの両肩に手を置き感嘆の声を漏らす。

父は喜びこそすれ、恐れや憎しみなど抱く様子は全くない。


しかしソルの涙は止まることはなかった。

ただし、先程の涙とはその意味が違う。

その涙は悲しみによるものではなく嬉しさのあまりに湧き出たものという事だ。


ソルは涙を堪えようとするが全く出来ない。

泣き顔を見られたくないソルは涙を見せない様に父に頭を寄りかからせた。


「おいおいどうした?」


父は優しい笑顔でソルを抱き寄せ、静かに頭を撫でた。


「貴方がどんなに凄い力を持っていようと私たちの間に生まれた事は変わらない」


先程までソルの実力を見て唖然としていた母もいつもの優しい顔でソルを後ろから抱きしめた。


しばらく親の温もりを一身に浴びたソルは泣き止み、両親二人の顔を見つめていた。


安心し油断しきっていたソルに最悪とも言える状況がやってきた。


ソルが出した斬撃の音と泣きじゃくる声で洞窟からメアが出てきてしまったのだ。

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