表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生ライフで異端者認定!  作者: 空き缶
第1章 幼年期編
17/26

メアの部屋で…4

「なんでこんな事に…」


絶望した様に声をあげたのは他でもない、ソルだ。


状況を簡潔に説明すると、メアと向かい合いながら湯船に浸かっている。


メアにあんな子犬の目をされては敵わない。


「どうかした?」


メアはなんの恥ずかしげも無さそうにソルに尋ねる。


なんでそんなに平然としてられる!?

仮にも男と入ってるんだぞ!

5歳児だからなのか?それとも俺は男に入らないのか?


「どうしてそんなに平然としてられるんだ?」


ソルは意を決して、平然を装いながらメアに尋ねる。


「ソルだから」


若干首を傾げながら他に何があるのかと言わんばかりにはっきりと答えられる。


やっぱりそうなのか!

俺は男に入らないってのか!?

なんだか悲しくなってきた


「そうか…」


ソルは悲しそうに納得する。


「おーい!メアさーんいますかー」

「メアちゃーん遊びに来たよー」


その瞬間、外からメアを呼ぶ二つの声が響いた。

この声の持ち主は勿論、ジュンとミオラだ。

メアの事をさん付けで呼ぶのはジュン、ちゃん付けで呼ぶのはミオラしか、ソルは知らない。


「おい!まずいぞメア!」

「何が?」


メアはソルが慌てているにも関わらず平然としている。


「何がって、この状況を見られたらまずいだろ」


ソルの慌ては最高頂まで登った。


「いいから俺は出るからな」


慌てて立ち上がり、風呂場を出ようとする。


「ダメ」


メアはソルの腕を掴み引き止めた。


「離せってメア」

「ダメ」


メアは頑なにソルの手を離そうとしない。



ソルはメアの手を強引に引き離し、全身の水 気を朝持ってきた布で急いで拭き取る。

風呂場に入る前に脱ぎ捨てた衣服を着用し、慌ててメアの部屋に戻る。


「おー!ソル〜やっぱりいた」

「いんならなんで返事しねぇんだよ」


メアの部屋に何事も無かったかの様に座って居たのはソルだ。


「お、お前ら来てたのか」


なんともわざとらしい演技だ、毎度毎度バレないのが不思議でしかない。


「なんだ気づいて無かったのか」

「それよりソルなんで髪濡れてるの〜?」


やばい拭き忘れた…


「そんな事より、お前ら親の手伝いはどうしたんだよ」


咄嗟に話題を切り替える。


「お手伝いはスキルと魔法使ってさっさと済ませちゃった」

「手伝いつっても木切るだけだからな、スキル使えば一瞬だ」


ジュンとミオラは、さも当たり前の様に言う。


「じゃあ今までの仕事が忙しいってなんだったんだよ」


ジュンとミオラに疑いの目を向けた。


「それはだな…」

「実を言うとね、ソルどんどん強くなるからもう私達じゃ相手にならないし一方的に教わるのはちょっと気が引けちゃって…」


ジュンとミオラはソルから視線を逸らし、申し訳なさそうな顔をしている。


「なんだよお前ら柄にもない事して」


ソルはそんな二人を見るや否やからかう様に笑った。


そんな事考えてたのか…

俺が好きでやってる事なのに、交換条件として出したのも別に本気じゃ無かった。


「ちょっとそれどうゆう意味よー!」


ミオラがむくれながら甲高い声を張った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ