メアの部屋で…2
ミオラが起き、現状を報告し終わった後、ようやくジュンも目が覚めようとしていた。
「うぅ〜ん」
ジュンもミオラと同じように唸り声を上げながら起き上がる。
「ジュン!」
真っ先にに反応したのはミオラだ。
ミオラはジュンの目の前に屈み込み顔色を覗く。
「あぁ、ミオラか…」
「大丈夫?気分悪くない?」
ミオラはジュンをとても心配している。
「大丈夫だ…ところでここはどこだ?」
「ここはメアのって言うソルのお友達の部屋」
ミオラはジュンに丁寧に説明する。
あまりに衝撃的だったのかジュンは先程までの記憶が無いようだ。
「そんな事が…」
ジュンは理解したかの様にあたりを見渡す。
「……」
ジュンの目線はメアで止まった。
「ジュン?」
ミオラがメアを見ながら静止しているジュンを見て声をかける。
「あっ悪いぼーっとしてた」
「ふーん、でも諦めた方がいいわよ〜」
何かを察したミオラがジュンを見ながらウインクしている。
「なんのことだよミオラ!」
「とぼけても無駄」
声を荒げるジュンをミオラがからかい続ける。
「ソル…」
声を荒げるジュンを見て、警戒したメアはソルの袖を掴み後ろに隠れる。
「何もとぼけてねぇーよ」
ソルの後ろに隠れるメアをちらりと見たジュンは声を荒げるのをやめ、普通の声で言った。
「もぉ〜ジュンが大きな声出すからメアちゃんが怖がっちゃったじゃ〜ん」
それでもからかいうのを辞めないミオラ
「元はと言えばお前が悪いんだろ」
ジュンが若干呆れ混じりに言う。
「お前ら仲良くするのはいいがメアが怯えるから、先ずは自己紹介してくれるか?」
ソルが二人の会話に割って入る。
「あぁ悪い」
「そうだよジュン〜」
ミオラはニヤニヤしながらジュンを茶化す。
「お前…」
ジュンは拳を握り我慢する。
「改めて、俺はジュンです。ミオラとソルの友達です」
「よろしく…私はメア、ソルの友達」
いつもより明らかに余所余所しいジュンの自己紹介に対し、メアはソルの後ろでミオラにしたのと同じ自己紹介をする。
友達という言葉を発しながら不満気なメアの視線がソルに刺さる。
しかしソルは気にしていない様だ。
「あれ〜私とメアちゃんはお友達じゃなかったの〜」
少し悲しそうにミオラがジュンとメアの自己紹介に割って入る。
「私とミオラは友達でいいの?」
「当たり前じゃない」
メアはミオラの事を友達と呼んでいいのか悩んでいた様だ。
ミオラが「当たり前」と言った時、メアの不満そうな顔は一変し、嬉しそうに微笑んだ。




