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転生ライフで異端者認定!  作者: 空き缶
第1章 幼年期編
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新たな日常1

俺は家に着くとご飯を食べ直ぐに眠りについた。


翌朝、俺は今までにないくらい早い時間に起きた。

使っていない毛布を棚から持ち出して置き手紙を残しメアの居る洞窟に向かった。


「おーい、起きてるかーメアー」


俺は左手には毛布、右手には猪を抱えながら洞窟に向かって呼びかける。

猪は道中見つけたので狩ってきたのだ。


「おーい」

「………」


再び呼びかけるが返事はない。


「まだ寝てんのか?」


俺は呟き、少し心配になり洞窟に入る事にした。


俺がわざわざ呼びかけたのは間違いが起きないようにするためである。

間違いとは言うまでも無いだろう。


洞窟の奥に着いたがメアの姿はない。


俺の心配は焦りに変わった。


嘘だろたった一晩だぞ!

まさかあんな短い時間で居場所を突き止め、攫われたのか!?


「俺のミスだ…クソ!!」


俺は抱えていた毛布と猪を落とし拳を壁に打ち付けた。


「いや、まだ近くに居るかもしれない」


俺はそう思い、洞窟を飛び出そうとした。


洞窟の出口に振り向いた瞬間、背後から何か大きな物が動いた様な音が洞窟内に響いた。


振り返るとさっきまであった壁が無くなり、如何にも眠そうなメアが立っていた。


「どうしたの?」


メアは目を擦りながら聞いてきた。


「心配したんだぞ!何処にいたんだ!」


俺はメアの肩を持ち、目を見つめながら声を荒げる。


「ごめん…洞窟に部屋を作ったの」

「部屋?」


俺は首を傾げメアの背後に目をやった。

俺は目を丸くした。

何故ならメアの背後には洞窟と思えないほど綺麗な四角い部屋があったからだ。

部屋は磨かれており、天井のど真ん中に謎の光があり太陽の下の様に明るかった。


「なんだこれ?」


俺は怒りを忘れ目の前の空間に興味を持った。


「魔法で作った」


メアによるとこの空間は土魔法で穴を開け圧縮した岩の板を全面に貼り火魔法で焼きながら風魔法と水魔法で研磨して作ったらしい。


「へぇ〜すげぇな」


俺は感嘆の声を漏らした。


「私、すごい?」

「おぉすごいぞ!洞窟に置き去りは可哀想かとも思ったんだがこれなら大丈夫だな」

「うん、ソル安心できる?」

「おう不安は少し消えたかな」


俺は感心し、心配していた事の一つを解消出来た。


「入って」


俺が答えるとメアは俺を部屋に招いた。


「お、お邪魔しまーす」


俺は招かれるがままにメアの部屋に入った。


中は思ったより広く、ひと三人ぐらいならくつろげるスペースはあるだろうか。


俺は毛布をメアに渡し、腰を下ろした。


「あと、外に猪あるから焼いて食うか?」

「おー」


俺の提案にメアは握り拳を上げ掛け声を出し承諾した。


「よし!じゃあ外に出るぞー」


俺はメアを連れて外に出た。


「メア、そこら辺にある木の枝拾ってきてくれ」

「了解」


メアの頷きを確認した俺は、猪を解体した。


因みに俺は刃物を持っていない。

どうやって捌いたかと言うと複合属性—天水

を指先に付与し水圧で切断したのだ。


「集まった」


俺が解体し終わったタイミングでメアが枝を集め終えた。


「おお、じゃあそこにおいてくれ」

「わかった」


俺は解体した肉を骨で串刺しにし、メアが集めてきた枝に火属性を付与し燃やした。


その光景を見たメアは目を丸くしていた。


「今の…どうやったの….?」

「どうってただの付与魔法だけど?」

「あり得ない…触れていない物に付与魔法なんてできるわけない」


俺の呆気ない回答にメアは強く否定する。


「そうなのか?」

「だから使い方が限定される付与魔法より攻撃魔法が重宝されてる」

「へぇー」


俺はメアと話しながら火で肉を焼く。


「説明して!私もそれやりたい!」


メアは好奇心に満ちた目で頼んできた。


「いいぞ」


メアはあっさり承諾した俺を見てキョトンとしている。


「本当にいいの?」

「おう、ただし条件がある」

「条件?」


メアは一度、目を輝かせるが再びキョトンとした顔をした。


「ずっと俺と一緒にいろ!それが条件だ」

「それだけなら、私でもできる」


メアはキョトン顔を続けている。


畜生、恥ずかしかったのに。


俺は涙目になりかけたが堪えた。


「おっ!焼けた、ほらメア食え」

「教えてくれるって事でいいの?」

「おう!教えてやるから食えって!」


俺とメアは焼けた肉に勢いよくかぶりついた。

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