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鎧の人  作者: たい。
第二章 街
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第十五話 洞窟にて

「おい、なんでここを選んだんだよ!」

「んーなんて言うか……勘?」

「そんな理由かよ!ふざけんなよ、剣!」

「俺様はレインフォースだ!いいだろ?早く決まったし。」

そんな言い争いをしているうちに目的地に辿り着く。

近くの茂みから様子を窺う。

そんな俺を見て剣は

「おい、びびっちまったのか?さっさと行こうぜ?」

「五月蝿い。」

「でもよー、どうせーー」

「ああ、分かったよ!どうせ行くことになるんだしな!」

このままここにいても仕方がないし剣がうるさいから飛び出す。

そのまま、近くにいた一人を蹴り飛ばし、「ミハルはどこだ!」と声をかける。

返答は拳で返ってきた。

「ああそうかよ、そっちのが俺もやりやすいぜ!」

剣を抜く。

うるさいし、空気は読めないが、この剣はとても使えるのだ。

剣が靄を纏う。

体が軽くなり、視界が鮮明になる。

敵に容赦はしない。

襲いかかってきた三人の胴を薙ぐ。

そのまま三人は灰になった。

ということはーー

生き残っていた五人が苦しみ出す。

筋肉が膨張し、獣のような姿になる。

「めんどくせえな!」

雑魚ならば雑魚なりに大人しくしてろよと内心で悪態を吐きつつも完全に獣になる前に一人の首を落とす。

残り半分。

一度戦って感じたが、こいつらは馬力は凄いが精度が非常に悪い。

だからこそ範囲が広い大振りの技ばかり出してくるのだ。

ならば。

敢えてあいつらに突っ込む。

慌てて振るった腕が仲間を捕らえ、それにとどめを刺した。

一人を蹴り飛ばしてもう一人にぶつける。

そのままいっぺんに心臓を串刺しにした。

死んだことを確認するとすぐに奥へ進む。

止まっている時間はない。

早く行かないとミハルは危険だ。

あの事件によって敵対してしまったが、元々ミハルは仲間だ。

少し奥に行くとまた獣になった奴らが出てきた。

「何体いんだよ。」

苛々してきた。

こっちは急いでいるって言うのに。

数多の敵を倒しながらとうとう最奥部と見られる場所にやってきた。

ミハルの姿はない。

「ハズレじゃねえか!」

代わりにいたのは巨大な獣。

「悪いな!」

そう言って剣はからからと笑う。

「仕方ないからお前らに全部ぶつけてやるよ!」

ずっと戦い通しではあったもののそんなに体力を消耗していない。

殆どの戦いで相打ちに持っていったからだ。

さっさと終わらせてすぐにミハルを助ける。

そのためにこいつは邪魔。

あの鎧からの言葉もあるしほっとくわけにもいかないからな。

とはいえ、こいつは少々手強そうだ。

剣に靄を纏わせ、臨戦態勢に入る。

獣が大きな声で鳴いた。



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