幻獣との再会と神の慧眼.22
宜しくお願い致します。
[129話]・・・・・[甘やかされた眷属]・・・・・
岩影何者かの姿を発見したハティであった。
焔がそれを見て…あらら…見た事ある娘だな…ルクツ…幻獣がスライムの様な雑魚に襲われてんだが…
(シルフィ)どうしたの…えっ!!?この方どうしたのかな?
「焔」こりゃ…マーレ・リーパースライムに襲われたが、結界で防いだ為に…にっちもさっちもいかない膠着状態ってヤツだな。
(何ともマヌケな状態でハティに発見されたな…ルクツ以外居ないみたいだし…このまま放置してても一向に変わらない膠着状態だろうな…
Lv350以上のマーレ・リーパースライムだからだな…
スライムも生まれたては、何も考えない魔物だが、此処まで進化したスライムは、執拗だから見逃されないだろうな…
さて…真っ黒なスライムボディに核も真っ黒で見辛いが、核を破壊して助けてやらんとな。
考え事している内に、ハティが核を見付けて破壊していたのであった。
「焔」ナイス!ハティ♪
ルクツ?何で私服でこんな所に居たんだ?また男漁りをしてたのか?
(ルクツ)君は、僕の事…知ってる…みたいだ…けど、僕は…君を知ら…ないと思うんだ。
息を乱しながら話すルクツ。
「焔」まぁこの姿で会うのは、初めてだな!交易は、順調か?オリーブオイルと石鹸だけじゃ物足りなくて、
サトウキビや胡椒にも興味沸いたか?
(ルクツ)!!!!!?交易の事とか…誰に!!?
「焔」ルクツも私服でヴァルト大陸は、危ない気がするし防具身に付けた方が良いぞ♪カーバンクルだから結界を何時でも張れるかもだがな。
(ルクツ)君は、誰なんだ!?
「焔」全く…交易について話すオスは、私ぐらいだろ?鈍感なカーバンクルだな。
(ルクツ)えっ!!?
「焔」私は、焔だ!お前に交易させ!オリーブオイルの作成方法等を伝授した。
(ルクツ)ほむら様!?ほむら様何ですか!?うわあああぁぁぁん!!!?
ルクツは、焔と聞くなり叫びながら焔に抱き付いたのであった。
「焔」ルクツに耳打ち[ルクツ聞け!色々あって今は、人族に魂を移している状態だが、私に関する全ての情報を隠せ!話せる状況じゃない!
異界の他神の眷属を連れているから、話せん状態だ!後で話してやるから、この場では、知り合い程度にしとけ!良いな?]
(ルクツ)耳打ち中[はい!焔様の御言葉に従います]
(シルフィ)知り合いだったんだね!
「焔」そうだな!本体の私を知る者さ!さて、ハティ我が肩に乗りな!(なんか馴れ馴れしさがパナいが…ルクツに何があった?)
<キュイ♪>
「焔」ルクツとシルフィも私の腕に掴まれ!迷彩強化結界解除!
フローティア大陸原初の森転移<キン>
「焔」ルクツこれ渡しておく!
(ルクツ)此は…何かの薬と水?
「焔」飲め!?
(ルクツ)はっはひっ!?<ゴクン>
「焔」[念話中]
ルクツ聞こえるな?《思念伝達》を一時的に出来る薬を飲ませた。(一々スキル与えたり事後スキルが残ってたりすると厄介だからな…一時的で十分だ)
(焔様?)
「ふむ!問題ないな!此で後で合流出来るだろう!」
(念話みたいで便利ですね♪)
「まぁな!後程落ち合うぞ!」
(御言葉のままに。)
ヴァース大陸中央転移<キン>
迷彩強化結界!発動!
焔は、結界内の魔物を瞬殺し腰を下ろしたのであった。
ハティは、焔の側で寄り添い!シルフィは、正面に座ったのである。
(シルフィ)此処は、どの様な場所なの?
「焔」此処は、ヴァース大陸だ!魔物の平均Lvは、50程度だが各種基礎能力値だけで見れば、
シルフィの各種基礎能力値と同じくらいのステータスを持つ魔物の多い場所だ!
(ラステルは、鬼人族等の顔見知りが多いからな!ヴァース大陸なら、顔見知りから距離が離れ過ぎてるから大丈夫だろう。
ダークエルフの女にさえ会わなければ、問題ないからな…ダークエルフ状態だから、気をつければ大丈夫さ)
(シルフィ)なるほど!ステータスが近い魔物がLv50なんですね…
「焔」魔物もこの世界では、進化する生き物だからな…それに比べ、ダンジョンの魔物は、神々に創造されし生物だからな!
進化するのとしないのでは、強さが桁外れなのさ。(ヴァイスのLvとテラのLvには、違いがある?いや…多分間違いなく人体の劣化が原因だろう…)
(シルフィ)進化出来ない人族は、そんなに強くなれないのかな?
「焔」(人体の劣化した器では、Lvを上げて補うしか方法ないな!シルフィの求める強さが、英雄なら後は、努力次第だな)
そんな事気にする必要ないんじゃないか?シルフィの目的が英雄なら、この世界の魔物など今だけの戦闘訓練なのだからな。
(シルフィ)そうだけど、焔君の従魔は、Lv350以上の魔物を簡単に倒していたし…
「焔」シルフィ…従魔と眷属を一緒に考えるな…
従魔とは、心から互いを認め合い生涯を、主人に尽くす意識を持ち信頼深い存在だ。
【人神】の眷属と一緒にされても困るんだがな。
(シルフィ)そうなの!?私が焔君の従魔になったら、強くなれんじゃないかな?
「焔」お断りさせて頂きます!(何故!考え無しに言うかな…)
(シルフィ)即答!!!?
「焔」人族を従魔にするなんてあり得ない!?冗談でも言うべきじゃない!
神の従魔は、従魔となれる存在が決められているし、新規で従魔とするとしても、魔物やエレメント辺りとされる。
人族は、眷属になれても従魔には、なれない!ロキに教えられなかったかい?眷属なら知っていて当然の事なんだがね…
(シルフィ)神の世界の決まり事なのね…
「焔」いやいや…流石に其は、無理難題だな!ロキの眷属が私の従魔って…人が竜神の眷属になる為だとしても資質が必須だ!悪いがシルフィには、資質が無い。(【人神】の世界では、決まり事なんだが、
《竜神》の世界にそんな理は、存在しないさ!シルフィを従魔に出来ない理由は、ロキの眷属だからだ。
人族を従魔と出来るが、色々制約が課せられる為!人族が好んで従魔の道を、進む訳もないのだ)
(シルフィ)眷属になれるのに、従魔になれる訳ないよね。
「焔」シルフィが幻獣や【シルフェン】だったなら従魔になれたけど、英雄には永遠になれないし全ての自由を失う事になるな。
其を喜んでなる存在こそ従魔になれる資格を持つ存在なんだからね(そう言う問題じゃないんだが、勘違いを正すのも面倒だ…
事実だが、そんな扱いする訳がない)
(シルフィ)なっ!?自由失う!?英雄になれない!?永遠に…其は、困る…無理難題だねホント…
「焔」強くなるのに、近道ないと思うよ!努力無くして道は、開かれないと思うけどね(自分が何を言っているのか分かってんのかな?)
私も此処まで一切手を抜かず走り抜けて来たけど、挫折や妥協や苦難や絶望味わって此処に居る。
(流転含めりゃ悲惨な生死だったからな…前世の記憶が、最も悲惨だっただけに、努力し捲ってるって!?)
(シルフィ)努力が足りないか…
「焔」食事にしよう!もう夕刻故に!
焔は、アイテムboxから数々の料理を出し振る舞ったのであった。
考察中!
シルフィの狙いの1つは、私に干渉して力を得られれば良いと考えていたのだろう!結局楽して得られる力がものに出来れば、と、
深く考えてもいないって事だな!まぁ《竜神》ともなれば嫌でも心の内が流れてくる…シルフィの力を得たいという欲望が垂れ流し状態だったからな。
従魔と成れば力を得られる…か!浅はかな考えだな…ロキに甘やかされ過ぎだ…
眷属とは、力を得て恩恵などにありつけるが、その実努力を怠れば、神へ依存し甘んじているだけだってな。
其が行き過ぎた結果異界の神を利用出来ないかと結論を出し現状だ!一途なのは、買うがそんな力で英雄とは、
認められる筈もない…ある程度強くなる手助けしてやるけど、魔物との闘いの中で、魔物の弱点をどの様にして衝くかを、
自分なりに考えて即座に行動に移せるかだな!其が出来るなら、余裕さえ生まれるから、ユニオンの者達とパーティした時に、
仲間を守りながら成長して行けるだろうよ。
困った娘だな!ロキが眷属の説明を、怠った結果他神に迷惑掛けたと、ロキは気付いていないのだろうな。
今日の経験値稼ぎで、しっかり経験値を稼いだのは、ハティだけだ!Lvによる手助けは、しない様にしないとな。
其をしてしまうと、普段シルフィとパーティしてをいる者達と、かなり離れてしまうからな!種族が違くても経験値2倍は、差を生むからな。
ハティが倒す魔物だけに、木屑の木針で攻撃して経験値を稼がせていたのだ。
ルクツに会って説明しとく必要もあるな!騒がれても面倒だからな…ルクツは、交易で顔が広くなっているから、騒がれたらマズイな。
ハティを置いていこう!もし結界からシルフィが出てもハティが側に居れば、どんな状況でも対応可能だろう。
まぁ従魔が此処まで万能な存在とは、知らなかったが従魔が体感している状況を、
私も体感し私が従魔の意識を、乗っ取って自在に操れるなんてな。
従魔を得て真相を知るとはな。
考察終了っと。
[130話]・・・・・[違和感]・・・・・
「焔」シルフィ湖に水浴び行かないか?
(シルフィ)水浴び♪行く!
「焔」んじゃ掴まってな!
湖転移<キン>
着いたな!
焔は、真っ裸となり湖の畔でハティを洗い!自身の体を洗い湖で泳ぎさっさと、体を拭きハティを拭き装備をアイテムboxから出し装備を整え!
シルフィが出るのを待ったのであった。
(シルフィ)気持ち良かったー♪さっぱりしたよ♪
「焔」んじゃ掴まってくれ!
(シルフィ)うん♪
「焔」迷彩強化結界内!転移<キン>
アイテムboxからテントを出し寝られる様に敷き布と毛布を用意して、シルフィに此処で寝る様に指示して!
もう一組のテント一式を出しハティに、シルフィが結界を出る様な事あったら、護衛する様にと指示したのである。
「焔」シルフィ!用を足すなら此処の栫でしてくれ!其から私は、顔出す所があるから先に寝ていてくれ。
(シルフィ)うん!分かった。
焔は、フローティア大陸の原初の森へ転移<キン>
(ルクツ)焔様♪
《思念伝達》でルクツを呼び出しておいたのである。
簡易迷彩結界発動!
「焔」ルクツ久しいな!
(ルクツ)焔様!?何処行ってたんですか!そのダークエルフの姿は何故!?焔様の側に居たの【シルフェン】ですよね!?
従魔にしたんですか!?ぜんぜん商売に来てくれないし!?会えないし!色々交易物あるのに教えてくれないし!?
「焔」待て!一辺に言い過ぎだ!【かくかくしかじか】と言う訳で、現在異界で開かれし争奪戦に参加中だ(そもそもルクツに言う必要ないのだがな…)
(ルクツ)焔様は、この世界の為に行動していたのですね!?申し訳ありません!自分の事ばかり…でも!【シルフェン】を従魔にしたなら!私を従魔にして下さい!?
「焔」ん?ルクツは、幻獣カーバンクルの名を受け継ぎし幻獣だろ?従魔にはなれないんじゃないのか?
(ルクツ)受け継ぎを済ませれば、フリーの幻獣になるから、従魔になれます!!
「焔」だとしても、従魔としての役割を理解しているのか?気軽に従魔と立候補している様だが、私の従魔になると面倒だぞ?
(ルクツ)面倒?何故ですか?
「焔」私は、この世界を完全に掌握している最高位神の立場にある!従魔となる者は、
記憶そのままに完全初期化され新規の幻獣体となるらしい!通常の幻獣の幼体では無く!
私の好む形の幼体となる様だ!まぁ其をおいても、交易を誰かに引き継がせたりもあるだろうし!
一切の自由を失うのは、幻獣カーバンクルとして生きてきたルクツには、辛い選択だと思うけどな。
(ルクツ)そんな事ないです!!焔様のお側に居られるなら、全てを捨てても惜しくありません!永久に焔様の従魔にして欲しいです!!!
「焔」ふむ…ならば止める訳にもいかんか…其処までの固い決意があるのならな…(でも…何か嫌な感じがあるんだよな…)
此処に居てやるから、全て引き継がせてこい!そしたら従魔契約してやる。
(ルクツ)はい♪焔様!行って来ます!!
ルクツは、颯爽と原初の森を出て引き継がせに行ったのである。
まさかルクツが私の従魔になりたいと、言い出すとは思わんかったな…初めての出会いで肩から腕を切り落とし額の宝石を割ったが、
確かに、交易任せた辺りから、心境に変化があった様だが、何故彼処まで好かれたかは、疑問だな…
ルクツに其処まで好かれる様な事したかな?恨まれても可笑しくない出会いだったんだが…うーん…交易で感謝されたが、
労働に見合う報酬が必要だと思ったからであって、好意とかじゃないんだがな。
しかし、立候補従魔って…何か嫌だな…今世竜神となったが、ルクツってハティと全く違うんだよ…もう幻獣ルクツは、人化が見慣れ過ぎて、獣って感じが無いんだよな…
ハティの獣感が可愛いから癒しだが、ルクツに癒しを感じ無いんだよな…強引に詰め寄ってくる感じも…なんかな…
従魔は、名付けがより愛着湧くんだよな!名付けされてる時点で、ルクツは微妙なんだよね…他に!名付けが可能なのは、ケセランパサランか?いやいや…
あれは、普通に可愛いし進化した姿とか見たくないし従魔にはしないな。
竜族か?いやいや…この世界の竜族を束ねるのは、アルザなのだからしかも、生まれた時点で名があるし…
候補で有力なのは、【シルフェン】か【コロン】だな!まぁ増やすとしても先の話だな!ルクツとハティで十分だし!
ルクツが従魔か…サラとかケイトとか属性系じゃなくて幸いだな!
結界スキルの扱いをハティに教えてくれりゃ!ハティの万能性もより期待が高まるしな!
闘いだけの従魔など要らんな…しかし…簡単に従魔にしてやる何て言ったけど…大丈夫かな?違和感があるんだが…
3時間経過・・・・
【一方】
(八雲)まさか暗殺部隊を差し出したら、聖硬貨60枚報償戴けるとは、思わなかったね♪
(アリア)あのダークエルフさん気前良いよね♪しかも助けて頂いたから、もっと何かお礼したかったね。
(沙夜)もしかして、竜種族様の人化した姿だったのかもね?
(リゼル)えっ!何でそう思うの?
(沙夜)ヴァム王国が敵対国なのは、誰でも知っている事だけど、何故敵対国なのかは、竜種族様でも無ければ知らない事じゃない?
(リーシャ)確かに!知らされてないから当事者やその身近な方にしか分からないかも!
(八雲達)なるほど!あるある!そう考えたら辻褄合うな!此からは、ヴァム王国の奴らを見たら竜の谷に突き出そう!だね。
(八雲達)そうそう!朱里さんの三混聖勇者の武具を、神様が破壊して二度とヴァム王国は、三混聖勇者を召喚出来なくなったらしいよ!
その神様もダークエルフの姿だったって!でも!不思議じゃないね♪この竜の谷は、竜神様がウジャウジャ居るのだから、人の理解を越える事も可能だと思うな。
報償金合わせて4人分の防具購入出来るね♪1セット聖硬貨30枚だからね!残り1セットも購入する為に、魔物売却して稼ごう♪【幸運福珠】も数個購入しておこう♪
【幸運福珠】って凄いよね♪振り掛けるだけで、約30分魔物のドロップ率アップと経験値アップって!!まさか…試しに使って【百眼石】を2つもドロップするなんてね♪売値1個聖硬貨15枚だった!
この分なら、【幸運福珠】で稼げるかもね♪【幸運福珠】も1個聖硬貨1枚するだけあるよね!でも当たりはずれがあるから、戦闘場所選びは、慎重にね。
当然♪分かってまーす♪やはり西の旧魔王城旧跡で戦闘するしかないね♪魔物のLvも200辺りだからね♪強い魔物ほど善いドロップだからね♪
[和気あいあいと、見てて飽きないパーティじゃのぅ!ドジっ子発動する度に、相変わらずと思うが、面白いのぅ]
有り難う御座いました。
次回も早めに更新出来ると思います。




