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今日は遠征というやつに来ています。
普段狩りをしている林や山より、ずっとずっと遠くで狩りをしているのです。
もうすぐお祭りがあって、お祭りには特別なお肉を使ったごはんを出すのだそうです。
特別なお肉狩りを失敗しないために、たくさんのハンターと一緒なのです。
まあ、ハンターじゃない人も混じっているのですが。
「こちらのテントが臨時の受付となります」
お姉さんがいますよ。
街まで戻らなくても、依頼が受けられるのです。
「流石に炉は持って来れねえが、研ぎ直しや歪み取りは引き受けるぜ」
おやじさんもいますね。
道具が壊れても、何とかしてくれるみたいです。
「見に来たぜ、ハンターの狩りってヤツをな」
なんで角の人までいるのですか?
まずは狩りをしやすくするために、関係ない獣を追い出すのですが……
「そこだ!刺せ!横から行くんだよ!」
角の人がオグリのおとーちゃんみたいになっています。
オグリのおとーちゃんは、公園の有名人でした。
わんせぐ?とかいうのを見ながら「させー」とか「まくれー」と叫ぶのです。
オグリが紐を引いても、ズボンを噛んで引っ張っても動かない変わった人でした。
「とったー」で終わるところもおんなじですね。
角の人は声が大きいので、余計にびっくりしてしまいますよ。
今ハンターたちが狩ったのは、たぶんイノシシですね。
でも、街の近くで狩るイノシシとは違う種類みたいですよ。
匂いが違うのです。
普段狩っているのは、コブツキと呼ばれています。
ここにいるのは、イシクイというらしいです。
このイノシシは本当の獲物ではありません。
邪魔だったので、ポンっと狩られました。
本当の獲物を狩る前のごはんになるみたいです。
本当の獲物はマイカガシというヘビなのだそうですよ。
なんと、ヘビなのに空を飛ぶらしいです。
まあ、ついこのあいだ人が飛ぶところを見たので、ヘビが飛んでもおかしくないですね。
ごすじんが、本当に飛んでいるのではなく、滑空だと教えてくれますが、よくわかりません。
トリと違って、上に飛べないということは覚えました。
それにしても、ヘビっておいしいのでしょうか?
どうやら、そんなにおいしいものではないようです。
鱗があって空を飛ぶので、ドラゴン?を食べた気分になれるみたいですよ。
ドラゴンというのがよくわかりませんが、そういった偽物はエンギモノと呼ぶみたいです。
うーん、わざわざ偽物を用意して食べるのはなぜですかね。
本物を狩って食べた方が、きっと嬉しいはずなのです。
まあ、ドラゴンがどこで狩れるかは知らないので、狩りに行けません。
どんな相手かもわからないので、狩れるかどうかも、まだ謎なのです。
今日は準備の日なので、まだヘビは狩りませんよ。
ごすじんを手伝って、布の家を作るのです。
布の家はすぐにできる家ですが、順番通りにやらないとできません。
ちゃんと順番がわかっているごすじんは、やっぱりすごいですね。
家ができたら、後はどうしましょうか。
なんて、私は知っているのですよ。
ごすじんの荷物の中に、木のお皿が入っていることを、です。
ふひひ。
円盤捕りを楽しんだので、布の家に戻ります。
この布の家が、今日の寝床なのですよ。
円盤捕りのとき、他のハンターが、興味深そうにこちらを見ていました。
真似をして、お皿を投げ始めた人、その皿を捕まえる人もいましたね。
あとは、集まってお酒を飲みながら、話をしている人が多かったですね。
持っているコップから漂ってくるのが、お酒の匂いです。
「ちょっと狭いねぇ」
えーっと……?
「タダで泊まろうなんて思っちゃいないさ、何なら体で払ってもいいんだぞ」
なんで角の人が入ってきますか?




