転生直後
結局、あの変な奴は、私が敵として記憶したら、ケンノーがとかシンカクがーとか喚いて、居なくなりました。
何か、ここ?こっち?この世界?では、野菜も食べないといけないみたいです。
前と違って、体がごすじんっぽくなったのです。
それで、体の中で作れない栄養があるから、野菜から摂るしかないんだそうです。
変な奴の後に来たおじいちゃんが、そう言ってました。
ごすじんが居ないので、缶詰もカリカリも用意してもらえません。
でも、そのおじいちゃんが約束してくれました。いつの日か、ごすじんも呼んで来てくれるのだそうです。
いますぐ呼ぶと、ごすじんが痛い思いをすることになるから、我慢して欲しいと言っていました。
そうなのです。結局、おじいちゃんも私をごすじんのところへ戻す事はできなかったのです。
その代わり、今のうちに話す練習をしておくことをお勧めされましたよ。
ごすじんとお話できるようにするのは、もう叶っているみたいです。
とりあえず、こちらでの生活に慣れて、ごすじんがいつ来ても大丈夫なように準備をするのです。
でも、準備って何をすればいいのですか?
お金?
うーん……よくわからないです。探せばいいのですか?
まあ、よくわからないけど、おじいちゃんが言ってたことを、とりあえずはやってみるのです。
おじいちゃんは、変な奴と違って、うさんくさい空気はまとっていないのです。
何か、償いとか言ってましたね。
ふふ、またごすじんに会えるのですよ。
大丈夫なのです。
私は「まて」ができるえらい子なのです。




