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猟犬と転移者  作者: タンナファクルー
第二章 観測者は盤面を読む
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第19話 圏界

尾根は風が抜ける。


木が疎ら。


宇野は息を整える。


首元に布を押さえる。


佐伯は前を見たまま言う。


「もうちょっとだけ進も」


宇野は頷く。



森は暗くなり始めている。


「他の奴らと合流できないのか」


「今二人でしょ」


佐伯は少し肩をすくめる。


「三人で跳べる?」


「……でも知らせないと」


佐伯は歩幅を変えない。


「じゃあ戻る?」


「往復で、どれくらいかかると思う?」


宇野は黙る。


佐伯は空を見上げる。


「もう暗くなるよ」


少しだけ首を傾げる。


「暗いと飛びづらいでしょ?」


宇野は視線を逸らす。


わかっている。


佐伯は続ける。


「さっきより兵士が増えてる」


宇野が顔を上げる。


「増えてる?」


「うん」


尾根の向こうを見る。


沈黙。



佐伯が振り返る。


「今は距離を取ろ」


一拍。


「とりあえず西」


宇野は一瞬だけ迷う。


それでも頷く。


触れる。


転移。


森はさらに暗い。



_距離を取る。

_高低差を稼ぐ。

_東から離れる。


対象:群れ


行動規則:単純

予測:可能


_追跡者の調整。


森本君の位置:良好

射線:確保


対象:グレッグ


接触予測:50分


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