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Queen Rose  作者: (。σ-ω-)σ【凛汰】
7/10

理解。

 侍女長の元まで案内してくれるとロワ(in王様)はどこかへ行かれました。それを見送って、私は目の前にいる年配の女性へと目を向けました。

 皺ひとつない侍女服に身を包み、くすんだ金色の髪はところどころ白が混ざっています。その髪も綺麗に結い上げてあり、ベテランのキャリアウーマンといった感じがします。


 「あなたが今日から来た方ですか?」


 「はい。今日からお世話になります。ローザと申します。」


きちんと腰を曲げて礼をします。第一印象は大事って言うもんね!


 「丁寧にありがとうございます。私は、この王宮で侍女長を勤めているユーリ・リディアと申します。ここでは、仕えている侍女がいない方を選んでいただくのですがあいにく先日やめた侍女が仕えていた方二人しかいません。そのお二方はやることも少ないので次の侍女が入るまでそのお二方につかえていただけますか?」


 おぉ、来て初日から2人の世話をしろと?結構な重労働なんじゃ・・・。いや、でもやること少ないって言ってたし。綺麗でかわいい子だったらいいなー。侍女って言ったらやっぱり綺麗なお姫様のそばでそのお世話をする人でしょ?どうせなら優しくてかわいい子に仕えたいでしょ?


 「その方々の名前と少し詳細を言いますのでしっかり覚えてくださいね。」


 「はい。」


 「まずは、黒薔薇騎士団団長リュカス・イリナウス様。子供がおられないイリナウス家に養子として来られました。若いながらも団長としてしっかり努めておられます。基本、お忙しく就寝の時以外はおられませんのでおもにお掃除のみとなっています。

 もうお一人は、白薔薇騎士団団長ルシアス・マーリラッド様。同じくマーリラッド家に養子として来られ、一生懸命努めていらっしゃいます。

マーリラッド様も就寝とお休みの日以外はほとんどおられません。なので、お掃除と休みの日のお世話のみです。

 わかりましたか?」


.........わかりません。なぜ、男性なんですか?侍女って女性に仕えるものだと思っていたのは私が間違っていたの!?

まぁ、楽だからいっか。もしかしたら傲慢な女性かもしれなかったし。


 「はい、わかりました。」


そう返事をすると、ユーリさんは一瞬眉を下げ申し訳なさそうな顔をします。

なぜ、そんな顔をするのですか?


 「では、これがそれぞれのお部屋までの地図です。私もそろそろ仕事へもどりますね。こちらの方でも気をつけますが・・・・・頑張ってくださいね。」


な、に、が?何に気をつけるの??なんかいやになってきた。帰ってもいいかな。ユーリさんの言葉に気を重くしながら歩いていると向こう側からとてもきれいな女性の方があるいてきます。それも3人も!おぉ、眼福。端により侍女の礼を取りながらばれないように見ていると、その女性達は私の目の前でピタッと足を止めました。


 「あなた、見ない顔ね?新しい子?」


そう話しかけてきたのは一番前にいた方でした。

うわー。綺麗な服。装飾品もキラキラしてていったいこの人総額いくらだろう。

 

 「はい。本日からココで勤めさせていただくことになりました。ローザと申します。」


 「そう。私は、この国の第一姫。ティリア・ヴァンバロンよ。あなたは誰につかえる子なのかしら?」


その質問に周りの女性も私を睨みつけるようにみてくる。まず、じぶんで第一姫って言うとかかなしいよ。

まぁ、身分は教えてくれて助かるけど。


 「私は、イリナウス様とマーリラッド様にお仕えするよう仰せつかってます」


 うわ。その瞬間の獲物を見つけた3匹の獣。目の前の女性は可愛い女性たちのはずが一瞬にして捕食者の目に変わりました。

うん。ユーリさんの言葉の意味がわかりました。ついでに言えばやめていった方の気持ちも。

団長さん達イケメンなんですね。この女性たちの反応でわかりますよ。はぁ、先が思いやられるよ。

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